日曜日, 6月 15, 2008

「おめでとう」

ストレスから体調を崩して会社を辞めた以前の同僚からメールを貰った。
田舎に帰って手に職をつけ(職人気質だったが本当に職人になった!)、就職先が決まったと言う。とにかくおめでとう。良かった。当時何も力になれなかったが、結果よければ全てよし、そういうことにしてくれ。おめでとう。



人間には人間に最適なペースがある。そして、その人間の中にも人それぞれのペースがある。
社会は一人一人の人間の為にあるはずなのに、いつの頃からか、社会=経済活動のターゲット、になってきた。経済活動に求められるペースは「スピード」だ。
自分が育った時の価値観をそんな簡単に変えてもらっては困るのに、せめて、必要な時間をかけてもらえないと多くの人がついていけないのに、やれ変革だ、それスピードだ、自己責任だ、、、
70年、80年の一生の中で、人は価値観を何度変えられるのだろう。案外柔軟だと思う。そう、多くの人は案外柔軟だと思う。でも、「多くの人」というのは何%の人?


いい学歴が一生を保障するというから酷い受験勉強を(青春を謳歌せずに)耐えて頑張ったのに?
←あなたの判断で勉強漬けだったんです。あなたの自己責任です。
マジメに仕事をしていれば、ちゃんと評価され、幸せな家庭を築いて健康な一生を送れたんじゃないの?
←マジメと評価は比例しません。あなたの自己責任です。
仕事をしたいと思っていれば、仕事が与えられ、食うには困らないんじゃないの?
←価値が無い労働力は不要です。あなたの自己責任です。


そのどれもが、経済活動の名の元に何の照れも無く反故にされていく。本質を考えるなんて無駄。考えるべきは結果としての利益。虚業が大手を振る世の中。。。
(H後屋はH後屋でいて欲しい。「お前も悪よのぅ」って言われ続けていて欲しい。皆がH後屋を目指したらどうなるのだ。誰が米を作るの?誰が人を助けるの?)
←回答:H後屋が米を作り、H後屋が人を助け、H後屋が対価をいただきます。



最近のニュースで驚いたのが(なんとなく考えてはいたが。。)石油、小麦/とうもろこし、二酸化炭素排出権、、、、この次に高騰するのは「水」なのだそうだ。
今の社会の延長に未来はあるのだろうか、と、考えさせられずにいられないニュースだった。


"水は「新たな原油」"のニュースソースはこちら。

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