土曜日, 5月 31, 2008

韓国について

以前の職場、私の同僚に韓国の方がいました。
日本人と結婚し、お子様もいらっしゃって、異国日本で仕事をし生活している。


少し前に、その方のお父様が亡くなり、お国に帰るという事を聞きました。
お葬式で一時帰国するのではなく、そのまま韓国で暮らすようです。


言うまでも無く、大変お付き合いの古い国、韓国。
近いからこその紛争や競争意識が綿々と続いてきた国。
僕の食生活の中で、「焼肉」や「カルビクッパ」や「キムチ」など、切っても切れない食文化を持つ国。
(食生活は意識しやすいんだけど、あまりに日本の生活に溶け込んでいて他の文化的な影響について具体的にパッと思いつきません。勉強不足です。)


お父様を亡くされた彼と僕は同じ年代。
きっと、お父様も昨年亡くなった私の父と同じぐらいの年代だと思う。
私の父は、祖父の仕事の関係で海外を転々としていて、日本軍の衰退と共に(戦況と共に生活の場を追われた)日本に帰国、小学生の時に日本で終戦を知った世代。
当時の学校で、実際に竹やりを持たされて、空に向かって突いてみたりしたらしい。
海外暮らしから日本に帰ってきた父は、相当、「浮いて」いたのだろう。
小学校にまで監視だか視察に来た憲兵に(詳しくは聞くことができなかったが)対し、尋常じゃない怒り・恨みを持っていたようで、私が育った時は、誰が聞いても「左翼」「共○党員」のような話をよくしていた。


きっと、韓国の70代の方も、私の父と同じような年代で経験した戦争で心の傷を負いつつ、復興の中で夢を抱き、苦労し、家族を養い、新しい価値観や文化に戸惑いながらも生きてこられた方なのだろう。特にあの世代は「男性は家計の柱」「女性は家を守る」ような時代だったから、例え、学生であっても、家のために働くのが当然の世代というイメージ。
復興の後、韓国の亡くなったお父様の場合は、家族に日本人を迎え入れたのだから、複雑な心境もあったのかもしれない。


そういう私も、娘が何故か大学で韓国語を選択し、韓国に一年留学すること(努力の末、留学奨学金をゲット)になった時、快く送り出したつもりの割には、彼女の現地での生活で、特にボーイフレンドの話や、「△△なんかは、むしろ日本より便利」みたいな発言に、いちいち突っかかっていた。私の中にも、小さいつもりだったけど、結局、隣国に対する競争意識みたいなもの、えぇぃっ正直に言おう、「嫉妬」や「優越感」はあったのだ。


むしろ、直接接する機会から遠ざかってみると、単純に、どこの国、地域であっても「いい人もいる」「悪い人もいる」「好きな人もいる」「嫌いな人もいる」「好きな料理もある」「嫌いな料理もある」「慣れている」「慣れていない」だけの違いしかないのだと思える。
(正確には、基本的な人権が守られている国であることが絶対条件ですが。。。)


今、初めての土地で暮らし始めて、それがよくわかるようになった気がします。


「自分に自信が無い人ほど、ほんのささやかな優劣の判定に心を躍らせる」
そんな事が無くなっていくような自分になっていきたい。


友人のお父様のご冥福をお祈りいたします。&私の父の一周忌、天国の父に感謝。


川崎の焼肉屋さん"大将軍"のカルビクッパは僕の食べたいものランキングBest5にランクインしています!

水曜日, 5月 28, 2008

あれこれ昨日は自転車じゃなかったややこしい事情

よーやく来ました。梅雨です。
入梅宣言後も、「梅雨空けかぁっ!お日様かっかぁっ!」な日々でしたが、今朝、突然の豪雨。スコール。もう、バケツをひっくり返して、上下にシェイクして、自由落下運動に加速度をつけて、より早く水を地面に叩きつけたような、雨。
もはや雨雲がその重さに耐え切れず、雲のまんま落下してきたのかもしれない。
そんなそんな雨。


自転車はどうなった!?高級雨合羽はどうなった!?


今朝は寝坊した上に雨だったので、もはや勝手に親戚づきあいぐらい親しくさせてもらっている(単に馴れ馴れしい内地人:無知な人)タクシーの運転手さん○城さんの個人携帯に電話して迎えに来てもらいました。とさ。


雨はその後も、ザンザンジョロジョロと降ったかと思うと、お日様サンサンになり、かと思うとまた、ザンザンジョロジョロザンジョロジョロと降るという、南国っぽく降ったり止んだりを続けています。
さすがに外は「むーーーっ」としています。

早く、じょんじょろりーんぱっぱ、と切れよくいきたいものです。

火曜日, 5月 27, 2008

新しい友達

今夜は僕の新しい友達を紹介しよう。

実は、彼とは引越しの日に挨拶していた。お隣におばあと一緒に住んでいる。
おばあを守る事、それが生きがいのようなヤツだ。

引越しの日はバタバタしてたこともあって、彼が僕と同じぐらいの年齢だということ、最近、おばあにベッタリで、全然、外を出歩いていない事、そんな話を聞いた。挨拶はしたのだが、彼は、相当照れ屋のようで、唸ったまま奥へ消えた。

だいたい、彼は、深夜明け方でも平気で大声を上げるときがある。
そんな奇行をおばあは大変気にして、よく僕に「夕べはうるさかったでしょう」などと言うのだが、それ以上に、そもそも隣は田舎道にぽつんとある雀荘なのだから気にもならない。
雀荘にも負けないほど深夜まで音楽をガンガンかけているのは僕だったりして、むしろ、そっちがきになるほどだ。だからいつも声は聞こえているが、「いや、そうでしたか?気になりませんねぇ」などと誤魔化していたのだった。



そんな日から早一ヶ月が経とうとしている今日、タクシーで帰ってくると彼が隣の彼の家の玄関でおばあと佇んでいる。夕涼みのようだ。

「こんばんは」声を掛ける。
「あらまあ、お疲れ様。今日は自転車じゃ無かったの」とおばあ。
あれこれ今日は自転車じゃなかったややこしい事情(朝寝坊)を話した後、彼に声を掛ける。

僕:「涼しくなったから、たまには、一緒に下のビーチまで散歩しましょうよ。外の空気も吸ったほうがいいですよ。」
彼:「ウォーん」

という事で、彼、シェパード犬の「ラッシー」(←ここ笑うとこで~す)、オス7才は、無事に僕と一時間余り散歩してきたのでした。ちなみにこの家でもう一匹飼っている柴犬の名前は「キティ」です。
このネーミングセンス、シャレじゃないから凄いんです。全国広といえども、キティと名づけられた犬は皆無、ラッシーと名づけられたシェパードも、多分、いないと思います。

という感じで、夕飯は大部遅くなったけど、楽しい夜なのでした。


※一応昭和な話題なので補足1.
ラッシーといえば「名犬ラッシー」で、あれはコリー犬です。

※※これは昭和後期~平成の話題なので昭和中期団塊の方向けに補足2.

キティといえば「サンリオのキティちゃん」で、あれは猫ということになっています。

月曜日, 5月 26, 2008

水風呂(文通はまた今度)

暑い。暑い暑い暑ーーーいっ!

梅雨入りと共に雨は降らず蒸し暑い、どんより風も温かな日が始まりました。
そして、夜になるとイモリ君がケンケンケンケンッと鳴く毎日。

そう、その正に現代人としてのグッドアイデアは、梅雨入りのその日に発想した。
余りに昼間暑かったのだ。水道の蛇口から出る水が、充分お湯としてひとり立ちできる程だった。カップラーメンだっていけるような水。
確かにこちらでは、水道局は、湯道局という。水道代をお湯代といい、ミネラル水をミネラル湯、ソーダー水をソーダー湯、水割りをお湯割り、そんな感じだ。

で、翌日、「よし、こりゃぁ、お風呂は湯船に水を張っておけばお湯になるぜー」灯油代(こちらでは、お湯は灯油で沸かすのだ)も節約できるし、なんか、災害の時には、家の前で、近隣の人たちに水を分けて上げられる。「内地もんはやはり違うのぅ。」なーんて、もう、毎晩モズクで乾杯できる。島ラッキョなんて、ご飯代わりだ。


というわけで、水張りました。たーーーっぷり。
今、張った水で一日の汗を流す、これ三日目ですが、まだまだたっぷり浴槽には水が残っています。そうなんです、何故だか、浴槽の水は、いくら放っておいても水なんです。
もう、毎晩お風呂場で、ヒーーーッとかウッとか、西條秀樹にも負けないようなセクシーアクション&ボイスでダンスダンスダンス。


何がイヤって、お風呂上り。水風呂でさぞかし気持ちいいだろう、、、なーんて、そこのあなた、そんな風に思ってませんか?
だから、内地もんはダメなんだなぁ。

冷たい水を浴びた体は熱を発し、風呂上りは部屋の熱気と体の熱気で、自前の汗でシャワーを浴びる事になるのでーす。

※教訓
みんながやらない事には理由がある。

バベルの犬

横浜から離れる際に、きっと、こっち(うるま)では本は高いんだろう(単にBookOffが無いって意味)と思って、何冊か買い溜めして持ってきていました。

気負ってきたものの、電車通勤で無いという事は、強制読書タイムや強制iPodタイムが無いわけで、夜に気が向いた時にチラチラ読み進めてようやく一冊読み終わりました。

「バベルの犬」という本。犬系にちょっと弱いんです。
で、この本、バツイチの男が芸術家の女性と知り合い恋に落ちて結婚。女性が飼っていた犬も一緒に幸せな生活を送っていた。そんな幸せ絶頂なある日、彼女が庭のリンゴの木から転落死する。

その謎解きがベースになっているので、ジャンル的にはミステリーなのかも知れないが、実際は深い小説でした。
論理的な大人の男、芸術家の大人の女、飼い犬、の三者を通じて愛する事の本質を読者に気がつかせる、、、そんな感じの本。


クライマックス全てが解き明かされる最後の数ページは、一旦読むのを中止して、相応しい気持になれる時間に姿勢を正して読んだほど。

さぁ、次は何を読もうか。何を買ったかも覚えていないんだけど、上下巻ある本の上巻を読んでいたはずなんだけど、バッグ紛失事件で読みかけの上巻だけ無くしたのは痛いなぁ。

土曜日, 5月 24, 2008

文通


昨日梅雨入りしたうるまです。
梅雨入りと同時に、天気予報で雨の予報だったのに、今日は一日晴れ。蒸し暑い日でした。
とうとう、やってきました。南の島の夏です。


今日は早起きして万全の支度をして海行ったけど、湖。波無し。
チャリの場合、この時点で、「本日の営業は終了」となり、そんな海と日の出を見ながら、水筒に入れて持って行ったコーヒーを飲んで、引き返して後はグータラ土曜日。次のポイントという選択肢は無い。
ま、予報図見ててもここしばらくは無いだろうなぁ、とは思ってたんだけどね。


夕方に近所のスーパーにお米を買いに行って、ついでにその近所の気になっていた定食屋さん「フライパン食堂」で"フーイリチー"を食べる。グータラしすぎてもう夕方なのだ。
フーイリチー、こう書くと何の料理だかわかんない(僕もメニュー見て「これなんですか?」って聞いた)けど、「麩いりちー」の事で、「麩入り野菜とスパムを炒め」でした。美味しかった。
で、買ってきたソーキ(これはスペアリブの事)をシチューみたいに煮込んで煮込んで煮込んで、明日の楽しみに。このソーキは、沖縄そばの具としてよく使われていて、「ソーキそば」はこのお肉が具として載ってる。ソーキそばとはチャーシュー麺みたいなものか。


そして、夜になっても風は涼しい風なのに蒸しています。
今夜から蚊取り線香を出しました。懐かしい香り。でもBGMはLedZeppelin。


うるま暮らしで新鮮だったこと
・近所づきあい
 先日もモズクの酢の物が大家さんから届けられた。バーベキューの時の写真をプリントして持って行ったお返し(なんだと思う。もしくは怪しい住人を偵察か。。。)。
 ツールなら、Picasaアルバムで公開して、どーーーんなに離れた友人にも見せられるかもしれないけど、近所なんだから、お年寄りなんだからプリントがいい。
・気軽にバーベキュー
 準備もいい加減、集まる人もいい加減、時間もいい加減、楽しみ方もいい加減、解散もいい加減、で、これがとっても良い加減でリラックスできる。楽しむ事とは何かを考えさせられます。
・適当サーフィン
 ネットなんかに波情報は無い。そもそも、すぐ近くなんだから見に行けばよい。
 波がよければ入ればいい。波が無ければ海を見るだけでいい。
 でも、チャリはアシスト付きにします。(鼻息)
・雨は案外平気
 よく降ってます。でも、濡れるほどの雨は案外少ない。だからこちらの人は傘をささない。
 暖かいから辛くない。
 まぁ、これから、シンドイ目に会うんだろうな。。。
・車はいらない(かも)
 まだヒヨっちゃう部分もあるけど、まぁ、概ね車は無くてもなんとかなりそう。
 あれば便利だろうけど。
 クドイけど電動アシストに期待だね。

夜は更けていく、ヤモリはキュンキュン鳴く、遠くで犬の遠吠え、隣家の犬が遠吠えに応える、あれだけ寝たのにまた眠くなる。寝る子は育つ。

で、タイトルが「文通」なのは、最近、母と文通を始めた。
その事について書こうと思ったのだった。でも、次回にしよっ。
写真は通勤途中で咲いてました。

木曜日, 5月 22, 2008

人生下り坂、そして慣れない上り坂

変わった事
・電車通勤→自転車通勤
・レジャーの購入→近所のレジャー
・外食中心→ほぼ自炊
・飲み会頻繁→ほぼ無し

慣れた事、慣れない事
・自転車通勤
====慣れた事
========平地を移動する事、下り坂を移動する事、雨の日の移動(台風は未経験)
====慣れない事
========上り坂を移動する事
・近所のレジャー
====慣れた事
========財布を持たずに出かける事
====慣れない事
========上り坂を移動する事
・自炊
====慣れた事
========料理、お弁当製作
====慣れない事
========上り坂を移動する事
・飲み会が皆無な事
====慣れた事
========飲み会が無い事
====慣れない事
========上り坂を移動する事

結論
・上り坂をなんとかしたい。(涙)

だからって、パワーショベルで平地にするわけじゃあない。
上り坂だけなんとかするソリューションがこの世にはあります。それが電動アシスト式自転車。
時速15Kmまでは漕いでいる力に電気モーターがお手伝い。かといって漕がない場合はアシストしない。
そして、時速15Km以上のスピードでもアシストしない。


これって、いわゆる「支援契約」みたいなもの。
あくまでお客様が主体者でベンダーはお手伝いに徹する。
「請負契約」の場合は、漕がなくていいから目的地まで代わりに漕ぎましょう。って感じかな。
じゃあ、「アウトソーシング」は、何も考えなくても気がついたらゴールにいますよ、保障します。か。


とにもかくにもだ、上り坂の支援契約を結ぼうと心に決めたのでした。

火曜日, 5月 20, 2008

甘い雨

昨日月曜の朝、日曜の夕方から降り続いた雨は止まず、朝にはむしろ時折強くさえ降り続いていた。珍しく長い雨。(朝のニュースで首都圏の電車は乱れていたようですね。なんか、距離を感じたひと時でした。)


引越し前に、そんな日の為に用意した雨合羽。
ぬれてもいいスニーカーを裸足に履いて、雨合羽を着込み、カバンなどは濡れないようにサーフィン用の分厚いビニール袋に入れた。

いつもより、ちょっと早い時間、完璧な(雨合羽は完璧なものなのだ)いでたちで家を出る。雨が容赦なく降り注ぐが、なんといっても、暖かい。
いつもの下り坂、いつもは歩道に小学生や中学生がたむろしていて、自転車は走りにくかったりするのだが、雨の日は、誰もいない。誰一人、歩いてさえいないのだ。

そんなわけで、快適に雨の中を会社に向かう。
途中、おかしな事に気がついた。雨が甘いのだ。
最初は、自分の口の中が、朝ご飯につまんだ島ラッキョウの塩加減で、自分の口の中が塩っ辛いから甘いのかと思い、思い切り、口を開け、舌を出して確かめたが、やはり甘い。

爽やかに、うっすら甘いのだ。

そんな馬鹿な顔をしながら自転車を漕いで、あっという間に会社に着いた、そんな楽しい雨の朝なのでした。


話は変わるけど、最近、電動アシスト付き自転車に興味あり。
帰りの坂道が楽チンになるなら、車無しでも行けそうな気がしてます。

月曜日, 5月 19, 2008

FileStorageサービス

file storageサービス

ネットの便利さは、もはや便利な事すら気にしないほどになっている。
日々新たなサービスが産まれては消えていっている中で、最近、「便利だろうなぁ」と思ったサービスにFileStorageサービスがある。


これは、ネット上にファイルを格納するエリアを無料~有料で開放しているサービスで、各社、容量や格納期間の制約を設け利用者獲得にしのぎを削っている。


各社のサービスの紹介は、いろんな方やニュースサイトでやっているので置いといて、このサービス、10年以上前のBBSあるいはNewsを使い始めた頃の状況と同じような事が置き始めている。何かというと、意図しない情報の共有。


私が初めて「意図しない情報の共有」で痛い目にあったのは、パソコン通信の掲示板の世界では緩やかな閉鎖性(会員であり、かつ、掲示板の利用者として登録している)に守られた世界から、インターネットNewsサービス(っていうのか?とにかくインターネットに公開されているNews(掲示板)のペット関連の情報にアクセスした時だ。


当時、犬の散歩に凝っていた私は、自分の住む地域の公園で犬を放せるような場所を尋ねた。そうしたら、「犬を放すのは何事か」的な議論が巻き起こり、もう、収拾が付かなくなったのだった。まぁ、その内容は本題からずれるので触れないが、何しろ、大雑把&気にしない私でも、相当凹むようなやり取りが一週間ほど続いた。


そんな風に公開されているという事の怖さを経験し、それ以来、滅多にネットに書き込むような事はしなくなったが、最近では、圧倒的に増えた利用者の数やある程度リテラシーが成熟しつつある事などから、こうやってblogなども書いていたりしてます。


はぁ、前置きながーっ。
で、FileStorageサービスである。

無料、会員登録不要!?などの文字が躍るサイト。そうなのだ、ある程度の匿名性すら保たれたまま(正確にはプロバイダの情報を集めれば匿名性など無いのだか)数GBもしくは数十GBのデータを出し入れできるサービス。

ちょっとテストで使ってみて、非常に使い勝手がよいのは理解したが、試しにGoogleの検索キーワードに「zip site:"そのサービスサイトのURL"」なーんて検索すると、ぞろぞろぞろぞろ、お仕事のファイル?やら、彼女とのデートの写真、やら、もう、ヒットするのである。
そういえば、Googleの画像格納サービスPicasaも、非公開の設定ができるにもかかわらずデフォルトが公開だったりすることもあって、2ch辺りでは話題のアルバムなんかもあるようだ。


ということで、ファイル格納サービスは便利だけど注意しなさいって話でした。
でも便利だよう。ご利用は計画的に。

日曜日, 5月 18, 2008

ビーチバーベキューの巻


今日は朝寝坊。
のんびり休日の惰眠を貪っていたところに同僚からメール。
昼に、近所のポイントにサーフィンしに来るという。


それだけのメールなんだけど、する事もないので、昼ちょっと前にでかける。
今日はうねりが弱い上に、風が強く、しかも、めいいっぱい引き潮で、何人か入ってはいるもののコンディションはよくない。


とはいえ、一時間ほど入っていると、同僚の車がビーチに乗り込んでくる。
そこで、一旦上がると、バタバタとテントを組み立て始める。なになになーに。


聞くと他にも職場の仲間が何人か集まってバーベキューをするのだと。
バーベキューとかって、なんかオオゴトのイメージがあったけど、いとも簡単に、始まるのだ。

パラパラと何人か集まり、焼肉&焼きそば、車で来ていない僕はビール。
腹ごなしに海に入り、体が冷えたからと、熱い肉を頬張る。

そんな風に、バーベキューは日常に溶け込んでいる。
そんな風に、海は日常に溶け込んでいる。

改めて、いいなぁ沖縄、と思うのでした。

水曜日, 5月 14, 2008

気持ちいい事!


うーん満足。朝からうっとり。理由は簡単。
夕べ、チャリ用ボードキャリアが届いたので今朝から生活一変です。
(このまま車無くてもいい、、、というこの土地では無謀な考えすら浮かびます。)
・思いのほかチャリの移動は快適だった。
・思いのほかリーフブレイクは快適だった。(贅沢な波、波、波)
・思いのほか仲間がいた。(入水時は僕一人、その後7~8人)
・思いのほか怖くなかった。(あまりに水が綺麗で海底が見えるのでリーフの浅瀬にぶつかる事も無かった)
・思いのほか温かい水だった。(明日はタッパーはいらないな)
とりあえず写真のみupしておきます。

月曜日, 5月 12, 2008

ムラを守る事

先日、地元の生地屋さんにカーテン生地を探しに行った時のこと。
素敵な麻の生地があって、また、麻にしては手ごろな値段。聞いてみると、東京から取り寄せているのだという。


ここ地元の麻だって有名なのだが、それはとてもこの値段では売れないほど高いのだという。高いものは、どこか遠くまで運んで、更に高い値段で売られているのだろうと想像できた。


あれ、この話、最近似たような話を環境の話題で耳にした話だ。

その話は、ある世界のはずれの、貧しいけど食うには困らない漁村の話だ。
それまで、先祖何代もの間、そのムラでは食べるのに必要な魚は、ムラに面した海で充分に獲れた。原始的な方法の漁で充分に村人全員が食べてこれたのだ。


ある時、その魚が先進国で高値で取引(とはいっても、先進国側からみれば自分たちの海で獲るよりもとても安い値段)できるとムラは気づいた。
そして、ムラでは漁法を近代化し、先進国に自分たちが日々食べてきた魚を売る事で現金を得る事に夢中になった。


わずか数年後、そのムラの海では魚が獲れなくなった。
ムラには失業者が溢れ、ムラを去るものが後を絶たなかった。ムラは崩壊した。
ムラの多くの人が流れた近隣のマチも失業者で溢れる事になった。
こうして、食べる事もおぼつかない貧しい人が増えた。


そんな話だったと思う。
麻の場合は代わりに安い合成繊維になっても何とかなるけど、本質は変わらない。
生きるために必要な食べ物よりもお金が重要になった時、お金を手にできない人たちは飢える事になる。
もしかしたら僕たちが安い/旨いと大喜びで食べた魚で、たくさんの家庭が崩壊し、飢える人が増えたのかもしれないのだ。


日本が戦争で負けたとき、アメリカやヨーロッパの国々が「米」を買い漁るような事があったらどうなっただろう。米が手に入らない状況で戦後の復興はあり得ただろうか。


地産地消、言うのは簡単だけど、それを許さない「金持ちな国・地域」の略奪は終わっていない。そんな気までする麻の話でした。


※ちょっと強引に話を繋げたようにも思うけど、やっぱり、どっか違和感の拭えない状況だと感じたのでした。

※AEONが毎月決められた日にレシートを提出するとその提出されたレシートの売り上げ金額の1%を地元のボランティア団体に寄付するプログラムを始めたようです。これって、Patagoniaの「1% for the planet」(売上高の1%、利益のとか回収したレシートのとかではない)に比べれば、回収したレシート分だけの、とても小さな活動だけど、少しずつ企業は社会貢献無くして存続できない空気が出てきたのかもしれない。
http://www.aeon.info/environment/aeonday/yellow_receipt.html

日曜日, 5月 11, 2008

30Kmウォーキング(伊計島)+往復30Kmサイクリング!

第一回環金武湾(かんきんわん!)ウォーキングフェスタに参加しました。

職場の同僚に誘われ、超気楽に参加。だって歩くだけっしょ。
ということで、このフェスタ。本島と四つの島を橋で繋いでいるコースを端っこの島"伊計島"をスタートし本島に歩いて戻ってくる、至極、穏やかな、と思われるウォーキング大会。総距離30Km。


行きましたとも。まず、8:00の開会式に間に合わなくてはエントリーできません。
ということで、私の家から15Km程の集合場所(ここからスタートする島までは大会で用意されたバスで移動します。)へチャリで出かけます。ということは、朝、5:30に起きて、コーヒーなど飲んで、支度して、6時過ぎに出かければ余裕のよっちゃん酢イカもよろしくってなことで、目覚ましを5:30に仕掛けます。


いゃぁ、土曜の朝、至福の時間。そして、目覚ましは山手線浜松町のホームの音楽。(素敵な目覚まし時計なのです。写真で見せちゃいます!
チャラリラリラパラリラチャララン♪
いやぁ、土曜の朝は至福の時間。目覚ましを止めてゆっくり夢の続きを見ます。。。
今日はなんかあったよなぁ。。。いや、夢の続きが。。。


「いやいや、起きなくちゃ。はぁ、行くぞー!」
余裕で時計を見ます。6:50。
「うーん、寝ぼけてるな。目覚ましは5:30に仕掛けたもの」
もう一度時計を見ます。6:50。
とりあえず、寝返りを打って、霧が晴れていくシナプスを辿りながら、今朝の予定を一つ一つ、というか、一つ思い出します。5:30に起きて6:00過ぎにはでかけるという超シンプルな予定。。。


寝返りを打ったまま、壁を見つめながら、
「お腹が痛い事にして寝ちゃおう」などと悩みます。
「台風で中止になった」とも考えます。でも、外では朝の鳥達がのどかに鳴いています。
「自転車がパンクした」とまでは考えが至りません。
「1時間あれば行けるはず。という事は間に合うじゃん。」との考えに至るまで5分ほど要したでしょうか。。。


それから、ガバッと起き、その後の記憶は微かですが、とにかく冷やしておいたお茶を水筒に詰め、着替えなどをリュックに放り込み、玄関を出ます。
あーーーっ、サンダルはダメだーーーー、「俺って慌てん坊」などと玄関を二・三度出入りし、完璧に出発。(靴下を履かなかった事まで気にしていませんでした。。)


会場に着き、ギリギリエントリーには間に合いました。
そうそう、会場入り口では誘導員が車を駐車場に誘導しているのですが、チャリは何のガイドもありません。
ちょっと戸惑いながら、エントリーしている会場スタッフのテーブルの脇に自転車を止め、なんのお咎めもなしにそのままエントリー手続きして会場へ。こうやって隠れたチャリ優遇施策は行き届いているのです。


などといいながらなにしろ30Km歩きました。
経過はリンク先の写真でどうぞ。(Googleアカウントが必要みたい。。公開設定はちょっと考えます。)
伊計島ウォーキング、サイクリングぅ、足の裏はハプニングぅ


●成果
   足のマメ大×2ヶ、中×2ヶ、小×3ヶ
   足の爪先の痛み×全指共通
   筋肉痛×少々
   日焼け×多分そこそこ
   走破証明書×1
   サーフポイントの記憶×Priceless

それにしても、僕的には60Kmトライアスロンだったわけで、何か特別賞が欲しい気がしてます。
これを書いている今日現在、踵歩き(つま先は痛過ぎ)でびっこを引いて、明日は会社に行けないんではないかなどと、軟弱振りを発揮中。

ジャックジョンソンを聴きながら。。。

月曜日, 5月 05, 2008

大家さん一家とバーベキュー

引っ越した先は道路を挟んで向かいが大家さんの家。
連休も最後に近づいた子供の日、自転車で出かけ細々とした買い物を済ませて帰ると、大家さんがやってきた。日に焼けたポールニューマンな大家さん。


「これから庭でバーベキューやるからおいで」
真っ黒なポールは、白い歯を光らせて、ニコニコ顔で誘ってくれた。
そういえば引越しの挨拶の時にそんな話をしていた。


買い物で何か気の利いたものを用意しておくんだったと思いながら、「片付けたら行きます」などと答え、特に片付けるものも無く、ただ、引越しの荷物から持っていける物を探し、たった今買ってきたジャンボしし唐(ピーマン!)2月に新潟にスキーに行った時の柿の種と子供が孫が隣に住んでると聞いていたのでチョロQを持って出かけた。


庭に入って驚いた。
大人が7、8人、子供にいたっては何人いるのかわからない。
挨拶もそこそこに、皿を持たされビールを渡され、乾杯。
ウマい!


ちなみにジャンボしし唐は、当たるとしっかり辛いのであった。
これまたウマかった!



午後4時過ぎに参加したその宴は9時過ぎまで続いた。
ビール→いつの間にか一升瓶の泡盛(ロック)。
完璧に出来上がった僕は帰ると同時に深い眠りについたのだった。
っていうか、泡盛ってグラスで増えるのかぁ、ぐらいの勢いで、ガンガン足されていた。


それから、グラスはその場で缶ビールの蓋を缶切で取っ払った簡易グラス。
これで飲むと、中の氷の冷たさがひんやり手に伝わって気持ちよくて、やめられませ~ん。


驚いたこと。
・いきなりその辺で打ち上げ花火をやり始めたこと。
・大家さんは7人の子供を育て上げ、20人以上の孫がいること。
・A1ソース(沖縄ではメジャー。イギリス製)がとても美味しいこと。
・今回は違うけど、ビーチでバーベキューをするときは、バーベキューセットや食材をケータリングしてくれるサービスがあるそうだ。手ぶらでバーベキューができるのだという。

土曜日, 5月 03, 2008

お邪魔虫(3/3以降)

バイオハザード発令中のうるまです。
3/3発生までそう時間はかかりませんでした。


恐怖も覚めやらぬ夜。確かにビクついてはいたのだが、事件はその事件の性質に相応しい深夜に再発した。


一人身の中年男子としては、なんとなく夜は照明を落として、薄暗い部屋でガウンをまといブランデーを揺らすようなイメージ、いやそれは妄想で、実態は単に薄暗い中でジャージでコーヒー&一服してた。
ここは高台で、ちょっと下のほうにあるなんかの施設の駐車場の照明が窓をぼんやり明るくしてる。
ふと、その窓のロールスクリーンを見上げると、見覚えのある影。ぴたりと動かない。
何をどうみても、○モリ君の影。


影は怖い。
まず、ロールスクリーンの裏に張っ付いているのか、その後ろの窓ガラスに張っ付いているのか、影からは判断できない。
どの程度判断できないかというと、偶然、その姿を捉えた防犯カメラの映像を見ていただこう。



その後どうしたかって?
30分ほど睨み合いを続け、どうにもロールスクリーンか窓ガラスの内側か外側か判断がつかず、最後は意を決してロールスクリーンを、シュルシュルパンと巻き込んだのだ。
消えた。影も形も無く消えたのだ。


ということで、(3/3以降)とタイトルに書いたのは、このままこの手の興奮をお届けすると、南の島昆虫撃退ブログになりかねないからで、これをもってお邪魔虫話はしゅーりょー!

バルサン買ってくんどーーー!

金曜日, 5月 02, 2008

お邪魔虫(2/3)

「島(沖縄)では別の時間が流れている」という言葉は聞いた事があると思う。
観光パンフレットなんかによくあるやつだ。時間の流れが違う、、、などということが、、、、、あるのだ。


誰がなんと言おうと、島の時間は、都会のそれと比べると三倍ゆっくり流れている。
ということは、都会暮らしの人は、今の私の三倍早く歳を取るのだ。恐れ入ったか。コンチクショー。


ということで、2/3である。
一度昇天した私、傷心さめやらぬ私、神は何故にそのような仕打ちをするのか。
事件は○モリ失踪事件の、その日の夜に起こった。もう疑いようの無い連続南国昆虫関連殺人事件の勃発である。


なにしろ、暑いだけでなく、湿度がある。
爽やかに風が吹いているような気がするのだが、実際は大きな誤解で、寒暖計を見ると常に70%以上である。
洗濯物も、暑くて日差しが照っている割には瞬間的には乾いてくれない。(瞬間で乾くと期待していたのだ)


そんなわけで(どんなわけかは突っ込まないでほしい)、レンタカーに折り畳み自転車を積んでレンタカーを返却すると、その帰りは自転車で山を二つ越えて帰ってきた。当然、汗だく特盛状態で、○モリ遭遇の冷や汗もあり、今宵シャワーを浴びんとしたのであった。


南国暮らしの醍醐味はシャワーである。昼間の日差しを浴びた肌に、やや冷たいシャワーを浴び、火照る体を冷やし、今夜訪れる女神を夢想、、、などといっている場合ではない。


お風呂場で独り、灯油で沸かされるお湯がなかなか温まらず、水が湯になるのを待っていたその時、歴史は動いた。by 松平アナ
当然、お風呂場なので、普段は隠している精悍な肉体を晒していたわけだが、後ろにただならぬ視線を感じ、何気なく振り向く。「おや、壁にあんな真っ黒な大きな染みがあったっけ?」
当然、お風呂場なのでメガネをせずにつぶらな瞳を晒していたわけだが、振り向いて、視線を元のお湯待ちの蛇口に戻し、頭の中でビデオを一時停止→巻き戻し→再生してみた。


うーむ。メガネなしということに大いに期待したいとこだが、ワトソン君。君が見たのは間違いなく地球の歴史と共に歩んできた例の、黒い、ともすると飛んじゃったりする、あれだよ。わかってるよね。
ホームズ先生、でも、私はメガネをしていないので、もしかしたらあれは単なる壁の染みかも知れないと思うのです。大体、私の常識で知っている大きさではありません。あんなに大きいものでしょうか。。。
ワトソン君、君がそう言うならそれでもいいが、君のいでたちを見てごらん。いいのかい、そんな無防備な格好で、万が一、その染みとやらが飛び立ったらどうするんだね。


こんな会話を0.4秒ほどで済ませると、蛇口を閉め、風呂場のドアへ一目散すたこらさっさ、横目に黒染みチェックし、そうでしょうとも、触覚やら手足やらある染みは珍しい。「ひぃーーー」なんて奇声はあげませんとも。中年男子ですもの。


ということで、キンチョールだかなんだかを狂ったように散布し、手前の洗面所も同様に散布し、お風呂場および洗面所を24時間のバイオハザード立ち入り禁止区域に指定したのでありました。
※写真はありません。
※※この事件のおかげで翌日はスルメ状○モリ君の撮影を敢行できたのでした。○モリ君はまだ可愛いよ。

お邪魔虫(1/3)

引越し後の片付けに追われた。
何も急ぐ必要もないのだが、波も無いみたいだし、まずは、台所をなんとかして食事ができるように、、というあたりから取り組んだのだ。


食事の支度まではどうにもならないとして、コーヒーぐらいは淹れたい。
ということで、台所用品のコーヒー周辺地域を捜索し淹れる準備をし、午後にはコーヒーを買ってきて、(途中波チェックなども滞りなく行い)、ようやく台所に立ったわけだ。


大家さんからいただいたガス台。そう、大家さんに挨拶に行った時、人のよさそうなおじいさん大家さんに、ガス台を買うために近くのガス屋さんを聞いたところ、「古いのでよきゃつかってくれればいい、後で持ってくよ。食器棚もあるよ。」などとありがたい申し出を頂き、食器棚は遠慮してガス台を頂いたのだった。


そのガス台でお湯を沸かし、ふと、キッチンのありがちな出窓、新婚風エプロン奥様が風と共にクルクル回りだす例の出窓を開けた時に事件1/3は起こった。
出窓のサッシの隅を何かがチョロチョロと動いた。そのチョロチョロは、まるで私の心臓に直結していたかのごとく私の心臓を高鳴らせ、頭隠して尻隠さずのチョロチョロがイモリもしくはヤモリであることは尻だけでも充分に私の理解するところとなった。ここまで、3秒。

後ろ向きに歩くなんて事は大人になるとそうそうない。しかし、その時の私は、何十年ぶりかという後ろ歩きをすぐさま決行。散歩ほど後ろに歩むと、そこにとりあえず、腰掛けた。決して腰を抜かしたわけではないのだ。


半開きの出窓、チョロは相変わらず尻をこちらに見せている。もしかしたらメスか!?
お知り好きと知ってのその所業か。ならばコウシテクレル!!!!

手に取ったのは携帯電話。パカッと開くと、およそ二倍の長さになる。
なにしろセクスィー○モリ(丸には"イ"か"ヤ"を適当に入れてくれ)は、引力に逆らってサッシの上方にはっ付いているのである。なにしろ長さが必要だ。
T芝製長薄型高機能携帯といえども、この機能はマニュアルの巻末に「○モリ除けはお客様の責任でお使いください」と書いてある。しかし、背に腹は変えられぬ、敵はいつ引力に負けて自由落下運動を楽しむやも知れぬのだ。


三歩の距離をジリジリと近づく。また、チョロリと尻を隠し、セクスィー尻尾が微かに見えている。
携帯でサッシを閉めるべくサッシの取っ手を押してみる。。。消えた。携帯マジック!
微かに見えていた尻尾があった辺りを覗くが、もうそこにはいない。
素晴らしい携帯である。魔よけとか虫除けとか女除けとか仕事除けとかに使えるのだ。


ということで、その2秒後に、サッシの下方向にさっきの元気な○モリ君(もしくは"○モリさん")とは別のスルメ状に脱水症状の後昇天召されたであろう別の○モリ君を発見し、その日は私の最後の記憶となったのである。
※写真は後日奇跡的な復活を遂げた翌日に筆者が撮影したもの。(スルメ状の仏様)
※※本当の悲劇はこの夜起こったのだが、それはまた別途。。。

ポイントチェック


暑いっす。夏です。常夏です。


昨日から二日間引越し用にレンタカー(四駆)を借りていたので、近所のサーフポイントへのアクセスを完璧に把握した。近いじゃーん。いい波じゃーん。人ほとんどいないじゃーん。
と、いう感じ。沖のリーフ(さんご礁)で割れた波は延々と岸まで運んでくれる。
後で、写真の人が海から上がってきたときに確認したら、波が割れる(確実に同じ場所で割れるのです!)ところには、台状に盛り上がったさんご礁があって、そこにうねりがぶつかってそのまま割れて岸まで届くのだそうだ。びゅーてぃふぉー、わんだふぉー、えくせれんと、はっぴーにゅーいやー!!!

もう、絶句、このまま海に入ろうかというぐらいの、僕みたいな初心者に優しそうな波でした。
写真は昨日のです。住まいから1kmの所。


さて、今日、ようやく食事と着替えができる程度に片付けたので、もう一度波チェック。
結論は、みずうみーーー。まぁ、そんな日もあるさ。

その波チェックする高台での出来事。
昨日は見るからにサーフィンやってます的な若者がチェックしに来ていた(しかも社会人で勤務中の昼休みに)のだが、今日は真っ黒なおじいが独り双眼鏡を手に立っていた。
挨拶すると、おじいは真っ黒な顔から前歯のかけた白い歯を光らせ満面の笑みで語りだした。いや、何も僕は聞いてないぞー。挨拶しただけだぞー。


かなり強い沖縄訛りでこんな事を言っていたようだ。
・眼下の桟橋、湾を挟んだ向こうの港(金武港)、辺りの船舶、これを監視しに来ている事。
・警察は悪いやつ(米軍関係者)を逮捕しないで悪いやつを見つける私を逮捕する
・結局無罪放免なのに40日拘留されたことがある。
・昭和45年から戦っている
・横浜に出稼ぎに行ったことがある。都会では(女)遊びができて楽しかった。
・置いていった奥さんが病気になったので都会暮らしはやめた。
・奥さんは今も健在。
・70才ちょい手前。
と言うような話。訛りが強いので、次の話題を聞きながら前の話をリピートするような感じで聞き取れたのがそんな内容。
彼の言うことの是非はおいてといて、滞在しての感覚としては人口の2割ぐらいが米兵のような感じのこの土地。
日本全体の安全保障の為に、犠牲を強いられるこの土地ならではの出会いだった。


受験戦争を勝ち残った、ただそれだけの偏った官僚達は、この、おじいの言葉の影にある感情は理解不能なんだろうなぁ。


おじいが「悪いこと見つける方が取り締まられて、悪いことしてる人はのさばる」ような話をした時に、神様は見ているよみたいな、まるで子供に話すような話をついしたのだが、とても嬉しそうだった。
少なくとも僕はおじいともっと話していたいと思ったもの。悪いことしてのさばっている人だったら長く話を聞くことも無いだろう。。


別れ際、「お兄さん(僕のこと)もせっかく沖縄に住むんだから頑張って!」と言われた。
せっかく千葉に住むんだから、とか、せっかく横浜に住むんだから、とか、せっかく春日部に住むんだから、とは違う「せっかく沖縄」には深い意味があるような、、、、無いような、、、そんな、なんかいい出会いだった。

木曜日, 5月 01, 2008

旅立ち

遂に今日はやってきた。


出かける前の日にバッグを無くすという事件はあったが、午前中には全ての届出や手続きを終え、まずは一安心。(一安心しても何も返ってこないが。。)
奇跡的にPCは手持ちだったのが幸い。新聞ネタにならずに済みました。神様ありがとう。
(いいえ奇跡じゃあありません。模範的会社員の私はいつだってPCは手持ちですよ。そこんとこよろしく、始末書提出先のセキュリティ担当の偉い人!)


バックれたバッグも心配だが、それとは別に漠然とした不安。
何が不安なのか自分でもわからないのだが、向かう夜のフライトの中、窓外に広がる闇と代わらない何も見えていない不安を感じた。
何も見えていない、そう、まだ新天地で何も始めていないのだ。


三年間。自分の中で決めた期限。
明日から本当の一日目が始まる。
やらなければならない事を考えると三年は余りに短い。


なーんて、おセンチな気分を味わいつつANA135便は南南西に向かう。いや南西か。なんせ遠いのだ。
センチやメートルでは表現できないほど遠いっつーの。
明日の午後、横浜を出た僕の荷物たちに再会する。今はそれが楽しみ。


まずは音楽を聴こう。ピアノを弾こう。そして、波チェック。
仕事の事はひとまず置いて、ラッキーなことにまだ一週間も休みがある。
なんて考えていたら、漠然とした不安の中から漠然とした元気の泡が出てきた気がする。
あらら、三年はどうした、機嫌はどうした、本当の一日はそれでいいのかーーー。
(いいんです。ビールと元気は泡でよい。)


元気の泡は、バッグを無くした僕に着替えを用意してくれた、とても大切な人の存在が欠かせない。
うーん、幸せ者だね、僕は。
横浜最後の何日かを素敵な女性になった娘と過ごし、着たきりで加齢臭すら漂いかねない僕は清潔なパンツでフライト。
フライトアテンダントのお姉さん、なんだったら下着検査とかしてもらって結構!是非是非~!
←これだから中年オヤジは困る。。。