今回のうるま滞在は、さすがに二週目ともなって、家を出る時に本を持って出た。
「ディープ・ブルー」
ディープ・ブルー (角川文庫) (文庫)
ケン グリムウッド (著), Ken Grimwood (原著), 布施 由紀子 (翻訳)
有名なスパコン(チェスで人間を破った)ではなく、イルカの話。
まだ読み始めたばかりだけど、とても興味深い。
多分、仮説、によってストーリーが展開していく。
その仮説とは、イルカ達は例の愛らしい声で論理的な言葉を交わしてコミュニケーションしてるわけではなく、超音波でスキャンした映像や自ら伝えたいと思ったイメージを超音波で伝えてるって仮説。
(ちょっと間違ってるかも)
ストーリーは、イルカ達が自分の考えや思いをイメージでやりとりしながらイルカ社会を営む。危険を知らせるなら、伝えたい相手が危険に晒されるイメージを伝えるし、好きな相手には一緒に旅するイメージ、陣痛に苦しむお母さんイルカにはスキャンした子供の姿(音波だからできるんだよ)を送って力づける。
イメージでコミュニケーションするのは、イルカやクジラ達。そして、幼少期に不思議なイルカとの接触経験を持つ人間。その仮説を証明しようとする女性研究者。
ストーリーの中に中南米のマグロ漁がイルカの群れを目印に行われるシーンがある。
マグロに混ざって一緒に大量に罠にかかり息絶え、捨てられるイルカ達。
イルカたちの(仮説が本当であろうと無かろうと)なんか素敵な世界。嘘が無い世界。
そして、人の行いは罪深い。
※そしてイルカ達のメイティング(SEX)の描写も素敵だったりするのでした。
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