金曜日, 5月 02, 2008

お邪魔虫(2/3)

「島(沖縄)では別の時間が流れている」という言葉は聞いた事があると思う。
観光パンフレットなんかによくあるやつだ。時間の流れが違う、、、などということが、、、、、あるのだ。


誰がなんと言おうと、島の時間は、都会のそれと比べると三倍ゆっくり流れている。
ということは、都会暮らしの人は、今の私の三倍早く歳を取るのだ。恐れ入ったか。コンチクショー。


ということで、2/3である。
一度昇天した私、傷心さめやらぬ私、神は何故にそのような仕打ちをするのか。
事件は○モリ失踪事件の、その日の夜に起こった。もう疑いようの無い連続南国昆虫関連殺人事件の勃発である。


なにしろ、暑いだけでなく、湿度がある。
爽やかに風が吹いているような気がするのだが、実際は大きな誤解で、寒暖計を見ると常に70%以上である。
洗濯物も、暑くて日差しが照っている割には瞬間的には乾いてくれない。(瞬間で乾くと期待していたのだ)


そんなわけで(どんなわけかは突っ込まないでほしい)、レンタカーに折り畳み自転車を積んでレンタカーを返却すると、その帰りは自転車で山を二つ越えて帰ってきた。当然、汗だく特盛状態で、○モリ遭遇の冷や汗もあり、今宵シャワーを浴びんとしたのであった。


南国暮らしの醍醐味はシャワーである。昼間の日差しを浴びた肌に、やや冷たいシャワーを浴び、火照る体を冷やし、今夜訪れる女神を夢想、、、などといっている場合ではない。


お風呂場で独り、灯油で沸かされるお湯がなかなか温まらず、水が湯になるのを待っていたその時、歴史は動いた。by 松平アナ
当然、お風呂場なので、普段は隠している精悍な肉体を晒していたわけだが、後ろにただならぬ視線を感じ、何気なく振り向く。「おや、壁にあんな真っ黒な大きな染みがあったっけ?」
当然、お風呂場なのでメガネをせずにつぶらな瞳を晒していたわけだが、振り向いて、視線を元のお湯待ちの蛇口に戻し、頭の中でビデオを一時停止→巻き戻し→再生してみた。


うーむ。メガネなしということに大いに期待したいとこだが、ワトソン君。君が見たのは間違いなく地球の歴史と共に歩んできた例の、黒い、ともすると飛んじゃったりする、あれだよ。わかってるよね。
ホームズ先生、でも、私はメガネをしていないので、もしかしたらあれは単なる壁の染みかも知れないと思うのです。大体、私の常識で知っている大きさではありません。あんなに大きいものでしょうか。。。
ワトソン君、君がそう言うならそれでもいいが、君のいでたちを見てごらん。いいのかい、そんな無防備な格好で、万が一、その染みとやらが飛び立ったらどうするんだね。


こんな会話を0.4秒ほどで済ませると、蛇口を閉め、風呂場のドアへ一目散すたこらさっさ、横目に黒染みチェックし、そうでしょうとも、触覚やら手足やらある染みは珍しい。「ひぃーーー」なんて奇声はあげませんとも。中年男子ですもの。


ということで、キンチョールだかなんだかを狂ったように散布し、手前の洗面所も同様に散布し、お風呂場および洗面所を24時間のバイオハザード立ち入り禁止区域に指定したのでありました。
※写真はありません。
※※この事件のおかげで翌日はスルメ状○モリ君の撮影を敢行できたのでした。○モリ君はまだ可愛いよ。

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