火曜日, 4月 14, 2009

シーミー(清明祭)

おはこんばんちわ。今日、自分が新人類世代だと知りました。

さて、沖縄では、先週辺りからおよそ一ヶ月の間、シーミー(清明祭)というナイチ(本土)でいうところの"お彼岸のお墓参り"の期間となっている。

ナイチとの違いは、なんといっても会食の場所だ。
墓前で会食をするのだ。しかも、親戚が集まるので何十人もの規模になる。
パッと見、ピクニックの様になるのだという。


先日の日曜日、夕方遅くに外出先から帰ってきて、大家さんにちょっとしたお土産を届けた。
その日は大家さんの娘さんの嫁ぎ先がシーミーだったという事で、お重があるから上がって食べていけという話になった。


そのお重がこれ。

左側が「お餅」で中にたっぷりの小豆が詰まっている。
なんでも、お重一つにお餅は十五個と決まっているのだそうだ。かなり大振りのお餅を頂いた。
そして、右側。こちらは、煮しめや蒲鉾、ソーキ(豚肉)の角煮などが入っている。
こちらのお重は、九種類を詰める、事に決まっているのだそうだ。


遠慮なく全ての品目を頂き、ついでに大家さんちで炊いたソーキも頂き、ご飯も頂き、お茶までご馳走になった。
シーミー様様である。お嬢さんの嫁ぎ先のご先祖様に感謝感謝である。
あまりに嬉しくて、大家さんち自身のシーミーを聞くと、これからだという。
やったー。期待通りの答えだ。
ずうずうしく、大家さんちにもご先祖供養させていただきたいと参加表明をして帰宅したのでした。


沖縄の学校では英語の授業でもシーミーの素晴らしさについてこう習うのだそうだ。
「アイマイミー、ユーユアーユー、シーミーミー。」
こんなギャグに冷たい視線を送る人はこういうのだそうだ。
「シーミーったれた事を言うんじゃない。」
そして、そんな私が搬送される救急車のサイレンの音階はシーミーシーミーシーミー
であったとかなかったとか。

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