月曜日, 4月 09, 2012

結局おっぱいで選ぶという心理


以前からオーブンレンジが欲しいと思っていた。
オーブン料理をするわけではない。
だけど、今使っている食パンが二枚入る二段式のトースターでは、ピザを小分けにしないと温められないのだ。

トースターで小分けにした八つ切りのピザを、焼く。
ようやく焼けて、取り出して次の小分けにしたピザを入れ、取り出したピザを食べ始める。
取り出したピザを食べ終える。
先ほど交代して入室したピザ第二弾はまだ焼けない。
しばし待つ。一度取り出してみる、が、まだだ。
もう少し待つ。また一度取り出してみる、後少し。
またまた待つ。ようやく焼ける。

これはこれで美味しいのだけど、食事中にインターバルが入るのを何とかしたかったのだ。

何とかしたいとは言え、何年もピザは、小分けにしてインターバルありきで温めていたわけで、まぁ、大した問題ではなかった。
が、いよいよ転勤が決まったので、この機会に、電子レンジを譲ることが出来たのだ。

転勤が決まって、トトトンと引っ越す予定だったのだけど、さあ引越屋さんに連絡を、という段になって、会社の事情でゆーーーっくり、引っ越すことになった。

いやいや、もう電子レンジ譲っちゃったし。
まぁ、なんとかなるか。やっぱりオーブンレンジは新居に越してから買いたいよな。

と、思ったのもつかの間、文明の利器、電子レンジの威力を知ることになる。

まず、冷ご飯を温められない。
もう、ご飯を炊くと、次回はチャーハン。
ご飯を炊く、次回はチャーハン。
いや、二食に一回チャーハンは多すぎる。

勢い、スーパーでお弁当とかを買ってきたりする。
チャーハン対策だ。

だがしかし、このお弁当も温められない。
スーパーのお弁当を冷たいまま食べるのは寂しい。
電子レンジって素晴らしい。と、つくづく思った。

というわけで、ついに、オーブンレンジを買うことにした。

今回は「長く使うであろう」と、逸る気持ちを抑え、まず電気屋さんでカタログを入手した。
最近のオーブンレンジ動向を学んだ。
うむ。どのメーカーも似たりよったりだ。

最近は、「スチーム」がキーワードらしい。
スチームで脂分を落とし焼くことができるそうだ。あるいは、ラップをかけずにご飯を温め直せるらしい。

うーん。ま、それはそれでよいが、僕が欲しいのはピザが一枚スルッと入るやつだ。

それから最近の動向では、オーブンの予熱時間短縮というのもあった。
高級な機種になると、最初はレンジ機能で温めつつ、並行してオーブンの準備をして、しかるべき時間が経過するとオーブンになる、というのもあった。

カタログとは怖いものだ。
この辺りから、僕は目的がわからなくなり始めた。

ピザを温めるなら石窯だろ。
冷ご飯をラップ無しに温められるのも便利だろ。
肉まんをそのまま放り込んで温められるのもいい。

こうして、時短機能とスチーム機能は必須のように思い始めていたのだ。

だがしかーし、持つべきものは主婦の友。
月刊主婦の友、では無い。リアル主婦の友だ。

彼女に相談すると、「どうせオーブンなんて滅多に使わないでしょ」と一蹴。

うむ。たしかに。
スチームも時短も、月に一度もないピザを温める機会には全く不要だ。

いっそ、単機能レンジと単機能トースターでもいいんじゃね、的な事も考えつつ、何日か過ごした。
いや、大人のふりをして何日か、と書いたが、実際は二日間過ごしただけだ。
しかも、そのうち一日は一日中出かけていたので、正味、カタログを貰ってきた翌営業日には電気屋さんを尋ねた。

様々なメーカー、機能、容量、色形、と並ぶ中、お店の方とあーだこーだ30分ほどもかけて、最終的に何をどんな基準で選んだか。

うーむ。結果は「色」でした。

カタログも、値段も(たまたま色が気に入ったのは安価なものだった)、機能も、カタログに起用するタレントも、電気屋さんの商品知識も、何もかもが「色」の前に崩れ去ったのでした。

はぁ。これって、男性が結婚相手を選ぶネタのアメリカンジョークと同じじゃん。

「誰を結婚相手に選ぶか(アメリカンジョーク)」http://www.hide10.com/archives/5817より
ある男が、自分を愛している3人の女の中で誰を結婚相手にするか長いこと考えていた。
そこで彼は3人に5000ドルずつ渡し彼女らがその金をどう使うか見ることにした。
一人目の女は、高価な服と高級な化粧品を買い、最高の美容院に行き、自分を完璧に見せるためにその金を全て使ってこう言った。
「私はあなたをとても愛しているの。だから、あなたが町で一番の美人を妻に持っているとみんなに思ってほしいのよ」
二人目の女は、夫になるかも知れないその男のために新しいスーツやシャツ、車の整備用品を買って、残らず使いきると、こう言った。
「私にとってはあなたが一番大切な人なの。だからお金は全部あなたのために使ったわ」
最後の女は、5000ドルを利殖に回し、倍にして男に返した。
「私はあなたをとても愛しているわ。 お金は、私が浪費をしない、賢い女であることをあなたに分かってもらえるように使ったのよ」
男は考え、3人の中で一番おっぱいの大きい女を妻にした。

↓そのおっぱい。

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