火曜日, 6月 12, 2012

大人の話「マグロ」

 

最近、踊るグループのナントカやニュース番組にも出てるらしいアイドルグループのカントカからやたらメールが来る。

他の誰よりもマメに来る。オハヨウからオヤスミまでサポートされるありがたいものだ。

そんなわけで、メール削除の指使いが早くなりすぎて、ウッカリ他のメールも削除してしまうかもしれない。
50絡みのオジサンを釣ろうという、いわゆるフィッシング詐欺メールなのだろうが、まず、そのナントカをよく知らないからなぁ。

オハヨーからオヤスミまで、ご苦労さまです。 

で、今日の話題は釣られたマグロについてである。 

今日、何故か会社の食堂の高級な方(セルフサービスじゃない方)でマグロの解体ショーがあった。

 既に死んでいるとはいえ、気の毒に、70Kgあるというマグロ君("マグロさん"かも)は、見事な包丁さばきにより解体され、スペシャルメニュー?のマグロ丼へと変身を遂げたのだった。 

早めのランチタイムだったので、解体されたマグロとは別のマグロのマグロ丼を堪能し、その後に解体ショーを堪能した。

初めて解体ショーをライブで見たわけだが、彼の人生いやマグロ生、生マグロのマグロの一生、を考えてしまった。 

大海原を休むことなく回流し、ある日、一本釣りされる。
本当は網で、まさに一網打尽だったかもしれないが、ブログに書くべきドラマとしては、やはり一本釣りであろう。
北の海で、ベテランの漁師との戦いに敗れ一本釣りされた、そう思いたい。 

その瞬間、彼は初めて全身を空気に晒し、ニンゲンという奇妙な生き物の姿を目にし、そして、自分の身の上に何が起こったのか、を考える間もなく視界が途絶え思考が停止し息絶えたのだろう。
我々が知っているマグロは、その後の話だ。

僕は、その魚の死体がバラバラにされる様子を見ながら、「マグロに生まれなくてよかった」と、まず思った。
なんだか恥ずかしいし、悔しい気もするし、できることなら命が途切れるその瞬間まで海にいたいと思うだろうと感じた。

でも、「マグロに生まれていたとしたら、そもそも、そんな事は考えもしないだろう」とも思ったりもした。

で、本題は、そんな高尚な身の上話ではない。
下衆な大人の話だ。 

「マグロ」という言葉は、食用の魚以外に、いわゆる床上手でない女性を表現する際にも使われる。
これには何か基準があるわけでもなんでもなく、男性が一方的に、多分、自分の男としてのコンプレックスの裏返し、八つ当たり的に女性を貶めるという背景での言葉かもしれない。 

が、そんな背景は置いといて、マグロが床上手でない表現であれば床下手という意味か。
正確には、多分、「そんな男性の努力により普通ならウッフンな状況のハズにも関わらずマグロのように動かない女性」を指す言葉として男性の間で使われる。 

上手とか下手とか、その点についてはスルーします。
くどいけど、そのテの話をしたいわけじゃない。 
くどいついでに、意外なことに、オジサンの飲み会でもそんな話はしないし、よくよく考えてみたらそういう話題で「マグロ」と口にする人に出会ったことはない。

もしかすると、こういうエロ系のマグロという表現はエロ本でしか見たことがないかも。 
多くの男性の場合、この、「エロ本でしか見たことがない」という言葉や漢字、擬態語などがたくさんある気がする。

が、その話はまた別の機会に で、本題に戻そう。

話したかったのはマグロの話だ。 
確かに、こうやって生活していて、数十キロもの重さがある生き物の死体を目にすることはそうそうない。
稀に牛や豚の工場(屠殺場?)をテレビなどで見かけても、吊り下げられている。 

そうなのだ。横たわる人間相当の大きさのある死体で最も目にするのはマグロなのだ。
数十キロもの死体が横にデーンと横たわっているレアなケースがマグロなのだ。
(注)生だからレアという意味ではない。 

とにかく、レアなケースで唯一目にする機会があるのがマグロなのだ。 

そんなわけで大人なウッフンな表現として「マグロ」が存在するわけだ。
そーゆーのを「死体」というのは抵抗があるから「マグロ」と言っているわけだ。 
「いやぁ、夕べ、飲み屋で意気投合した女の子とさぁ、行くとこまで行っちゃったんだけど、これがマグロでさぁ」
これが、「いやぁ、夕べの女の子、死体でさぁ」では洒落にならない。

というように、本人の技工を確かめるすべはないわけだから、言いたい奴は自分の事は放っといて、相手をマグロだと好き放題言えるわけだ。 

でも、マグロの身になってみたら、それはトロだ。じゃなく、マグロの気持ちになってみたらそれはどうだろう。
大体が、雄マグロかもしれないのだよ。
そこんとこ、わかっているのかなぁ。

ということで、無責任に書いてみたけど、この話は、もうこれ以上続けても何も展開はない。 

今日の教訓。 「どんなときも人をマグロと言うなかれ。それはマグロにも、人にも失礼だ。」
(それに、ほぼ、エロ本専用用語みたいだし。)

 

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