日曜日, 6月 29, 2008

東田トモヒロ

ここで暮らすようになって変わった事の一つに音楽の聴き方がある。
東京(横浜)での暮らしでは、通勤時間が読書/音楽の時間。
そしてここでは通勤時間は通勤のための時間。
会社まで(そりゃあアシスト付って軟弱だけどさぁ)は自転車を漕ぐ時間。
可能な限り、仕事は定時に終えて家に帰り、それからが音楽の時間。
夕飯の支度をしながら、近所を気にせず大音量で好きな音楽を聴く。
夕飯を終え、その日の気分で音楽を変えて読書したり。


そんな生活をしていると、気がついたらテレビは朝のニュースしか見なくなりました。
とりあえず、テレビを見なくても仕事は続いているし、同僚との話が出来ないわけでもない。
特に何も困る事はない。
サラリーマンネオぐらいは見たいけど、NHK位しか映りも良くないんだよね。あ、あれはNHKか。っていうか、まだやってる??


それとも生活そのものが観光気分だからなのかな。
ここ地元の街を散策していても、夕方になると、何処からともなく三線の音が聞こえてきたりする。なんか「イイ」瞬間。
琉球王朝の官僚は、中国の使者を(戦争回避の為に)接待するのである程度のレベルの芸事が出来たという。当時だって強大な中国の使者に対して、大和の国ならまだしも、小さな島琉球、その接待は「国を賭けた」ものでそれはそれは重要なものだったようだ。
その後、ペルーが江戸に到着する前に琉球に立ち寄り、「拳銃も刀も持たない人々が社会を構成する類まれな平和な国」と琉球を評した。
そうやって、音楽/唄/踊りなど様々な文化を産み発展させたのだという。
※その"優しい"文化に甘えて米軍基地を押し付けている本土の問題はここでは触れないが。。。


そんな今、僕のお気に入りの音楽。東田トモヒロ。
よく考えたら、彼も「キムタカ」の平田さんが島に帰ったように、生まれ故郷の熊本に住みながら、メジャーとマイナーの狭間で活動している。
「天才」とか「詩人」とか「技巧派」とかは似合わない。
「そのまま」とか「自然」が似合う音と唄。

彼の新しいアルバム。
「この世で一番好きな歌」
これまでの期待を裏切らない、自然なメッセージ。
人との繋がり、自然との繋がり、唄との繋がり、大切なものを見失いがちな世の中と、大切なものをわかっている事の素晴らしさを唄う。


このアルバムにも入っている彼の曲に、
「血を流す代わりに、愛すべき誰かの為に汗を流す。それは少しでも笑顔でいたいから。
・・・・War is not answer, its only answer・・・それは理想でもかまわない。胸の柱に刻んだ言葉。」
と唄っている曲がある。


そう。理想なんて照れくさいから言わなくてもいい。
だけど忘れないように、唄っておけ。
唄えないなら聞いておけ。
そして、忘れないように、心に刻んでおくといい。
いつか必ず必要になる事だから。

それにしても、トモ君といつも一緒のドラムのダイ君。
彼のプレイスタイルが「サンダーバード的正確無比ドラムマシンスタイル」から「ウットリロマンスインググルーブスタイル」に変わったのは何故?
見ている僕のほうが照れくさくなるほどの変わりぶり。
知っている人がいたら教えてください!

木曜日, 6月 26, 2008

キムタカ

キムタカといっても何のことかわからないのはナイチ(本土)の人。
漢字で書くと、「肝高」で、"志を高く持つ"意味を持つのだそうだ。

そのキムタカという本を読んだ。
中年の僕に、「情熱」が込められた日々、その積み重ねが持つ素晴らしい力、そんなことを再認識させてくれた本。

沖縄で巻き起こった、子供たちによる演劇活動を中心とした一大ムーブメント。そのムーブメントわ期せずして巻き起こした若者が書いた本。(マーケティングだとかビジネスモデルだとかでは絶対に起こりえないムーブメントなのです。)
そのムーブメントの始まりは、沖縄の寂れつつある歴史ある街の再生の話。街の再生を子供たちを通じて実現する話。いや、子供たちが親を、大人を、最後には地域を動かしていく素敵な話。


正直、実話なの!?っていうほど、ロマンのある、しかも、つい最近の話。


何がすごいって、沖縄全体を揺るがすようなムーブメントが、最初は本当にたった一人の純粋な情熱から始まったことに驚きます。そして、その情熱の源は、ただただ純朴に正直に自分の生きる意味を問い、自分の成長を支えた両親への感謝、そして、自分の感性を育んだ環境への感謝の気持ち。


この感謝の気持ちが半端ではない。
筆者の平田大一さんは、自分を構成するものが何かを真剣に考え(しかも大学生の若さで!)、自分を構成する人や環境への感謝の気持ちに真剣に向き合う。
結果、東京で掴みかけていた表現者としての成功に安住し活動の場を東京にすることよりも、自分を育んだ"島"(小浜島:沖縄の離島)で暮らしていく事を決断する。


当然、生活は厳しく表現者として大衆の賞賛に触れることも無い生活。普通の人の感覚では、ここで、「やっぱり都会に行かないとダメだ」と感じてしまうところ。島の人たちも、「何で東京の大学にまで行っておきながら帰ってきたんだ」と戸惑う。


しかし、彼は誇り高く(キムタカ)自らを育んだ土地を愛し、土地が育んでくれた自分自身を愛し、一人で出来る事(投資できるわけでもなく、本当に最初は小さな活動)から始め、それが沖縄全体を包み込むようなムーブメントへと発展していく過程は、とかく中年になって失いかけている情熱というものをもう一度信じずにはいられなくなるような、とても元気が出るお話でした。


一つ一つのエピソードが、子供のエピソードであれ、大人のエピソードであれ、もちろん平田さんのエピソードであれ、深く心を打たれっぱなしの一冊でした。
(嬉しい涙を流したい時に読むと良い本です。)



ちなみにこの本。休日に近所の中学校のバザーに立ち寄った際に、PTAのお母さん?に薦められて購入しました。本当はその場で、その後も脈々と続いている中学生の演劇のチケットを売っていたんだけど、自転車では行けないさそうな所(ヒヨっちゃいました。。)だったので、代わりに本を売ってくれた(買わされた!?)のでした。
この本の買い方もなかなか意味深い、と、読み終わって思ったのでした。
間違いなくこの本は老若男女にお勧めです。

火曜日, 6月 24, 2008

耳無し芳市号、盗難をまぬがれる


もう、やりたい放題、っていうか、「おじちゃん、鍵外していい!?」って聞かれちゃ、やってみなさーい!ってなるわけで、「うほほーい」ってなって、もう皆でいろいろ試してみるわけです。
←二人がかりで鍵外しに取り組む風景。明るい。




これがハッカーの起源。
間違いない。
ほぼ本能。
DNAレベル。
知恵も知識も無いのに暗闇で母親の母乳を探り当てようとする力。
そして、それは見つかり、生命を繋いでいく。


そういえば、C●TI BANKのオンラインシステムがリアルタイムにハッキングされた(銀行の基幹システムがネットワーク経由でハックされた事は無い)疑いがあるらしい。
こうなると、もう、振り込め詐欺とかオレオレ詐欺とかクレクレ詐欺とかモンデモンデ詐欺とか目じゃなくなるのである。
だって、無理して誰かにATM操作してもらう必要が無いもの。
自分でカードこしらえて自分でATMに行って好きなだけ下ろせばいいんだもの。


うーん。どうせなら慢性的残高不足の僕の口座の"0"(ゼロ)も横に増やしてもらいたいものだ。
ご利用は計画的に!

月曜日, 6月 23, 2008

「黒船iPhone」「よされよされ」の意味

※最後の床屋さんの話まではつまらない話です
先日、孫さん(って書いたからって面識はない)の発表もあり、いよいよ、iPhoneが国内で登場する。
これって、今の今まで気がつかなかったけど、その昔パソコンが数十万円もした時代にComapqショックといわれる黒船がやってきて一気に普及した時と同じような時代の転換期になりそうだ。


日本のケータイは世界でも類まれな進化を遂げてきたとはよく言われる。
僕が大嫌いな旧DんDん公社のケータイ端末(i-mode)なんて、悔しいけど最初のビジョンが良く出来ていて、ケータイを電話する機械ではなく持っている人の空いた時間の相手=暇つぶしに近い事をする機械として、肌色のお姉ちゃんがウインクしたり、肌色のお姉ちゃんが乗換駅を教えてくれたり、肌色のお姉ちゃんがニュースを教えてくれたり、肌色のお姉ちゃんがゲームしてくれたり、、、と、もう、肌色のお姉ちゃん大活躍で、キャリアとしては最高の「パケット垂れ流し端末」の先駆者だったのだと思う。
今では、辞書も路線図も天気予報もニュースもブログも全てケータイで済む様になった。


で、先駆者の土地にいる僕たちは、たまの海外旅行先で現地の人の携帯電話がピピピピッピピピピッとか電子音を鳴らしてるのを聞いて「着メロじゃないんだぁ」等と思っていたのだ
しかぁし、iPhoneである。同じiだからといって、iモードとかには対応しないのである。
もう、世界中の市場で流通するソフトが使えちゃったりするのである。
しかもキャリアは孫さんの所だけということではないと言う。


キャリア(Docomo,KDDI,SB)が牛耳ってきたケータイインフラ(プラットフォームとしてのケータイ)は、より下層のインフラとしてのみの機能(いかに大量のパケットをスムーズに届けられるか)を求められる事になる。コンテンツはappleのオープン(?)なプラットフォームに対応すればいいので同じコンテンツが他のキャリアでも使えるようになる。キャリアが違うから使えない、、、そういう事は無くなり、iPhoneじゃないから使えない、という事が起きる様になるわけだ。


Windowsという黒船でPCの業界地図が一気に塗り変わったように孫さんはいち早くキラー端末(実際はその端末で動くコンテンツ)投入で一気に塗り替えたいんだと思うよ。インフラやるならシェア取ってナンボだもの。

きっと、昔のPCブームやネットバブルのようなビジネスチャンスになるんだろうな。

その昔、電子手帳だ、PDAだ、と夢中になった時代もあったものの、正直、今はケータイで充分じゃんっていう自分。
mp3プレーヤーすらテーブルのDMやらタバコの空き箱やらの下に埋もれている。
(地方で自転車を移動手段とした瞬間に、移動時間は一生懸命移動する時間という宿命)



話は変わりますが、昨日、床屋さんに行きました。
床屋のオジさんは、カラオケマニアで、見事県大会を勝ち抜き、冬に新宿コマ劇場で行われる全国大会に出場するのだそうです。その彼の歌うサブちゃんの唄の歌詞に「よされ、よされ、と雪が降る」という歌詞があって、この「よされ」の意味を知らないかという話になりました。知らなかったんだけれど、ケータイでググると直ぐに判明。
「世去れ」の意味で、この世から疫病や不幸がなくなるように、、という意味でした。
「この世の不幸をかき消すように、降りしきる雪が全てを白くしていく」、そんな(かなり想像してますが、、、)歌だったとわかり、二人で感激した、そんな床屋さんでのひと時でした。
ケータイ便利じゃーん!

水曜日, 6月 18, 2008

怪我続き

昨日、自転車で転んだ。
転んだといっても、普通に走っていて、砂に滑って転んだとか、そんなつまらない転び方ではない。
冒頭につまらない転び方ではない、などと宣言して大丈夫かと思われるだろうが、かなりレアな転び方だ。
YouTubeに公開したら話題の動画になること間違い無しの転び方だ。
録画していないのが残念。。。


その瞬間はルンルンでベルピュンの直後に起こった。
(筆者訳;その瞬間は高揚した気分で契約勤務時間満了の直後に起こった。)

18:03:00、まだムッとする空気の中、チャリに颯爽と飛び乗り、オフィスの敷地内駐車場を抜け、ガードマンの立つ踏切に向かう。
18:03:46、アシストされなくたってスイスイ進むチャリ。この時間はオジイガードマン。ニコニコ笑いながらゲートを開けるスイッチを押す。
18:03:51、開いたゲートの下を通り過ぎようとする
18:03:52、突然ゲートが落ちてくる。
・既にゲートの直前なので見えていない。最初に気がついたのは額と鼻・口に何かがぶつかった事。
・この瞬間、慣性の法則どおり、僕のピカピカの耳無し芳一号は、私の体を離れようと全身を続ける。
・私の体はゲートに阻まれた私の鼻を中心にして下半身だけが自転車に付いて前進しようとする。
18:03:53、わけもわからず自転車/私が地球にハグをする。おぉ母なる地球よ。Love earth。
18:04:00、何が起こったのか、頭の中を整理しながら起き上がる。口の中に違和感。歯の詰め物が取れている。
18:04:15、脇に自転車を寄せ、言葉を失っているオジイガードマンに「顔、なんかなってますか?」と確認。
     オジイ「・・・・・」
     僕「ナンデコウナルノゥ」
18:10:00、しばらく詰め所で体の埃を落とし、顔をよくよーく触って出血が無いのを確かめ、自転車のペダルが欠けている事を確認するもの使用に問題が無いと判断し、腕の擦り傷が深くない事を確認し、オジイが言葉も失ったままそばを離れない事に、こちらが申し訳ない気持ちになる。
18:10:35、さて、気を取り直して外に出る。オジイも外に出る。
     ゲートがなんか辺だ。ぶらんと地面に着きそう。ゲートが僕の進行方向に曲がってしまって、降りた際にゲートを受けるU字型の柱に収まらなくなっているのだ。力尽くで直そうとするオジイ。「ゴメン、それを直すほど僕は元気が無い。」と心の中でオジイに声をかえけ、「大丈夫そうです。では、お疲れ様。」と言ってチャリで立ち去る。
18:12:54、敷地を出てしばらく走るも、顔の違和感(なにしろ顔面が痛いのだ)を感じながら、別の違和感に気がつく。
     「メガネが無いっ!」
     メガネを拾いに事件現場まで戻る。犯人は現場に戻るのだ。
18:14:03、現場に知恵の輪のように曲がった遺留品A(メガネ)、遺留品B(社員証/入館証)、遺留品C(ペダルの破片)を発見、回収する。
18:15:07、引きつった笑いをオジイに見せながら帰路に着く。「なんでなんだー」と呟きながらペダルを漕ぐのでした。

翌日。
夕べは鼻の回り全体が痺れていたが、今日はもう大丈夫。
そういえば、夕べ鏡を見たら鼻が曲がっている気がして、鼻の軟骨をクネッとやってみたら、治った。
今朝からは鼻のとおりも良く快適。まだちょっとだけ痺れてるけど。
そして、「ゲートは歩行者/自転車/バイクはゲートをくぐらずに詰め書の前を通る事」という新たなルールが検討される事になった。
オジイよ、新たなルールが出来た日にはヨロシク。


あ、タイトルが「怪我続き」となっているのは、先日のボート海釣りで、ハマったアンカーを引き上げる時に胸を圧迫したらしく、余りの痛みに病院に行ったら「肋骨を損傷している(ひびや折れた訳ではない)」との事で、バストバンドなる腹巻みたいなのをしていたのでした。ちょうど痛み止めも飲んでいるので、オジイイターゲート事件の痛みも一緒に緩和してくれているのでした。
ちなみにこちらの病院は、待合室はやはりオジイ/オバアの集会所と化していて、全く聞き取れない言葉を話しているのでした。
外国に来ているみたい。

日曜日, 6月 15, 2008

「おめでとう」

ストレスから体調を崩して会社を辞めた以前の同僚からメールを貰った。
田舎に帰って手に職をつけ(職人気質だったが本当に職人になった!)、就職先が決まったと言う。とにかくおめでとう。良かった。当時何も力になれなかったが、結果よければ全てよし、そういうことにしてくれ。おめでとう。



人間には人間に最適なペースがある。そして、その人間の中にも人それぞれのペースがある。
社会は一人一人の人間の為にあるはずなのに、いつの頃からか、社会=経済活動のターゲット、になってきた。経済活動に求められるペースは「スピード」だ。
自分が育った時の価値観をそんな簡単に変えてもらっては困るのに、せめて、必要な時間をかけてもらえないと多くの人がついていけないのに、やれ変革だ、それスピードだ、自己責任だ、、、
70年、80年の一生の中で、人は価値観を何度変えられるのだろう。案外柔軟だと思う。そう、多くの人は案外柔軟だと思う。でも、「多くの人」というのは何%の人?


いい学歴が一生を保障するというから酷い受験勉強を(青春を謳歌せずに)耐えて頑張ったのに?
←あなたの判断で勉強漬けだったんです。あなたの自己責任です。
マジメに仕事をしていれば、ちゃんと評価され、幸せな家庭を築いて健康な一生を送れたんじゃないの?
←マジメと評価は比例しません。あなたの自己責任です。
仕事をしたいと思っていれば、仕事が与えられ、食うには困らないんじゃないの?
←価値が無い労働力は不要です。あなたの自己責任です。


そのどれもが、経済活動の名の元に何の照れも無く反故にされていく。本質を考えるなんて無駄。考えるべきは結果としての利益。虚業が大手を振る世の中。。。
(H後屋はH後屋でいて欲しい。「お前も悪よのぅ」って言われ続けていて欲しい。皆がH後屋を目指したらどうなるのだ。誰が米を作るの?誰が人を助けるの?)
←回答:H後屋が米を作り、H後屋が人を助け、H後屋が対価をいただきます。



最近のニュースで驚いたのが(なんとなく考えてはいたが。。)石油、小麦/とうもろこし、二酸化炭素排出権、、、、この次に高騰するのは「水」なのだそうだ。
今の社会の延長に未来はあるのだろうか、と、考えさせられずにいられないニュースだった。


"水は「新たな原油」"のニュースソースはこちら。

海釣り(釣りに行かない理由)


ちょっとは職場に慣れてきたのか、忙しい一週間を過ごした。
そして週末、同僚の「船で海釣りして気分転換しようよイベント」に同行した。船も釣りもさほど興味は無いが(汗)一度経験するのは良いだろう。
※船を借り出す費用分担要員だということは後で気がついた。。。


朝、マリーナまで自転車。汗だくになって一時間で到着。
前の晩に用意した自画自賛せずにはいられない完璧なおにぎり。これを早く海上で食べたいと、それが最大のモチベーション。(笑)
そんなだから、とりあえず、その写真を貼っておこう。海の写真は他のブログで見ても同じである。(←ブログ自体も同じかそれ以下なのかもしれないじゃーん。自己満足の世界じゃーん。)


さて、マリーナを出て外海へ。なんという船か知らないが、小さいそのボートは、波を叩きつけながら結構なスピードで海上を駆け抜ける。
試しに船首の方に座ってみたが、ジェットコースター並みの揺れ、ジャンプ、飛ばされそうなほど。これは面白い。今日の収穫。「ボートでスピードを出すとジェットコースターの楽しみがついてくる。」(韻、知恵、ひねり、共になし)


15分ほどで本島から近い島。津堅島という島のそばにボートを停泊させる。
そんな小さなボートにもGPSと海底までの深さ、魚群探知機が搭載され、驚いた。特に海底までの深さは沖縄のように沖に出てもリーフの浅瀬が突然現れるようなところでは必須だと思った。


さて、停泊し、お借りした釣竿を垂らす。
今日は、釣りはやらなくていいやー、と思っていたのだが、擬似餌(ルアー)だったのでやらせてもらう事にした。


実は釣りは小学生の頃は良くやっていた。
近所の川で(海ではない。北上川。)よく雨上がりなんかは喜んで釣りに行っていた。釣りに行く前に庭の畑(庭なのかぁ、畑なのかぁ、空き地なのかぁ)の土を掘り返してミミズを捕まえて、バケツに無造作に放り込んでいくのだ。
ところが、小学校5年か6年?その頃のある日、喜び勇んで畑に行って土を掘り返す、いるいる、ウニョウニョと奴らは、より高等生物である魚類に食われんとするために今日まで土の中で頑張ってきたのだ。さぁ、おいで、神の手を差し出したそのとき、「うわぁ、、グロいよぅ」と、昨日まで田んぼを裸足でジャブジャブ歩いていたような僕は突然のミミズへの言われ無き嫌悪により、釣りを取りやめにした。
以来、一度も釣りはやっていない。千葉の海岸などをドライブすると釣り客向けの「ゴカイあります」の看板を見て、「ゴカイ」ってなんだ!?なーんて思った事があったが、ある日、その実物を絵(実物を絵って。。。)で見たときに「釣り人に近づくべからず」と思ったものだ。


さて、沖縄の釣り。どんな事情があるかわからないが、「島ゴカイあります」という看板を見たことがある。もう、想像なんてしません。とにかく、千葉のゴカイが島に来るとどういうことになるか、なのだろう。ピーマンみたいな島ししとう、米ナスみたいな島ナス、キュウリみたいなオクラ、象みたいな牛、新宿アルタ前の電光掲示板みたいな表札、もうなんでも大らかなのだから、「島ゴカイ」は誤解を受けるほどの生き物なのだろう。見ない、聞かない、食べない。
そう心に誓って参加したのだ。


そんな不安はルアーにより解決され、なにより、参加者(5名)のほとんど(4名)が内地の人でもあり、週末はゴルフ?海釣り?みたいなノリだったのだと気がついた。


で、ビギナーズラックも無く、美味しい(←ここ強調)おにぎりを海の上で食べ、竿を抱えながら昼寝し、二度寝し、目が覚めたら釣れていないからもう一度寝て、とても気持ちのいい休日を過ごしました。
釣れるのも南のお魚。うーん、ごめん。



そんなこんなで、船で海釣り、大いに結構、楽しいじゃん。
でもでも、やっぱり釣った魚は食べたい僕は、自転車で一時間かけていくほどのもんじゃないなぁ、などと思ったりもしたのでありました。
(なんなんだ、オチ無しかよぅ。)

月曜日, 6月 09, 2008

中年として気になる"the rest of my life"

映画(DVD)「ブロンドライフ」(2002,アンジェリーナ・ジョリー主演)を観た。

ジョリーの金髪の評価はさておき、なかなか気に入りました。
ジョリー演じるレイニーはキャリアアップを目指す地方のテレビ局レポーター。目指すは全米ネットのキャスター。

そんなバリキャリな彼女は偶然「自分が一週間後に死ぬ」事を知ってしまう。
死への5つのステップ、否認→怒り→取引→鬱→変容、を描いたストーリー展開。


ストーリーはおいといて(ググれば嫌というほど出てきます。。。)、劇中でlove measure?との問いに対して「I want to spend the rest of my life with you.」とのセリフが気に入りました。
異性への愛の定義としてとてもシンプルで、でも、家族愛や博愛など他の愛情とは異なる定義。
"the rest of my life:残りの人生"、そんなキーワードが気になるのはやはり中年だっていう事なのかな。
(汗)


レイニーは死の直前、全米キャスターの夢を果たす。そして死が訪れようとする、そして、「変容」する。全てを悟るのだ。
家族や恋人との関係よりも今の自分にはキャリアが優先すると行動してきた彼女。


映画ではハッピーエンドを迎えるのだけど、最後のシーンは「死を受け入れる彼女の変容。それが産み出した彼女の想像」だとも思える。
仕事に疲れた時に見るとよい映画でした。

※それにしてもジョリーはスッピンがいいねぇ。

日曜日, 6月 08, 2008

餃子の法則


昨日は休日出勤。最低な週末。。。。にならないために、今日は張り切って「餃子」を作る事にした。初めての餃子作り。




まぁ、レシピを見たりしながらおおよその予測をつけて買い物。「沖縄産豚ひき肉300g」の量に合わせてなんやかんや、ひたすら野菜のみじん切りをやったわけですよ。
なんか、いい感じに具が出来て、包む事になったわけですよ。
包んでも包んでも具が減らないわけですよ。
50個包んで具が1/3残ったわけですよ。
皮の分しか出来ないわけですよ。
知らなかったですよ。
冷凍したですよ。
ですよですよ。
ですよ。


というわけで、みじん切りに疲れた右腕をいたわりながら、今夜は餃子を好きなだけ食べるのです。
ビールもね。自家製ラー油もね。
はぁ、ちょっと元気が出てきた。
(これを書くまで、もう餃子を食べる意欲がそがれていました。)

金曜日, 6月 06, 2008

トップバリューよお疲れさん!そしてジャスコ詣で。

来ました来ました!
予想より早くやってきました。
「バイセコーウィズエレクトリック支援」またの名を「電動アシスト付き自転車」略して、「電動アシスト付チャリ」そう、電チャリ。


●水曜日
納車の連絡があり、残業もそっちのけで受け取りに。
(新車で最初に向かったのは残業の待ち受ける夜のオフィス)
おぉおぉ、いいじゃんいいじゃん。
しっかりカゴもつけてもらい、泥除けはオプションで後日という事で納車されました。



愛車トップバリュー号からボードキャリアを取り外し、新車に装着。
おぉおぉ、いきなりカゴ付、キャリア付、いいじゃんいいじゃん。


トップバリュー号は、自転車屋さんに引き取ってもらうことに。
お疲れ様。








●木曜日
そして、翌日、もう、盗難に遭う位ならと、いきなり油性マジックでカラーリング。
「耳無し芳一号」の出来上がり。


で、調子はどうかって?
もう最高。自転車の気持いい瞬間は、下り坂。
この自転車に乗ると、常に下り坂みたいな感覚になる。
ペダルは踏まなきゃダメなんだけど、そりゃもう、人生下り坂の私にピッタリ。


どこまででも時間が許す限り行けちゃう事になりました。


そんなわけで、仕事を定時に終えて、さっそく、投資を回収すべく宝くじを買いに15km近く先のジャスコに出かけることにしました。
道に迷ったりと、相当、遠回り(隣の沖縄市まで行ってしまった)したあげく、ようやくつきましたとも。巨大なジャスコ。
※宝くじは、そうそう売っている店がないのです。少なくとも僕の住んでいる町では売ってない。。


もう感激です。もっと感激してよ。えぇ、じゃあ少し。じゃすこし。ジャスコし。
なーんて、もう、駄洒落も恥ずかしく無いほどに感激です。
都会です。照明です。駐車場です。深夜までやってます。


入り口に行くと、ありました。懐かしい宝くじ売り場。よくぞここまで運を運んでくれたねぇ。
ちょっと涙ぐむ僕に、、、宝くじ売り場、、、、シャッター、、、???


【はみ出し】
宝くじ売り場に張り紙。

うーん、「お昼も休まず営業いたします。」かぁ。
確かに此処は沖縄でしたぁ。


ヤッホッホーイ、ジョンジョロリン♪

木曜日, 6月 05, 2008

送別会@那覇

以前、一緒に仕事をしていた仲間が那覇にいる。
このチームの一人が東京に赴任する事になり、送別会があると言う事で参加しました。
それは一昨日の夜、沖縄は激しい雨の夜でした。


うるまから那覇への行き方。
・タクシー:これは6000円以上かかるのでパス。
・高速バス:終バスが18時台に終わってしまうが、ほぼ、定刻運行。優秀。
でもたまに、満員(夕方、学生が結構乗ってくる)で、乗れない事も。
・路線バス:高速バスよりちょっとだけ安いけど、時間は倍かかってしまう。
・マイカー:無い
・マイバイセコー:遠い。さすがに辛い
・ニューマイバイセコー(予定):アシスト付なら気軽に行ける!?

ということで、高速バスで行くことに。
とはいえ、今日は雨。会社から高速バス乗り場(高速の料金所出口)までのタクシーを呼ぶ。
高速バスの時間を調べ、タクシーなら5分もあれば行くところを、20分前に来るように呼んだ。
僕の時間の最小単位は15分刻みぐらいなのだ。それ以上細かい時間はコントロール不能。
さて、タクシーが来る時間になり、オフィスを出るが、、、いない。
会社の敷地出入り口まで出て行くが、、、やはりいない。
警備の人と世間話をしつつ、5分過ぎたところでタクシー会社に再度電話。
タクシー会社の人「あぁー、、、あぁ、そうでしたねぇ。大丈夫です。直ぐ行きますよ。」
何が大丈夫なのかわからないが、とても柔らかい語り口でそう言われると、大丈夫なような気

になる。
話のとおり、3分ほどでタクシーが到着し、あっという間にバス停へ。
で、計算上では後5分ほどでバスが来るはずなのだが。。。。バス停の時刻表は違っていた。
もう、来る時間なのだ。ハラハラしながら待っていると、定刻にバスはやってきた。

そうやって、雨の中、那覇に向かった。


かれこれ5年以上前に出会った仲間たち。
今も若いけど、随分と力強く、逞しく、頼もしくなっていて、とても嬉しい限りでした。
そもそも、比較的離職率の高い職場、地域性の中で、この5人が一人も欠けることも無く、それどころか新たな仲間も増えて活動しているのは、奇跡的とも言えるような出来事。


自分の力が及ばない事がたくさんあって後ろめたい気持ちすらあったのが、全て吹き飛んだような気がして嬉しかった。


そして、チームに二人の仲間も増えていて、明るい前向きな、そして、ちょっとお馬鹿なチームカラーはそのままに、とても楽しい時間が、泡盛の酔いとともにあっという間に過ぎていったのでした。


豪雨の深夜、もはや交通機関はタクシーのみ。楽チンなタクシーで帰り着き、気持ちよく寝たとさ。どっとはれ。
(この時点で明日の通勤はチャリすら無い(会社に置きっぱなし)事に気がついていないのでした。)

月曜日, 6月 02, 2008

自動車購入へのプレッシャー

職場の同僚、上司、みんな中古自動車屋さんの回し者かというほど、車の購入を勧められる。

・本当に酷い雨の時は自動車じゃないと会社に来るのが大変
(既にそれなりに実績があるからか、"来られない"とは言われない。)

・自分の○○(車種名)を安く譲るよ。
(何故か必要台数+1台程度保有している人が多い。よくあるのが、自分+奥様+1台で三台とか。)

・せめて原チャリにしたら
(毎日汗臭いのかもしれない。。。)

・こっちにいるうちに、いろんなところに行っといたほうがいいよー
(言うほどみんなメジャーな所にしか行っていない。)
・・・

という感じで、気を抜けば、あっという間に自転車は倉庫行き。
しかぁし、この世知辛い世の中のニュースに私を救う神はいた。


(周囲)「だからさ、車買えばいいんだよ。楽しいよ~」
(私)「ところで、ガソリン代上がっているんだってねぇ」
(周囲)「そうなんだよ、もう、やってられないよ~。シャレにならない」
(私)「そうでしょう。大変ですよね。」
(周囲)「そうなんだよ。確かに自転車で通えるっていうのもいいかもだねぇ」

♪ザンザンっ

そうして大人の無駄話は仕事の会話へと移っていくのでした。