金曜日, 2月 27, 2009

うちなんちゅの同僚が

滅多にない東京出張。そして雪らしい。よかったねぇ。

木曜日, 2月 26, 2009

もっぱら

夏という噂です。

水曜日, 2月 25, 2009

事件

このネットの時代をもってしても、いや、ネットの時代だからこそ、知らずにノホホンと過ごしてしまう事件がある。
そんな事件が近所であった。
ノホホンと過ごす毎日、淡い水色みたいな毎日が、そのニュースを知った途端に、バラ色、いや、茶系統の斑色になるような感じ。
もう、今日みたいな夏日の昼食後のノホホン+ポカポカ+ウトウト=ノックアウトな気分を一気に目覚めさせるニュース。


そのニュースはこれだ。

●海岸沿いの県道75号
12月某日23時過ぎ、同僚のIハラ君は、友人と待ち合わせる居酒屋へと車を走らせていた。
その居酒屋へ向かう海岸線の県道、住居もまばらで、街灯も無い。
まして、その日は、モヤっていた。

快調に車を飛ばしていた。昼ならば海を見ながらのワイディングロード。
丘から長い下り坂を下りきり、ビーチに面した自動車学校の前を通り過ぎる。


●何かがいる。。。
と、その時、モヤの中、進行方向の路上に、何かあり得ないものが見えた。
路肩に停車している車のテールランプ。いや、それはあり得なくは無い。
その路肩に止めた車を取り囲んでいる大きな、"あり得ない"何か。

人間には防衛本能がある。
Iハラ君は、どうみても防衛本能があるような感じではない(インフルエンザにも思い切りやられていた)のだが、その"あり得ない"光景には本能が反応した。
何が起こっているのか、全く把握できないまま、車を徐行させ路肩に寄せていく。
その時、その群れの中からいくつかの固体がコチラを向き、向かってくる。

●現実逃避
~~BGM 涙そうそう~~
島に生まれ育ち、何不自由なく暮らしてきた20数年の記憶が走馬灯の様に駆け巡る。
せめて、せめて、もう一度だけ、ビーチパーチィしたかった。。。
~~BGM フェードアウト~~

●叫び
あり得ない事に、こちらに向かってきているのは、黒や茶色や白の馬達だ。
総勢10頭もの馬が道路を占拠し、こともあろうか、こちらに向かってくるではないか。
「でぇーじぃ、あり得ない~さぁ」そう叫びながら車を止める。


●落ち着け
たとえ"あり得ない"事でも、事実を認め、受け入れる事で、平常心は戻ってくるものだ。

向かってくる、と思ったが、よく見ると馬達は、気の向くまま草を食べるもの、トレーニングよろしくランニングするもの、ぼんやり暗がりの海を見つめるもの、好き勝手に散らばっている事が分かった。

そろそろと車を前に出し、既に前方で停止している車に近づく。
フロントガラスが割れている。中の人は無事のようだ。


●みんなで後始末
しばらくすると、その近所にある乗馬倶楽部の職員が馬を回収にやってきて、馬を厩舎に戻すのを手伝ったのでありました。

どっとはれ。



ちなみに、、、

この事件を知って学んだこと。
・その乗馬倶楽部は、主にアメリカ人在住者が利用するようだ。たまに観光客も。

↑日本語が変なのは気にしないでください。


・HPの情報が古くなければ、その馬達の名前はおそらく、
「バウンス」
「アール」
「タムロシーン」
「キング」
「ロッキー」
「モカ」
「ビックナカヤマ」
「エッサッサ」
「スライ」
「マコトオーシャン」
「トシスカイ」
「ブライアンジュニア」
であると思われる。
しかし、「エッサッサ」には命名大賞をあげたいものだ。
・この乗馬倶楽部、海を見下ろしながらとても気持ちよく乗馬が出来そうだ。
 観光でも利用できるようなので、興味のある方はぜひ楽しんでいただきたい。


※はみ出し
 この乗馬倶楽部は、僕の家から300mほど下った道路沿いにあります。
 沖縄なのに北海道もしくは東北的な香りが漂い、東京における上野駅のような僕のお気に入りポイントです。

※※Iハラ君は、その夜、居酒屋で馬刺しを食べたとか食べなかったとか。

※※※はみ出し
 このワイディングロード、ビートたけしの映画でも使われている。
 その映画↓。うちの前の県道がきれいに登場します。

今日も

夏日です。冷やし中華とかでもいいなぁ。

火曜日, 2月 24, 2009

夏日です。

凍るような寒さを忘れそう。冷えたコーラがうまいっ!

一年中

地元の茄子が食べられる、そんなうるま市。

月曜日, 2月 23, 2009

大洪水

お弁当袋にチャプチャプ野菜炒めの汁がぁ。。

木曜日, 2月 19, 2009

モーニング

です。ポークが旨い。

火曜日, 2月 17, 2009

人へ感染するコンピューターウィルス

←ウィル・スミス。。。久々の超スッキリ系ムービー。

コンピューターウィルスは人に感染するか。
こんな事を考えてみた。
(以下、アホらしい話です。)

そもそも、人に感染するのは「病原菌」だ。
病原菌が体を蝕み、場合によっては死に至らしめる。
肉体的なウィルスはコンピューターには作れない。
でも、精神的なウィルスだとしたらどうか。

例えば、目に焼きつくような過激な画像とか、怪しい動画でもいい。
トラウマになるような映像で視覚に訴える。

いや、サブリミナル映像をこっそり送り込むなら簡単だ。
これは、コンピューターウィルスよりタチが悪いかもしれない。
映画やテレビでは、サブリミナル効果は禁止されているようだが、コンピューター用ソフトは多分禁止されていない。
。。。と、ちょっとググってみた。

Jokeソフトの類ではたしかにある。
でも、おおっぴらにサブリミナル効果をうたった一般のソフトは見つけられなかった。
(そりゃそうか。。。)

ということは、昔聞いた事がある、映画館で上映中の映画にCokeの画面を差し込んでCokeの売り上げを増やす、
あれがネットでも可能かもしれない。

便利なYoutubeの動画再生ソフトをばらまいて、サブリミナル画像を適宜送り込んでやる。
いや、Youtube自体が、配信する動画全てにサブリミナルCMを混ぜてしまえばよい。
いや、いっそ、GoogleやYahooのトップページでサブリミナルを配信すればよいかもしれない。

毎日数十億ビューあるというから、その効果は絶大だ。(かもしれない)
試しに、「Peace」とかやってみてはどうだろうか。

※サブリミナル効果は科学的には「不明」な技術のようです。
 あるかもしれないし、ないかもしれないし、あるけどそれほどでもないかもしれない。


※はみ出し
久しぶりにJOKEソフトを見ていたら、Microsoft謹製のJOKEソフトがあった。
ブルースクリーンを見事に再生するソフト。
これはいい。MS製で最後まで使うかもしれないWindows用ソフトです。
←これは本当のブルースクリーン。

今週のうるまは

曇り続き、肌寒い日が続いてます。

月曜日, 2月 16, 2009

ドラッカーの遺言


P.F.ドラッカーの、「ドラッカーの遺言」を読んだ。

2005年、たまたま、亡くなる半年前のインタビューから起こされた本。
あっという間に読み終えたのだけど、ビジネス書なのに感動すら覚える本でした。
一般的には、経営とは対象となる製品やビジネスの「量」に視点がいくものだけど、彼は徹底的に「質」に拘り、そして、その質を左右する「人」に注目した。


経営や世界情勢の変化や国のあり方、日本が目指すべきもの、など、多方面に渡ってのインタビューなんだけど、僕は中でも、「リーダーシップのあり形」にとても共感しました。

●人はリーダーに生まれない。リーダーとして効果的に振舞える習慣を持つ人がリーダーに育つ。
●カリスマ(経営者)を唾棄せよ。もう十分に歴史が証明している。「カリスマ性に不快感を持つべき」
●スーパー経営者で巨額の収入を得る人物は信用できない。「経営とは組織の僕(しもべ)である」

もう、これだけでも、リーダーとは、あるいは経営とは謙虚でなければならない事がわかります。
更に、リーダーはこうあれ、と書いています。

●先頭に立たない。「やりたい事ではなく、何をすべきかを考えよ」
●自分の仕事は何か。「できる事を考えよ。」
●任せよ。「不得手な事は自らは手を出さない」
●コミュニケーションせよ。「部下とのコミュニケーションはリーダーの責任」

こんな話を、具体例を交えて、とてもわかりやすく解説してくれています。
なにより素晴らしいと思ったのは、自分の能力に溺れることなく、彼自身がリーダーとして大成したわけではない事です。
その理由について彼はこう答えています。
「自分は、デキの悪い部下にイライラし、人を管理しマネージするのが下手だと悟った」
←不得手な事は自らは手を出さない、だったわけです。

他にも彼は企業向けのコンサルとは別に、恵まれない子供たちへの支援団体へのコンサル(料金は実質取らなかったようです)も手がけていたのだそうです。
「常に学ぶこと」から個人のイノベーションを継続する事の重要性を考えさせられ、人生の質をも考えさせられる本でした。


そして、サーバントリーダーシップにも繋がる話しだなぁと思ったのでした。
リーダーは、チームへの奉仕者であれ。
自分の給料は、誰が、何のために払っているのか。
どうして、そのお金を顧客が払ってくれたのか。
少なくとも顧客は、経営業にお金を払うわけではない。

そんな、当たり前の事を再確認した週末でした。

日曜日, 2月 15, 2009

トロロの家


トロロの家全焼。一応、ツッコミを入れておきます。
(ま、トトロの家というか、トトロ風の家だったわけだし、トロロでも良いかも。)

土曜日, 2月 14, 2009

街で見掛けた

オーワダー!

金曜日, 2月 13, 2009

エンタープライズ0.2

いやぁ、一昨日のサッカー、興奮しましたねぇ。"がっぷり四つ"な試合でした。

今日は、その話題ではなく、ネットのコラムで大変おもしろい言葉に出会った話。
「エンタープライズ0.2」だ。
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/001/

Web2.0の企業版をエンタープライズ2.0というらしい。
そもそも、Web2.0も、わかったようなわかんないような曖昧模糊とした言葉なんだなぁ。
そして、その企業版がエンタープライズ2.0と言われても、曖昧の重ね着みたいな感じ。
それなのに、エンタープライズ0.2は、カナリ共感できる言葉だった。わかりやすかった。

そのコラムでは、ITを黒魔術かなんかと同じレベルで勘違いしているCEOをエンタープライズ0.2と評していました。
魔術だから社員には使わせられない。結果、権力にモノを言わして独善的にITを使おうとして犯す数々のトンデモ行動。
っていうか、そんなCEOに取り入って(ほぼ無意味な)ITを売っているベンダーもいるんだなぁ。

コラムで紹介されていたトンデモ行動の例
・従業員の万引きに業を煮やした社長が、今時ISDN回線で監視用ネットカメラを導入した。監視カメラもトンデモならISDNのオマケ付。
・店頭の社員がサボるからと、web機能は店舗には配置せず、メーカー販売価格をいちいち電話で本社担当者に聞かせる販売店。
 本社担当者はwebで確認するだけなのに。。。
など



できの悪いマネジメントほど「情報」をコントロールしたがる。
人間が動物ではなく人間として存在するのは、「情報」を記録し、共有し、創造の源泉として活用してきたからである。
岩肌に狩猟生活を刻み込んだ太古から、文字→印刷機→インターネットと、情報共有は、人類の本能ですらある。


しかし、いつの時代も、「そんなの権力でもなんでもない、ただの卑屈な意地悪」なのに、権力を手にした多くの意地悪さんは、情報をコントロールしようとしてきた。
そんな、ケツノアナノチイサイ権力者たちを「エンタープライズ0.2」と呼ぶのだそうだ。

コラムでは、ITに関する話に特化していたが、僕の経験だと、エンタープライズ0.2系の方々は、そもそもIT以外のマネジメントスタイルも0.2な感じだった。
独善的、(旧い)体育会系的、硬直的、見栄っ張り、、、、そーんな感じの方々が、ITにも0.2的な態度で接してくる。


その昔、どこの会社でもe-mailを普及させるのに苦労している時代があった。
そんな時期に、普及策の決定打があった事を思い出した。

それは、社長がe-mailを使うという普及策。
これで、それまで全くウントモスントモ定着しなかった社内e-mailが、一気に使われるようになったのだ。




プロジェクトマネジメントの超基本、プロジェクトマネージャーは「謙虚」「柔軟」「実務的」でなければならない。そしてこれは、マネジメントに携わる全ての人に必要。
プロジェクトマネジメントと言ったときに方法論ばかり取りざたされるけど、その方法論が活かせるのは、基本姿勢が成立しているプロジェクトマネージャーだけなのです。

この謙虚な姿勢が出来ていれば、0.2系にはならずに済むんだよなぁ。


でも、"会社"っちゅーのは、競争にさらされているので、手段はともかく、競争に勝つリーダーを欲する部分もあり、難しいんでしょうね。>エプ0.2の皆様。
今の官僚や大戦に突入した当時の政治家、軍人(大本営発表)、みんな超優秀だったハズなのに、アホアホになっていく。


超優秀とは謙虚とセットで始めて機能するんだろうなぁ。
謙虚よりも所得金額の方が数字として可視化されるから、流されちゃうのかもしれないな。




謙虚の単位を考えてみるといいかも。痛みの単位「hanage」のようなヤツ。
とりあえず、謙虚の単位は「kk」なんかはどうだろ。

終戦直後の日本人平均が100kk
バブル当時の日本人平均が30kk
バブル直後の日本人平均が50kk
明治維新の頃の官僚が250kk
最近の官僚が23kk
宮沢賢治辺りが300kk
松下幸之助が320kk
そんな感じかなぁ。
今ひとつ、1hanageほど、基準な感じがしないなぁ。


もうちょっと考えよう。


※はみ出し
 なぜだか僕は、どうしても、十把一絡げを「いっぱひとからげ」と言ってしまう癖があります。
 ネットで「いっぱひとからげ」で検索すると少なからず、僕と同じアホアホさんがいるようで、ちょっと安心。(汗)

※※はみ出し
 体育会系は、個人的には(巻き込まれなければ)好きなのです。罪が無いというか、微笑ましいという感じ。

※※※衆愚について
 何故、謙虚が優れた判断を生む力になるのか、は、衆愚について考えると答えが出てくるように思います。
 ↓に、とてもわかりやすい説明がありました。
http://jsimin.at.webry.info/200801/article_29.html

※※※※謙虚の単位候補「gomen」もしくは「sorry」
 最近観たDVD「ウォンテッド」の主人公の口癖が「sorry」だったな。
 謙虚なスーパー暗殺者になる主人公。
僕は主役より共演のアンジェリーナ・ジョリー狙いだったけどね。(何を狙ってるのやら。。。)
 ちなみに、痛みの単位についてはこちら。

木曜日, 2月 12, 2009

ランチだす。

沖縄の桜前線は、なんか南下するらしいだす。

水曜日, 2月 11, 2009

カニステル、

お店の説明のように、ひび割れること無く、3個のうち2個は朽ち果てました。
一個はこんな感じ。ほんのり甘くて、柿の渋みに通じる香り、ホクホクのカボチャの食感、食べてみても「生」な感じがない。バンコクの露店のお饅頭の餡みたいな食べ物。
以上

as* hole(リーダー不適格者)

連日の政治ニュースで、リーダー不適格者の条件をハッキリ理解できました。
連日辛いハズの某国トップ、僕はあなたに感謝しています。ありがとう。

この際、最低支持率を更新し任期満了まで勤め上げたトップとして、歴史に名を残してください。

さて、今さらなんだけど、僕なりに理解できたリーダー不適格者とは、以下の四項目を兼ね備えた人です。
毎日毎日、興味があってもなくても見せ付けられる某国トップのニュース。
最新バージョンに限らず、何代も前から考えてみるとこの四つを兼ね備えた人がトップになってるようにも思います。

その四つとは。
①目的をチームメンバーに腹に落ちるレベルで理解させられない人。
言葉だけで酔いしれていませんか?
アホなリーダーには誰も付いていきません。

②狙うべき範囲を明確に出来ない人。
他人、特に偉そうな人、に言われるたびにコロコロ対応範囲を変えていませんか?
無能なリーダーには誰も付いていきません。

③チームを信頼できない人。
目的や範囲を明確に出来ないリーダーはチームを信頼できるわけがありません。
自分を信じてくれない他人を信じる人はいません。

④責任を取れない人(「私が責任を取る」と言えない人)
チームが苦境に陥った時に自らの手を汚すことが出来なくてはチームは付いてきません。
リーダーが責任を取らないとわかった時、チームの活動は硬直し停滞します。

そんな感じかな。
あと、自己顕示欲は害だね。
害じゃない場面があるとすれば、チームの外に対する「チーム顕示欲」として発揮するときぐらい。

火曜日, 2月 10, 2009

久しぶりの目から鱗情報(フォルダアイコンを変える)



知っている人は知っている。
いや、知っていたけどそういうメリットには気がつかなかったWindows tips.

ウィルスばら撒き(定額給付金では無い)で、よくある手口に、フォルダーやドキュメントファイルにみせかけた実行ファイルの配布というのがあります。
メールに添付して、あるいはUSBを差したらコピー、などなど何らかの方法でPCにまんまと侵入。
次は、なんとかダブルクリックしてもらいたい。
(ウィルスとてプログラム。「実行」されてナンボのもんなんです。)

そこで侵入後の姿をどうするか考える。
まさか、ドクロの怪しいアイコンだったらいいんだけど、そんなわけない。
まず、アイコンは「フォルダ」の絵にするとよい。
これだと、世の中のうっかりさんと、ややうっかりさんと、たまにうっかりさんと、もう、アイコンだけ見てダブルクリックしちゃう。

アイコンがフォルダでも、ファイル名が「危険なスーパーウィルス」だとバレちゃう。
ここは、まず、「うっふん画像フォルダ」とかにしなくちゃ。

いや、これでも甘い。
せっかくMicrosoftが丁寧にファイルの拡張子を表示しない設定でWindowsを出荷しているのに、わざわざ、拡張子を「表示する」設定にしている人も多い。
特に、古くからパソコンやっている連中。MS-DOSだかなんだか、真っ黒な画面のパソコンの名残を楽しむのか、わざわざ拡張子を「表示する」にしている。


それじゃあ、ということで、妙に長いファイル名にしたりする。
「うっふん画像フォルダ.exe」を、".exe"の前に何文字もスペースを入れるのだ。
「うっふん画像フォルダ .exe」
これなら、よほど注意深くなければフォルダアイコンの絵もあってダブルクリックするだろう。

こーした偽装もあって、そこそこ注意深い人も、ついついアイコンだけ見てダブルクリックしちゃう。
ダブルクリックした後に「実行すんのかよぅ、よく考えろよぅ」とメッセージが出るものの、うっふんを見たい興奮のあまり、OKをクリックしちゃう。


という事で、興奮してOKしなけりゃいいんだな。
拡張子の表示で、後はなんとかなんだろ、と考えるしかないと思っていました。


そーしたら、さすが、セキュリティの専門家。こんな方法を提案しているのを見つけました。
http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/rensai/tipstoday02/tips02.html

ここの解説では、いつものフォルダアイコンをオリジナルにしておけば、フォルダ偽装ウィルスは普通のフォルダアイコンで偽装するので見分けられる、、、と解説しています。
うーん、「オリジナルアイコン」メンドー。

ということで、オリジナルに越したことは無いのですが、あんまり使われていないアイコンに変更しておくのも、"そのまま"よりはいいかも。
と、思い、方法を探してみたところ、ありました。


最近は若かりし頃の探究心がめっきりなくなってきたせいか使っていなかったソフトを使います。
Windows劇的ビフォーアフター設定ユーティリティ「窓の手」。
http://www.asahi-net.or.jp/~vr4m-ikw/

これで、変更は出来るんだけど、やや、オリジナリティに欠けるので、フリーのアイコンを探してきてセット。
で、冒頭の画像になりました。


これで、少なくとも「フォルダに偽装した実行ファイル」は、アイコンを見てわかる。
あとはスーパー興味深いファイルをダブルクリックするかしないかは自分次第という事です。

お試しあれ。

※変更がうまく反映されない場合は、アイコンキャッシュを削除すると良いらしいです。
C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Local Settings\Application Data\IconCache.db
を削除です。

ランチ

食堂そばと弁当チャーハン。

月曜日, 2月 09, 2009

小雨パラつく朝から一転

暖かい日です。

日曜日, 2月 08, 2009

休日に会社で雑談(economic animal)

今日の金ドン賞!「あなたって 便座みたいに あたたかい」
  

●今日のうるま
保守作業立会いで、たった一人の休日出勤の今日、一仕事終えて、外でタバコ"うるま"を吸う。
今日は、風が強いのに寒くない。チャリでは上着を着て来たけど、オフィスや一服休憩はTシャツ一枚で心地よい。

すると、知った顔の人。地元の電気工事会社の人。
隣の新オフィスの工事に来ているのだそうだ。しばし雑談。

彼によると、この不景気で、見積もり回答しても何度も見直し要求が来て、結局、何割も値引きしないと受注できない事が多いのだそうだ。
大手からの仕事ほど、値引きの要求が厳しいという話。
その上、注文内容がコロコロ変わったりして、以前は発注元で十分に調整できていたのに、調整役がいなくなったりしているのか、とにかく受注しても現場は混乱、、、なんだそうだ。

そんな話をして、無人のオフィスに戻る。
まだしばらく定期保守作業は続くようだ。


●コスト削減の皺寄せ
今までは大きな仕事は「利益も大きい」から、当然、優先順位は高くなる。
多少の無理や難題も、それこそ知恵を絞って、信用とプライドをかけて達成してきた。
しかし、今は、機材に対する値引き要求よりも人件費に対する値引き要求が厳しい。
そうすると、「利益は小さい」という風になり、当然、優先順位はジワジワと低くなる。

優先順位が低くなると、多少の無理や難題は、「対応できない」という事になる。
「対応しない」と、信用とプライドを失いかねないので、「注文の仕方が悪いんですよ」という当たり前の言い訳をする。
そもそも、受注した作業だけできる人材を送り込む。現場で予定外の事が発生すれば、出来ないし、やらせないのが当たり前になる。
それが硬直的アホアホサービスレベルアグリーメントなのだ。


●コスト削減の浅知恵
そこまでに至るとようやく、発注側がアプローチを変える。
最初は、「他の業者はいないのか!」だ。
他の業者は当然いるのだ。ただ、他の業者は、最初から「その金額なら決めたことだけやらせていただきます」となる。
こーゆーときって不思議と新しい(玉拾い系)業者にはある特徴がある。
そこで登場する業者は、しっかりした契約書や見積書なんかを用意していたりするのだ。

そこまでいって、あるいは、そんな事を繰り返して、ようやく発注側が理解する。
購入金額を下げると以前のサービスレベルには戻らない、という事を理解する。
もう少し、金額を下げる時に人の話を聞いたりすればよかったんだがなぁ。
残念ながら知恵が働かなかったんだな。

もしくは、購買に携わるヒトが、それまで、本質的な仕事をしてこなかった(購入内容の可視化)、と言えるかもしれない。
いや、購買に携わる人は、財布のヒモを握っている人こそ、自分たちよりも知恵があるだろう、と信頼していたのかもしれない。


●コスト削減は効率化ではない
いずれにせよ、結果的にサービスレベルが落ちる。
何かしら問題が起こる。それから謝って歩く。
こーゆーときって謝って歩くのは値段を下げる判断をした人じゃない。
むしろ現場で業者を変えられると困るぞぅって思っていた人たちだ。

それが嫌なら、影響を受けるであろう人々に、あらかじめ了解を貰っておかなければならない。
あるいは、以前のサービスレベルに戻すのなら、改めて新たに人と人の間を取り持つサービスや、緊急事態に柔軟に対応するサービスを追加で買わなければならない。以前は「誰かが」やってくれていたサービスを買わなければならない。

それも嫌なら、知恵を絞って、効率化するのだ。相手の利益は確保するのだ。
例え外部に発注するような事柄であっても、「なんで安くなるのか」に配慮すれば状況は変わってくる。
お金を払う側が「偉い」のではない。お金を払う側が必要なことを自分では出来ない「愚か者」なのだ。
そう考えられれば、支払う金額を下げる為にしなければならないことがわかるはずだ。


●知恵が働かない
それぐらいの事が想像できないのは残念だ。
あるいは、それぐらいの事を想像できても対応できない(人・会社・組織)のは残念だ。
想像した上で、既存の割高に感じるサービスを現場で確認して、分解して、購入するサービスと購入しないサービスを分ければいいだけなのに。。。

なんか、そういう叩き買いの場面では、思考停止しているのか、全く知恵が働かない。
コスト削減に反対するのは、少なくとも企業の中では「アホ」扱いなのだ。
「見えないところがヤバいから慎重に」なんて言おうものなら、論理的でないダメ社員になるのだ。
知恵が無いのに、現場を見もしない。考えない。
考えずに、見ずに、アホ扱いされないように言わずに、そうやって信用とプライドが崩れていくのかもしれない。


●知恵が働かないなら現場を見る
その昔、スーパーは「安売り」を武器に新しいサービスとして全国に広まった。
しかし、今日のスーパーは、近所の八百屋さんと比べ物にならないぐらい高い。少なくとも僕の住む町ではそうだ。地元で野菜が取れるのに、スーパーでは「商品」としてパッケージされた野菜を取り扱うからだろう。

いつの間にか、「スーパーで買い物をするのが常識」になって、「安売り」よりも「品揃え」や「見栄え」や「営業時間」の方が優先されたようだ。


僕は野菜はほぼ近所の八百屋さんで買っている。
スーパーの裏にある、綺麗な立派な店と言いたいが、どう見てもなんかの作業小屋にしか見えない小さなお店。

そこでの買い物は楽しいし安心だ。
僕が手に取っている見栄えは悪いが新鮮で安い野。
そのお店の人も当然食べている。ついでに、ちっちゃい虫も食べている。
(どうしても、地元産の葉っぱ系には、虫も付いてくるねぇ。たまにだし、慣れてしまえば当たり前の事なんだけどね。)

虫が自分の土地の作物を食べている。
生産者が自分の生産したものを食べている。
販売者が自分の店のものを、自分で食べている。
だから安心なのだ。

その上、八百屋さんのオバちゃんは、調理方法まで教えてくれる。
スーパーに並んだレシピをカラー印刷したカードなんか目じゃないのだ。

●現場を見ない代償
反対に毒入り餃子の生産者、販売する会社、結果的に口にする消費者、がいる。
未だ解決しないあのニュース。

毒入り餃子のメーカーの社長は、自社製品を食べていなかっただろうと想像できる。
彼は自社製品も食べない、現場を(本気で)見る事もなかっただろう。
※ここでいう「見る」は、もちろん、従業員の話を聞いたりして、現場の肌感覚を知る、という意味)


今ニュースになるのは、憎き国への上陸を拒まれ、致し方なく転売先になった自国の不幸な消費者。
まだ毒餃子の被害が続いている。最悪だ。
(ついこの間まで国を挙げて敵国扱いしていた国向けの食べ物を作る。
いくらお金の為とはいえ、製造員に複雑な気持ちだった人がいても不思議では無い。
ブッシュに靴を投げつけ英雄になった人だっているのだ。)

現場で見ない限りわからない人と人の間を埋める為の知恵。
いや、見なくても想像ぐらいできてこそ知恵なのに、見えることだけで判断する人たち。
見えることだけで判断するから、叩き買いした瞬間は安く買ったという見える結果を得て満足する。
周囲も、「知恵の無い行い」を見破ることが出来ない。


●人智、ヒトには知恵があった。ハズ。
なんで経済活動が成熟してグローバリゼーションとか言ってたのにアホアホになったんだろう。
それは知恵よりもお金が優先されるから。
どんなに恵みがあっても、お金に交換できない知恵には価値が無い。


●economic animal
知恵の無い様子を考えていて、この言葉をイメージした。(直接は関係ない言葉だけど。。。)
人ではなくアニマルなら知恵は無くてもいいや。
でも、アニマルなら、現場の土や空気を感じる力がある。それすらできないアニマルって。。。
←アニマルになりたーい!

※はみ出し
economic animalは、1960年代に日本の経済的台頭を欧米諸国が揶揄する言葉として使われ始めたらしい。
それが、時を経て、日本の本質(animalではなく勤勉なんじゃん)が伝わるようになって、尊敬を込めた意味としても使われるようになったのだそうだ。
せっかく一度は尊敬されたのに、「勤勉」はいま尊敬されているだろうか?
そんな疑問を抱かせるのが、今の日本のイメージかな。

※※はみ出し
地元の八百屋さんは仲良くなると本当に楽しい。
レシピだけじゃなく、地域の話、市場での(あまり消費者には伝えられない)話、たまたま品物を委託する生産者から直接話を聞けることもある。
地産地消はいいよ~♪

土曜日, 2月 07, 2009

カンヒザクラ

満開です。

金曜日, 2月 06, 2009

バーサタイリスト(Versatailist:多能な人)

職場で、自分がアホアホなのではないかと疑問を持ち、自分を省みると、、ね

・「スペシャリスト」を極める事に興味を持てない理由。
 どう考えても現場感覚では尊敬できない「超スペシャリスト」しか周りにいなかった。
 もしかしたら「超スペシャリスト」が活かせる職場が現実に余り無いのかも。
 かといって「ジェネラリスト」はハナから期待されていないし、好きではないし、能力も無い。

そんな言い訳を考えながら知った言葉がある。

「バーサタイリスト」だ。

バーサタイリストは、「フラット化する世界」byトーマス・フリードマンやガートナーが"あるべきIT人材のモデル"として使った人材の定義。地頭力型多能人と言っている人もいます。
要は、「何でも屋」だそうです。


さて、このバーサタイリスト、何がどうなのか良くわからないので、いろんなサイトを読みまくってみたところ、こんな姿が浮かんできました。
激動の(フラット化する)ビジネス環境下で、どのエリアのスキルが求められるか予想できなくなっている。
そして、そのエリアは、そもそも過去に無かったスキルが必要なのかもしれなくなってきている。
だったら、新しい事にも柔軟に、かつ、それなりの深さで対応できる人が必要だ。と。

それでもよくイメージできなかったので絵に書いてみた。

うーむ。
網羅していないものの幅広い経験、それぞれの経験は決して浅いものではなくある程度の深さを持っていて、ある部分についてはスペシャリストでもある。


こんな感じかな。

ちなみに、そんな人物に必要な力は以下の三つになるようです。
・想像力(結果をイメージする力)
・バランス(全体を俯瞰できる力)
・抽象化(物事を理解しやすく単純化できる力)

おっと、これは、今、読んでる本に出ている話じゃないか。
プロジェクトマネジメントやコンサルが「ツール」「手法」「フレームワーク」という既知のテクニックや手法に拘り、変化するビジネスに対応できないという話。
ただ、プロジェクトマネジメントであれなんであれ、手法よりもその場その場で「自分の頭で考えよ」というのは、絶対条件になっている。大体、教科書の最初のページにそんな話が書いてある。
最初のページだから、試験には出ないことが多いのかもしれないけどねぇ。


はっ、、、アホアホプロジェクトが余りに多くて、あまりに当たり前の事(自分の頭で考える)をする人をバーサタイリストというようになったのかもしれない。

ナルホド納得。

社食ランチ

フライデーにエビフライ〜!

木曜日, 2月 05, 2009

今朝から

もう暖かいので、裏地無しのウィンドブレーカーで通勤。快適です。

水曜日, 2月 04, 2009

社食弁当と

赤いキツネ

火曜日, 2月 03, 2009

ちゃあんと

弁当。

月曜日, 2月 02, 2009

残念ニュース:普通の会社Google


夕べのことだ。
Googleで大規模な障害が発生したらしい。

原因は人為ミス。
検索結果の全てに、
「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。」
と表示されたそうだ。
ついでにGmailも受信メールをことごとくスパムと判断したようだ。
(損害を与える可能性があるサイトからのメールと判断した)
1時間弱の間、全てのユーザーがこの障害に出くわしたのだそうだ。


うーん、普通だ。
これまでにも細かい障害はあったようだけど、少なくとも、「止まっているよ」という話を聞かないサービス。
銀行のATMでさえ、停止したニュースを見る事があるのに、である。
障害の影響の大きさは人により評価が異なるとは思うけど、少なくとも、こんな事でGoogleが話題になるのは初めてだ。


何もかも斬新な会社と思っていたけど、普通の会社になってきたんだろうなぁ。
あれだけのトランザクションを無停止(に見える)でサービス提供していることは、正直、驚異だった。
そして、いつか、僕が携わる仕事でも脅威になるような気さえしていた。
少なくとも、ずーーーっと、そういう品質でやってきているように見えていた。

"天才"と言われる人たちが、ビジネスに染まっていき、「大人の判断」を繰り返し、なんだか夢の無い会社になった感じ。
「ビジネスに染まる」のは、そんなに魅力的なんだろうか。いや、ジワジワと染まっていくものなんだろうな。


染まっていったように感じた過程を書き出すと、
・株式公開
社員投票だかまでやった末に公開を決断。
ただ、株主にモノを言われたくないから、全部あわせても議決権50%以下にしかならないように議決権1/10の株式を公開した。
創業者は議決権を保持しつつ、大半の株を公開する事で創業者利益をたっぷり得たわけだ。
これは、この時点ではとっても賢いやり方に見えた。

・中国進出
Googleが2007年に中国に進出する際に話題になった事が会った。
Googleは中国政府の要求する「検閲」をするのか、ポリシー「Do no evil」(悪事を働かない)を優先し進出を諦めるか、、、
結論は、中国進出する、でした。
でも、当時は、それとなく苦渋の選択、というニュアンスは伝わってきました。

・ストリートビューのプライバシー問題への対処
それが最近は、"ストリートビュー"でのプライバシー云々のクレーム対応が「大人っぽい」対応だったりしてて、、、
中国進出のときは表情が見えていたように感じたけど、大人の企業は無表情。むしろ冷笑しているイメージ。
具体的に何もなくても、"Do no evil"は、遵法で問題ないでしょ、みたいな印象に変わってきている事に気がつきました。
そもそも、"Do no evil"って言葉は、"自らが定める正義"のつもりだったはずで、「法的に問題ない」だとしたら、誰でもそんな事はやってるよ、っていう話になる。

・リストラ
天才集めてたんじゃなかったっけ?

・中国でのシェア
結局、苦渋の選択で進出したのに、中国で普及していた検索サイト"百度"のシェア奪回には至っていないようです。
あのGoogleが、勝てないのです。
圧倒的な情報量、膨大な検索結果の自然なランキング付け、それこそがユーザーメリットだったのに、検閲するんだったら、その他大勢の検索サイトと、いくらも変わりはしない。

・とはいえ、
でーも、そうは言っても中国に進出しておいて、何かしら学習することもあるかもしれないし、僕が使うGoogleは中国の検閲関係無いし、なにより、サービス開始から大きな障害を起こしていない(ように見える)のは、尊敬に値する、と、思ってた。

・今は。
が、普通のシステム障害でサービス停止。人的ミス。
普通の会社になったんだなぁ。
守るものとか意識に無い学生が言う「Do no evil」に惹かれたんだけどなぁ。
Googleも本当に大人になったってことだなぁ。
そつないっていう感じ。

そのうち、「Google ISO取得」とかニュースになるのかもだなぁ。
カッコワル~。

「Do no evil」を信用できなくなってくると、非公開のGoogle検索アルゴリズムに対する見方も変わってくる。
ブラックボックスの中で何をやっているのか、が、信用できなくなる。
法的に問題ないレベルで良いなら、相当、いろんな事ができるもの。

それにしても、なんか残念なニュースだったなぁ。
僕の場合、Yahoo→千里眼(99年サービス停止)→Altavistaと歩んできてGoogleで落ち着いていただけになぁ。

今振り返ると、検索サイトっていうのは、ネットに溢れる情報を仮想化して見せてくれてたんだと改めて認識。
溢れちゃってるから絞っときましたっていう昔のYahooに、自分で選ばせろ!って転々と検索サイトを変えてきた時期があった。
この「自分で選ばせろ!」っていう、"選んだつもりになっている"感を与えてくれないと、満足しないんだよなぁ。
「Do no evil」が揺らいじゃうと、"選んだつもり"になれないんだよ。

※はみ出し
↓は、オープンな検索アルゴリズムでサービスする検索サイト。
http://search.wikia.com/

※※はみ出し
Wikipediaによると中国のネット検閲システム開発には、780億円投入されており、多くの米国大手企業が開発に携わっている。
Wikipediaに企業名が挙がっているのは、「シスコ・システムズ、モトローラ、サン・マイクロシステムズ、ノーテルネットワークス、AOL 、ネットワークアソシエイツ(現マカフィー)、Google、マイクロソフト等」となっている。

※※※はみ出し
ちなみに、このブログサイトも、中国国内からは閲覧禁止対象だ。「***.blogspot.com」はダメらしい。
ついでに、2chもダメらしい。アホらし。
壮大なる780億円もの無駄。

明らかに

手抜き弁当(汗)

日曜日, 2月 01, 2009

V-Pianoがもたらしてくれるもの

エレピ→仮想ピアノ

ヒトは模倣し、模倣の先に新たな価値の創造が訪れる。
なーんて話は今さらなんだけど、新型エレピの話。

今までのエレピは、サンプリングした本物のピアノの音を音源に使っていた。
だから、音だけで言えば、サンプリングした音の再現性が重要だった。
でも、この方式には限界がある。
サンプリングした音源以上のピアノにはなり得ない。
サンプリングは、どこまでいっても「本物」と同じにはならない。
そして、再生するのも、「スピーカー」なので、やはりどこまでいっても「本物」と同じにはならない。


とはいえ、デジタルピアノもコンピューターの処理能力や記憶容量の発達に合わせ、サンプリングレートを向上させたり、そんな進化を遂げてきていたんだろう。デジカメなんかと同じ進化。


そのサンプリングした音源を使って、ちょっと加工してあげてシンセサイザー的な使い方ができたりして、それはそれで楽しかった。
なにより、調律がいらないのはよい。あと、軽いのも。あと、ボリューム付き、ヘッドフォン対応可能、も良かった。
現実の生活にマッチしていた。

これに満足していたはずなのだが、この満足が霞む様な新エレピが発表されました。
それは、Roland "V-Piano"。

この音源は、単純なサンプリング音では無い。
鍵盤を押す→ハンマーが弦を叩く→弦が震える→フレームが震える→響版に響く、
このプロセスをシミュレートして「ピアノの音」を再現しているのだそうだ。

何が違うかというと、多分、こうだ。
今までのエレピは出来上がった温泉饅頭店頭販売みたいなもので、同じ味で食べ続けるか、せいぜい、トッピングするしかなかった。
V-Pianoは、目の前で温泉饅頭"実演"販売みたいなもので、その場でアンコを選んだり皮を選んだり、蒸し方を変えたりもできるのだ。
うーん、例えがあまり適切ではないなぁ。でも話を続けよう。


ということで、このV-Piano。調律もできるのだそうだ。
複数ある弦の張りやハンマーの固さ、そんなのを調整できるのだ。

メーカーでは「歴史的なアンティーク・ピアノからモダンなコンサート・グランドピアノまで、そのサウンド・バリエーションの可能性は実に多彩」と発表しているが、そんなもんじゃない。
現実の調律では「あり得ない」チューニングもアリだ。
実際、"Vanguard"モデルでは、全ての弦を銀製の弦にした、"あり得ない"ピアノの音も再現できるらしい。


子供の頃、たまに。調律士さんがやってきて家のピアノを調律していった。
でも、「きちんと」調律はしてくれるが、子供の僕が興味があったのは「きちんと」ではない。
あの調律途中の、弦の端のねじを回しながら変化していく音、救急車が通り過ぎる時のような「ポン→パン→フォワン」みたいな音、あれを好きにやりたかった。

このV-Piano、実際にPCと繋いで、ハンマーや弦のCGを見ながら調整することも可能のようだ。
※弦の張りを一本一本調整できるかは不明。

このエレピで理屈を学んで、調律士を目指す人も出てくるかもしれない。
新しいアコースティックピアノを作る人が出てくるかもしれない。

V-Piano登場の凄いのは、そこだ。
V-Piano自体の演奏もいいんだけど、それよりも、シミュレーションから刺激を受け、アコースティックピアノ自体への興味や、新たなアコースティックピアノの創造へと、人の興味を広めたり深めたりする事。


そのうち、どこかで触ってみよう。