今夜は僕の新しい友達を紹介しよう。
実は、彼とは引越しの日に挨拶していた。お隣におばあと一緒に住んでいる。
おばあを守る事、それが生きがいのようなヤツだ。
引越しの日はバタバタしてたこともあって、彼が僕と同じぐらいの年齢だということ、最近、おばあにベッタリで、全然、外を出歩いていない事、そんな話を聞いた。挨拶はしたのだが、彼は、相当照れ屋のようで、唸ったまま奥へ消えた。
だいたい、彼は、深夜明け方でも平気で大声を上げるときがある。
そんな奇行をおばあは大変気にして、よく僕に「夕べはうるさかったでしょう」などと言うのだが、それ以上に、そもそも隣は田舎道にぽつんとある雀荘なのだから気にもならない。
雀荘にも負けないほど深夜まで音楽をガンガンかけているのは僕だったりして、むしろ、そっちがきになるほどだ。だからいつも声は聞こえているが、「いや、そうでしたか?気になりませんねぇ」などと誤魔化していたのだった。
そんな日から早一ヶ月が経とうとしている今日、タクシーで帰ってくると彼が隣の彼の家の玄関でおばあと佇んでいる。夕涼みのようだ。
「こんばんは」声を掛ける。
「あらまあ、お疲れ様。今日は自転車じゃ無かったの」とおばあ。
あれこれ今日は自転車じゃなかったややこしい事情(朝寝坊)を話した後、彼に声を掛ける。
僕:「涼しくなったから、たまには、一緒に下のビーチまで散歩しましょうよ。外の空気も吸ったほうがいいですよ。」
彼:「ウォーん」
という事で、彼、シェパード犬の「ラッシー」(←ここ笑うとこで~す)、オス7才は、無事に僕と一時間余り散歩してきたのでした。ちなみにこの家でもう一匹飼っている柴犬の名前は「キティ」です。
このネーミングセンス、シャレじゃないから凄いんです。全国広といえども、キティと名づけられた犬は皆無、ラッシーと名づけられたシェパードも、多分、いないと思います。
という感じで、夕飯は大部遅くなったけど、楽しい夜なのでした。
※一応昭和な話題なので補足1.
ラッシーといえば「名犬ラッシー」で、あれはコリー犬です。
※※これは昭和後期~平成の話題なので昭和中期団塊の方向けに補足2.
キティといえば「サンリオのキティちゃん」で、あれは猫ということになっています。
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