火曜日, 3月 17, 2009

バーサタイリスト

サーバントリーダーを考えるほどに、「バーサタイリスト」が関連があるような気がしてくる。

そもそも、わかり難い概念のバーサタイリスト。
それでなくても、ごちゃごちゃになっている自分の頭の中を、もう一度整理してみた。

●バーサタイリストはIT業界に必要byガートナー
そもそも、「バーサタイリスト」は、ガートナーが、「これからのIT業界に必要な人材像」をそう呼んだ事に始まる。(2005/11)
では、それまでのIT業界はどうで、これからはどうなるから必要になったのか?

●新技術のスペシャリストはビジネスには不向き
スペシャリストを揃えていく事でビジネスを推進してきたIT業界で、スペシャリストを揃えるだけでは立ち行かなくなる、、、
そもそも、スペシャリストなどと考える前に新しい技術が生まれ、短期間で普及する。
余りに多種多様で短期間に普及するために、必ずしも、その新技術のスペシャリストが、ビジネス現場で通用するコミュニケーション能力や周辺技術も含めた総合的な能力を持つとは限らないのだ。

●管理業務もスペシャリスト化
そんな中で、プロジェクトマネジメントが体系化されスペシャリスト化されてきた。
しかし、これも、既に今のビジネスニーズには応えられなくなってきているのだ。
料理にたとえれば、献立を考えてから準備して料理に取り掛かるのではなく、いきなり他人の家の冷蔵庫を空けて直ぐに料理に取り掛かる、そんな感じの柔軟性とスピードを求められるようになってきている。
体系化されたプロジェクトマネジメント手法を展開している時間が許されない事も多いのだ。

●バーサタイリストの登場
ガートナーの見立ては、
次々に登場する様々な新技術や新製品を組み合わせ、一層変化の激しい顧客のビジネス。それは複雑さを極め、顧客の要求するスキルを事前に予想し準備する事すら困難になる。
言葉は悪いが、出たとこ勝負で、柔軟に、かつ、短期間に学習し結果に結び付けられる「多能な人=バーサタイリスト」が必要になる。ということだ。
現実には、ビジネスの現場で短期間に学習、、などしていられない。結論は、「空気を読んで柔軟に高度な対応が出来る人」だ。

●バーサタイリストはジェームズボンド
と、ここまで考えて、バーサタイリストの頂点には、きっと、ジェームズボンドあたりがいるに違いないと思った。

●本日の限界点
サーバントリーダーシップとどう関係するのか。
それはまた今度。


※はみ出し
こんな映像を見つけました。ホンダのasimo君ぐらいなら、能天気に「すげー」って思えたけど、なぜかちょっとサゲ気味の気分で「すげー」と思った。

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