国内総崩れの製造業電気関連メーカーにあって、唯一と言っても良い成績の日立。
僕にとって、とてもわかりやすい、「そうそう、そういうこと!」っていう記事があった。
ソースはこちら
http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/10914/
「日本人男性の均質的な考え方でガバナンスをやっていたのではだめだ」by日立の会長さん
一流企業の会長さんなので、紳士的に「均質的な考え方」と言っているが、ここは僕が非紳士的に言い換えてみよう。
・仕事ができても個性的な奴は認めない、という考え方
だって、努めて均質的に振る舞ってきて大○○の重役になった私がアホみたいじゃないか。
・仕事ができてもバカな奴は認めない、という考え方
上には良い話だけアピールすればいいんだよ。
会議でマトモな意見なんかしやがって。みんな困ってただろう。会議は意見なんかをする場じゃないんだよ。
ま、そんな感じだろう。
もうひとつ、日立の会長さんは良い事を言っている。
「長時間残業が大好きという変な社会。国際標準ではない」by日立の会長さん
これも下品に言い替えさせてもらう。
・記録的大赤字の年も記録的好業績の年も残業時間は変わらない
ちなみに、ソース元の記事はこのように結ばれている。
「長時間残業が大好きという変な社会。国際標準ではない」と指摘。「外国の人を連れてきて働かせようとするときに困る」
均質的な考え方は、そうやって、個性的な人はもちろん、ハンディキャップを持ってる人、女性や外国の人も排除しやいすわけだ。
そういえば原子力村、というムラもどこまでも学習できずにいるようだ。
でも、普通の会社は、青天井で税金をつぎ込めないので、どこかでムラから脱却しなければならない。
それとも、脱却しないまま中国とかの会社に吸収されるか、なんだろう。
均質的な考え方は、「考えなくていい」という一種の楽チンを産み出す。
でもそれは、考えなくていい、ではなく、考えない人間になるということ。
いい加減に先の大戦での日本を繰り返して欲しくないなぁ。
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