月曜日, 5月 26, 2008

バベルの犬

横浜から離れる際に、きっと、こっち(うるま)では本は高いんだろう(単にBookOffが無いって意味)と思って、何冊か買い溜めして持ってきていました。

気負ってきたものの、電車通勤で無いという事は、強制読書タイムや強制iPodタイムが無いわけで、夜に気が向いた時にチラチラ読み進めてようやく一冊読み終わりました。

「バベルの犬」という本。犬系にちょっと弱いんです。
で、この本、バツイチの男が芸術家の女性と知り合い恋に落ちて結婚。女性が飼っていた犬も一緒に幸せな生活を送っていた。そんな幸せ絶頂なある日、彼女が庭のリンゴの木から転落死する。

その謎解きがベースになっているので、ジャンル的にはミステリーなのかも知れないが、実際は深い小説でした。
論理的な大人の男、芸術家の大人の女、飼い犬、の三者を通じて愛する事の本質を読者に気がつかせる、、、そんな感じの本。


クライマックス全てが解き明かされる最後の数ページは、一旦読むのを中止して、相応しい気持になれる時間に姿勢を正して読んだほど。

さぁ、次は何を読もうか。何を買ったかも覚えていないんだけど、上下巻ある本の上巻を読んでいたはずなんだけど、バッグ紛失事件で読みかけの上巻だけ無くしたのは痛いなぁ。

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