土曜日, 7月 28, 2018

井戸掘りの記録(07 掘り器"突き棒先端"の作成3)

突き棒先端に「弁」を取り付けました。
というと、とても簡単そうですが、まぁ、簡単です。
で、取り付けてみたものの、蝶番でしっかり開閉するものの、もっと緩い感じがいいのかもしれない気もするし、使ってみて、ここは手直しもありかも。

こんにちは!ゴム弁です。
ゴム弁太郎君の口を押すとこんな感じ。
蝶番のネジ部分が干渉してイマイチ開きが甘い
管と蝶番もネジ止めしているのだけど、管の内側でナットが出っ張ってゴム板を止めているネジ頭と干渉している。
というわけで、管のネジ止めをやめて針金止めに変更してこんな感じ。
スカスカ深く軽く動くようになった弁
この仕様で一回掘ってみて考えることとしよう。
で、台風。井戸予定の穴にジャカスカ水が入るんだろうな。何か嫌なのでチョットだけ抵抗して屋根を付けてみました。
アスファルトシングルという屋根材
次はいよいよ井戸本体「鞘管」VP75塩ビパイプ4m×2本の入手です。が、近隣のホームセンターにはない。VU75はあるのに。。
VPって、上水道用の製品なのでDIY用には余り売れないのかも。入手方法の検討からです。

どっとはれ

木曜日, 7月 26, 2018

井戸掘りの記録(06 掘り器"突き棒先端"の作成2)

7日目
道具作成その2「弁の作成」

弁をどうすることにしたか
・弁本体の素材は5mm厚のゴム。
 鉄板とかいろいろやってる人がいたけど、まぁ、一番多いのがこれだから。
・弁の仕掛けは「蝶番」を利用
 ゴム板を直接パイプに括り付けるパターンが多いけど、使用しているうちに弁の動きが悪くなって弁のゴム板を金属板で補強する事例があった。だったら最初から金属の蝶番を使えばいいんじゃないか、と。

ということで、ホームセンターに行って蝶番とゴム板、あとパイプに固定するネジを調達しました。
調達作業の良いところは、なにしろ直ぐに達成感を味わえること。
次は弁を作るぞ!!

火曜日, 7月 24, 2018

井戸掘りの記録(05 掘り器"突き棒先端"の作成1)

6日目
道具作成その1

詳しくは「DIY 井戸掘り」をググると散々出てくるので省くけど、ドリルやスコップで掘り進めるわけではない。
そこが面白そうでやる気になったともいえる。
そのビデオがこちら。

で、今回作るのは、穴の底を突く部分。
突いて泥を突き棒の中に溜めて引っ張り出して、溜めた泥を捨てる装置。

突き棒本体はデファクトスタンダードが確立されているようなので教科書通り。
弁部分を除く教科書通りの部分まで今回作ります。

まず、引っ張り出した泥を捨てる穴を開けます。
目分量でざっくり印をつけてグラインダーで穴を開けました。
で、次に、突き棒の中に流入した泥水の水を排出する穴。電動ドライバーを使ってひたすら穴を開けました。数えてみたらだいたい240個の穴をあけてました。

作業時間1時間強。
出来上がりはこちら。全体の長さが1m程。

さて、次はこの突き棒の先っちょにつける「弁」の調達と作成になります。上の写真でいうと右端が先端、その出口に「弁」を装着することになります。
この弁の出来不出来で作業効率が大きく変わるらしいのでよく考えてみようと思います。

あと、突き棒の先をギザギザにしたり鋭い金具を装着する方法もあるのですが、それはやり始めて必要になったら改造しようかな。

ということで、さて、弁をどうするか。
人は産まれてから死ぬまで弁に翻弄されるのだなぁ。

どっとはれ

月曜日, 7月 23, 2018

井戸掘りの記録(04 お道具準備1、井戸の入り口拡張)

5日目
 道具の調達。
 DIY井戸掘りサイトを見ていると、とても丁寧に道具の作り方やパーツ種類などを列挙していてくれたり、とても助かっているのですが、いかんせん、基本を知らない。
「塩ビパイプ」は知ってるけど、VP50とかVU管とか、いわゆる水道用語?が「ははーん」とは思えど実感がない。
人生半分以上も消化していると、こんな私でもさすがに、一度にパーツを揃えてもまぁうまくいかないと予測。

 というわけで、ホームセンターに何度も行くことになろうとも、作業に合わせて一つ一つパーツを揃える作戦としました。

 で、最初に購入してきたのがこれ。
パイプ三種と接着剤

 掘る道具の基本部分。泥を掻き出し引っ張り上げる先端のパーツ。弁にするパーツや留め金?部分は次回としました。
 加工はまた明日以降。

 道具の加工を先送りして、例の穴を1mほど掘り下げてみました。
1mまですんなり掘れる柔らかい土に惚れる

 ここの土は柔らかく、大穴だったらスコップだけで水脈まで掘れそうな感じ。と、1mで言うのもなんだけど。
掘った土を土嚢に溜めておく。成果の見える化。
こんな感じで、ちょっとずつ、ちょっとずつ、仕事の合間に進めていくのでありました。どっとはれ。

日曜日, 7月 22, 2018

井戸掘りの記録(03 斫り作業2:覆い隠すコンクリートを剥がし掘るべき地面を剥き出しにする)

4日目
 一晩、寝ながら「斫ったのは間違いないか」何度も思い返すも間違いなく3辺(1辺は端っこ)斫っている。
 では、「何故、ビクともしないか」を考える。長年の経過でコンクリートが地面と溶け合っている、、訳はない。ジュラ紀に土間コンを引いたのならまだしも、昭和である。いくらなんでも地面の上に乗っかっているだけのはずだ。
 結論は、もっと馬鹿力で浮かしてみる、しかない。それでだめなら、もう少し小さいサイズに斫るかぁ。また斫るのか。。。

 と翌日、もう一度バールを差し込む。
 満身の力を込めて差し込んだバールを押す。推す。雄す。オッス。♂。動かない。バールはしっかり突き刺さっている。
 突き刺さったバールを見て、ふと、足で押してみる。全体重をかけてググっと踏み押し込んでてみた、、、
 グッと浮き上がるコンクリートの板。たかだか数十年で地面とコンクリートが溶け合うことはなかった。やりました。なんとかかんとか板を取り外しました。
ズルズル引きずり出されたコンクリート板

 このコンクリート板をどう処分するか、はこの際考えないでおくことにしよう。なにしろ、1m動かすのもやっとなのだ。今は、めでたく、おそらく50年?ぶりぐらいに登場した土、昭和の土の香りを楽しもう。
剥き出しの地面(嬉しくて思わずちょっと掘ってみた)

 これで、井戸掘りが始められます。
 次は露出した地面をスコップで1mほど掘ること、井戸掘り道具の材料調達、道具作り、かな。

土曜日, 7月 21, 2018

井戸掘りの記録(02 斫り作業1:掘る場所を覆い隠すコンクリートに切り込む)

斫(はつ)る道具は揃えた。
家をDIYリフォームした時以来の、二度と使うことはないかと押入れの奥に鎮座していたコンプレッサー。
たまたま小屋の天井に断熱材を貼り付けるために引っ張り出したばかりなので、そのまま使える。
仕事しながら、暑い中でもあり、少しずつ少しずつ進めました。

1日目
 斫る場所を確定。1m×3辺。
 まず、グラインダーで3辺に切り込みを入れます。コンクリート埃が激しく舞い散ります。
グラインダー:リフォームDIYで使ったやつが活躍

 そして、コンプレッサーにつないだエアハンマーを使いますが、なかなかままならず、あーでもないこーでもないと2時間ほどかけて1辺をなんとか斫りました。
 ちなみに、人力では「全く、1mmも崩せない」のでエアハンマーのおかげで何とかなりました。文明に感謝。
左辺が完了


2日目
 2辺目。ちょっとコツがつかめてくる。ハンマーはゴリゴリ押したりせずに、砕けやすい部分を探しながら崩していく感じ。敵の昭和40年代の土間コンクリートは、質の良い砂利が混ざっているため、とても強固。砂利を避けるようにハンマーの先をずらしながら進める。
 明らかに削る量が少なくて斫れるようになっている。
 どうにも砕ける場所が見つからないときは、金槌でノミを思い切り打ち付けてとっかかりを作ってからのエアハンマー。
 ちょっと自信がつく。あと一辺。
 作業時間1時間ほど。

3日目
 3辺目。今日はこの1m四方のコンクリートの板を取っ払えるかも。
 前日同様着実に斫り進むも、仕事の都合で10cmほど残して作業中断。
 既に斫り終えた辺にバールを差し込むもビクともしない。一抹の不安。
 作業時間1時間
あと10cm。右辺の奥。
3日目続き
 仕事が一段落したので残りの10cmをチャッチャカ斫る。
 さて、四角いコンクリート板を持ち上げて目的の地面を、、、、理屈では持ち上がるはずのコンクリートが持ち上がらない。ビクともしない。
 暑い。暑さで考えがまとまらない。この件は明日考えよう。
 作業時間20分

金曜日, 7月 20, 2018

井戸掘りの記録(01 はじめに)

背景

公共水道が民間委託される可能性とか、そもそも、住んでいる自治体の経営状態も芳しくなく、住み始めてインフラの弱さ(停電とか道路とか)を痛感すること多数
 加えて、夏の暑さに「温度が一定の井戸水をエアコン室外機に流し込むと効果絶大」との情報もあり、やる気になった次第。

やりたいこと


とにもかくにも夢を広げておいた方が挫けずに続けられる。
やりたいことをやりたい順にまとめておく。
 ・ガチャンコガチャンコ手動で水をくみ上げたい。
 ・ガチャンコガチャンコの下に桶を置いてスイカを冷やしたい。
 ・エアコン室外機強化 噂では室外機に冷水を垂らし続けると効果絶大らしい
 ・庭洗浄用の水溜 週二・三回の庭掃除の水を節約
 ・トイレ用の水供給
 ・水質検査
 そんなとこか。汲み上げ方式は手動とモーターの二系統になる。

準備1

ネット情報を読みまくる。→ 「できそうだ」と、あまり根拠のない自信を確信。
 だって、結構、いろんな人が、マメな人や雑な人や力持ちやそうでない人たちが掘ってるもの。
 それに、道具も簡易で失敗しても痛手が小さそう。

準備2

家の敷地の何処に井戸を掘るのか、結局、邪魔にならずに便利そうな犬走りを掘ることに決めた。
 この犬走りはコンクリート張り。古い家なので、かなりしっかりした「土間コンクリート」が敷かれている。
 手持ちの道具で、「叩いてみたり」「つついてみたり」「ほじくってみたり」したものの手が出ない事が判明。
 しばらく「土間コンクリート & 斫る(はつる) & DIY」をキーワードに調査。

準備3

色々調べてみて、「機械式ハンマー」でガンガン叩けば何とかなると判明。
 手持ちの道具にコンプレッサーがあるので、比較的安価なコンプレッサー用ハンマーを購入。

という感じで、構想からここまで1ヶ月ほど。
その間、近所の井戸の聞き込み調査して、ますます自信を深め、ついでに近所の方に「井戸掘ってるんです」宣言をして退路も絶っておいた。