火曜日, 5月 11, 2010
プロジェクト式学習
たまたま、次世代の教師のあるべき姿についての対談を読んでいて、PMにもとって
も大切だなと感じる事が挙げられていました。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/04/30/21st_century_skills_intel/001.html
それは。。。
・○×式ではなく、記述型の質問を行う → 生徒が批判的思考や問題解決のスキルを身に付けることに繋がる
・子どもたちと一緒に、よりプロジェクト型の学習を行う → 生徒が自発的に、きちんと方向性を決定できる
・教室の中で、協力を促すグループ分けを行う → コラボレーションの力を養う
・教員自らが意味のある形で、ICT技術を教室で使う → 子どもたちにICTスキルが身に付く
これの"生徒"や"子供達"を"プロジェクトメンバー"に、"教員"を"PM"に、"教室"を"プロジェクト"に置き換えると、
・○×式ではなく、記述型の質問を行う → プロジェクトメンバーが批判的思考や問題解決のスキルを身に付けることに繋がる
・プロジェクトメンバーと一緒に、よりプロジェクト型の学習を行う → プロジェクトメンバーが自発的に、きちんと方向性を決定できる
・プロジェクトの中で、協力を促すグループ分けを行う → コラボレーションの力を養う
・PM自らが意味のある形で、ICT技術をプロジェクトで使う → プロジェクトメンバーにICTスキルが身に付く
最後のICT技術は、まぁ、僕の業界では当然として、最初の三つは大切だ。
「記述式の質問を行う」
最近、ちょっとしたグループ内説明などのプレゼンピッチを配布資料と別に用意するようにした。
そして、そのピッチは、基本的に文字はない。会社のロゴも入っていない。一ページに一枚の写真があるのみだ。
これは、「Presentation ZEN」を読んで実践したまでなのだが、効果は絶大だ。
そして、必然的に○×方式の会話は無くなり、記述式(出席者オリジナル)の意見交換に繋がることが多い。
要するに、「考える」ようになるのだ。
そして、この項目でもうひとつ大事なことが書いてある。それは、「プロジェクトメンバーが批判的思考を身につける」ということ。
教育の現場で奨励されているのに、会社では批判的思考を嫌うマネジメントが多いのはとても残念。
「プロジェクト型学習」
どうもこれは教育業界のトレンドらしいのだけど、要するに、教科書で汎用化された知識を詰め込むのではなく、身近な課題を学習テーマとして取り組むことのようだ。
何故、身近な課題なのかというと、実感を伴う高い「モチベーション」により、「自ら学ぶ」主体的な学びの姿勢を身につけさせるのが目的だからなのだそうだ。
これはプロジェクトに置き換えると、プロジェクトメンバーは作業担当者ではなく、自らの問題意識をもってプロジェクトに参加するということだ。
「コラボレーション」
言うまでもなく、PMが作成したWBSは、PMの想像力を超えることはない。
WBSひとつとっても、メンバーとのコラボレーションにより、より精度の高い、本質的な、リスクを抑制したものになるだろう。
カンバン方式は完成された"方式"だった点で作業になってしまったが、GEのシックスシグマのように普遍的に利用可能な改善活動においてコラボレーションなしに「マトモな」改善などあり得ない。
「ICT活用する」
それなりにね。但し、これが教育現場での話となると、資本主義的には子どもたちが手にするのは思想ではなくモノだったりするのが気に掛かるな。
最近のエコブームも「エコな思想」よりも「非エコな買い替え」の方が断然普及しているし。。
ということで、教育業界がプロジェクト式学習が流行るのなら、教育業界がPMを募集する日も近い!?
少なくともやりがいのあるプロジェクトになりそうだ。
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