金曜日, 1月 07, 2011

スキンヘッド体験記


この年末、スキンヘッドを体験してみた。

いつもは3mmの坊主頭なので、3mmしか違わないのだが、体験してみると何ミリであっても0mmになるということは、無限の違いを感じられるものだった。
ちょっと言い過ぎた。大げさでした。が、思いの外、違いを感じられるものだった。

その違いや気づきを、書き残しておこうと思う。

●床屋さん的面倒な客の第一位
 禿げてる訳でも、薄くなったわけでもない客のスキンヘッドは面倒
床屋さんでスキンヘッドを注文すると、まず、0.5mmの丸刈りにされました。これは電気バリカンでパパっと済みます。が、その後、カミソリで髪を剃るのですが、この剃る作業が髪の生えている面積分の手間がかかります。僕の場合は、一時間ほどかかりました。そして料金はいつもの丸刈り一回分と同じでした。
 床屋さん曰く、「大抵はある程度禿げていたり、髪が薄くなったお客様がスキンヘッドにする場合が多いんですけどねぇ」とのこと。尚、この床屋さんが次回も同じ値段で対応するかどうかはわからない。

●三日坊主の語源
 二日目まではスキンヘッドに見えていたのが三日目になると「坊主頭」に見えるようになります。髭と同じ理屈です。髪も毎日伸びてくるのです。
 きっと、三日坊主の「坊主」とはお寺の住職を指していて、お寺の住職が頭髪の手入れ = 頭をカミソリで剃る、をサボると三日目にはわかったのでしょう。さぽったのがわかる、うっすら頭髪が生えてきた状態を指して「三日坊主」と言うようになったと勝手に解釈して実感してました。
 ググッてみると、「一般の人が出家してみたものの、僧の修行に耐えられず俗世間に戻ってくる」事が三日坊主の語源だということです。しかし、実際には、俗世間に戻ってきた状態が頭を見れば一見してわかったからこそ慣用句にまでなったのでしょう。
僕の実感は当たらずとも遠からず、でした。

●摩擦係数最大
 二日目の終りから五日目辺りまでは、頭の摩擦係数最大でした。
 洋服の脱ぎ着の際にいちいち頭に洋服が引っかかります。天然のマジックテープです。

●意外に寒くいとは感じない
 肌が露出して寒いかと思ったのですが、確かに、寒いことは寒いのですが、常にダイレクトに空気に当たっているせいか、僕の脳が活発に働いているせいか、理由はわかりませんが、ペタッと触ると意外に暖かく、本人的にも、そんなに寒かった気はしません。
 冷たくなった手を頭にペタッとさせて温めるのは気持よかったです。

●意外に怖がられない
 知人にとっては、普段坊主頭を見ていたせいか、ドラスティックな変化というより、「あれ、こんなんだったっけ」的な感じです。

●本人は意外に怖い
 なにしろ、3mmとは言え覆っていた髪が無くなるというのは、どこかにぶつけたら大変、という恐怖はしっかりありました。ぼうしても怪我防止用帽子は手放せません。

●ポリポリ出来ない
 「いやぁ、参ったなぁ」ポリポリ、と、後頭部や耳の上なんかを掻くと、この動作が髪があってこその動作だということに気が付きます。やってみるとポリポリとはならず、ナデナデみたいな感じで、どうにもポリポリ欲が満たされないのには参りました。ポリポリ。

●毛糸の帽子→○、野球帽→×
 帽子というのは、それなりに頭にフィットしなければスッキリしません。が、スキンヘッドで野球帽を被ると、なんか、載っけている感が強く、しかも野球帽の生地というのは素肌に当たるにはゴワゴワ過ぎて不快です。
 スキンヘッド用に優しい裏地の野球帽を開発して欲しいものです。

●眉毛は大事
 頭髪も髭もキレイになった時、自分の顔が自分の顔であるのは、ギリギリ、眉毛で保たれているということに気が付きます。ちなみに、僕の場合は、まだ鼻毛は(耳毛も)大事ではありません。

●スキンヘッドを続けるために
 電気シェーバーが必要だと思われます。が、ヤマダ電機で見た限りでは、丸刈り用の電気シェーバー(スキカル君的なやつ)も何種類もあり、髭剃り用の電気シェーバー(出勤時の迷惑なコマーシャル的なやつ)も何種類もあるにも関わらず、スキンヘッド用のものはありません。なので、髭剃り用の電気シェーバーを使うことになると思われます。

●またしてみたいかどうか
 してみたい!

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