*映画「Smoke」
90年代始めのニューヨークの下町が舞台。
愛する妻を強盗事件に巻き込まれて失った作家ポール。20年以上欠かさず毎朝8時に自分の店を通りの向こうから写真に撮るのが日課の、ポール行きつけのタバコ屋の主人オーギー。
物語りはあわや車に轢かれそうになるポールを黒人の少年トーマスが助ける事で、ポールとトーマスに友情が芽生えるところから始まる。しかし、トーマスは幼少の時に両親と別れ、伯母の家から父を探しに家出していたのでした。名前も偽るほど自分を明かさないすねた少年トーマス。
やがて下町の大人達がトーマスの心を開かせ、父との再会を果たさせる。
トーマスの幼稚な嘘と大人達の温かい嘘。
最後のシーンでオーギーがポールに秘密を打ち明ける。この時のオーギーのセリフが僕の胸に響いた。
「秘密を分かち合えない友達なんて、友達といえるか」
そしてポールが答える、
「それが生きてる証」
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