木曜日, 5月 10, 2012

1Q84の表紙

1Q84



だいぶ前、1年以上も前に古本屋で手に入れた「1Q84」のハードカバー。
結局、一度も開かないまま、部屋の隅に置いてあった。
ハードカバーは、なかなか持ち歩いて読もう、という気にならないのだ。

以外なものが、そんなハードカバーを読むきっかけを作ってくれた。
今ハマっているTEDだ。

ハードカバーの表紙を作っている人(Chip Kidd)のプレゼン。
そもそも、本の表紙を作っている仕事、という仕事を意識したことがない。
でも、世の中の本全ては、誰かが表紙を作っているのだ。

残念なのは彼は米国英語版の表紙を担当しているということ。
私が持っていた日本語(原語なのに)のハードカバーは、彼のデザインした表紙ではない。
もちろん、日本語版の表紙も、誰かがよくよく考えてのデザインだとは思うし、デキが悪いわけではない。
まぁ、米国英語版の出来が良すぎた感はあるが。

私とは別の観点で電子ブックに批判的なのも好印象だ。

で、1Q84。
うーん、面白かった。アニメ化(実写化ではない)されたら良いかもしれない。
引きこまれただけに、ストーリーの最後は釈然としないものの、読み終えてからもいろいろ考えさせられたり、ちょっと景色が違って見えたりする、という僕自身の変化を考えれば、やはり凄い本だ。

ハードカバーの重さを忘れさせられる本であるのは間違いない。
(最近、単行本化されたみたい。単行本だと4冊にもなる!)


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