月曜日, 6月 22, 2009

QNAP NMP-1000を使う

たまにはオタクネタ。


ここ何年かかけて、手持ちの音楽CDは、MP3化してHDDに保管し続けてきた。
手持ちの古いレコードも同様にデジタル化、、、、とは思うものの、単に作業がめんどくさくて一向に進んでいない。ま、今さらレコードは増えることもないので、ぼちぼ進めていけばよしとしましょう。

そして最近はDVDもISOイメージ化してHDDに保管、鑑賞するようになってきていました。
人間とは怠惰なモノで、音楽にしろ映画にしろ、いちいちパッケージから取り出して、とか、そのうちパソコンを立ち上げるのすら面倒になってきます。
そしてとうとう出会ってしまったのがメディアプレーヤー専用の機械。

内蔵およびUSB外付け、ネットワーク上の共有HDD内のメディアデータを再生するプレーヤー。対応するファイルも、メジャーなデータはほぼ網羅。動画にも対応したiPodの、据え置き型のようなモノ。しかも、一般的なファイルなら、概ね変換無しに再生できる。

この手の未だマイナーな電化製品のメリットは、
・様々なデータを再生するだけのためにいちいちパソコンを立ち上げなくても済む
 きっと消費電力もPCより小さいに違いないし、パソコンほど不安定でないハズという安心感。(中身はLINUXだったりするのかもしれないが。。。)
・リモコンで操作できる
・普段使っているテレビ画面で呼び出せる
・iPodの流行で証明されたとおり、眠ったままになりがちなコンテンツに光を当てる効果は絶大。


最初は、WesternDegital社のWD-TVという製品を入手して、DVDのHDDライブラリ化を進めてみました。これはこれでとても満足できる(コストパフォーマンス的には今もベストな選択だと思っています。)製品だったんだけど、この製品はいかんせん限界があった。
①ISOイメージは非公式サポートで取り扱いに制限(メニュー呼び出し不可とか)がある。
②光出力はあるもののパススルー出力できない。(サラウンドソースは活かされない)
③画面遷移に時間がかかったり動画操作時のタイムラグが小さくない。(いかんせんCPUが非力な感じ)



ということで、登場したのがタイトルの"QNAP NMP-1000"。
当初はPS3も選択肢にあったんだけど、PS3のUSB外付けデバイスは、FAT32フォーマットしか対応しないということで、却下。もはや要求にかなうものは無いと思っていたところで発見したのがこれなのでした。

DVDのISOイメージでもメニュー操作やサラウンド音声出力も含め対応しているし、Blu-RayもMKV化すれば劣化無しで利用できそう。
この週末に届いて使い始めたところだけど、これは使えます。
(↓変換に使用しているソフトの解説)
・Blu-Ray
http://www.katch.ne.jp/~kakonacl/douga/blu_ray/makemkv.html

・DVD
http://www.backupstreet.com/tools/decrypter.html



長年PCを使ってきて、メディア媒体の変遷には随分面倒な思いをさせられてきました。
例えば、20年前のテキストファイルは、今だってテキストファイルとして使えるにも関わらず、5inchフロッピーに保管していたら、現実的には今は「使えない」データとなってしまっています。USB接続できる5inchフロッピードライブなんてあるのだろうか。あったとして、買う人がいるのだろうか。。。。多分、あるのだろうけど、高額なんだろうな。。

レコードだって、カセットテープだって、ビデオテープだって、同じ状況で、これはつまり、DVDもCDもいずれ同じ運命。
最近、僕の周りでたまに聞くのが、家庭で撮り溜めたホームビデオの話。8mmビデオとか、今では再生環境が旧式になってしまって、機械の不具合と共に、事実上、使えなくなってしまったっていう話。
もちろん、業者に頼んでDVDとかにコンバートすればいいんだろうけど、安くはないし、「なんだかなぁ」って話になっている。

「印刷された紙」媒体は、グーテンベルクの時代からだと考えると600年「媒体」として成立し、今も廃れることはないのに。。
「電子化された情報」は、もう少しすれば、ネット上のfilestorageサービスに保管するのが当たり前になって、ようやく、メディア/媒体依存から解放されるんだろうなぁ。
そういえば、東芝がHD-DVDから撤退するときにもそんな話が出て、事実、勝ち組だったはずのBlu-Rayは、いまいち(TSUTAYAとかのコーナーも縮小気味)だもんなぁ。。。

ということで、QNAP MNP-1000、お勧めです。

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