火曜日, 2月 08, 2011

ネット、リアル


↑本文とは何の関係もないけど、なかなか素敵な発明。

ネット(ネット社会)って何?
と改めて考えてみた。
・リアルに限りなく近づこうとするバーチャル
・現実社会に限りなく近づこうとする仮想社会

"近づこうとする"と書いたのは、まだもの凄いスピードで変化を遂げている最中だからなのだけど、そのうち、リアルに追いつく日が来てしまうのかもしれない。そんな時代になると、冒頭の問いは、
「リアルって何?」
に変わっているのだろう。

そんなわけで、仕事の大半がネットの向こう側の誰かと進められるようになったり、食事だってネットを通じて配達してもらったり、本や音楽は既にネット上だけでも楽しめるようになってきていて、バーチャル化は否が応でも進んでいる。

そんな中、敬愛するリチャード・ストールマンが、Wikileaks支持のAnonymousによるサイト攻撃←詳細はググッてください、について、「Anonymousによるサイト攻撃はネット上でのデモ活動として認められるべきだ」との見解を発表しています。
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2010/dec/17/anonymous-wikileaks-protest-amazon-mastercard

現実世界の民主的と言われる国では、合理的な理由がない限りデモは「集会の自由」で保証されています。日本でも、デモ行進などの集会は、許可制ではなく届出制となっています。基本は許可されるものなのです。
当然、集会/デモのターゲットになる国や企業は、デモの規模により痛手を受けます。が、社会全体としてはデモによる国や企業の被害よりも、社会全体としての利益を認めている、ということなのでしょう。
(社会全体の利益の大小はデモの規模に現れるでしょうから。)


しかし、まだ、原始時代から中世に入ったかどうか辺りのネットでは、Anonymous活動に加わった10代の若者たちが逮捕されています。
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2783784/6741070?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

逮捕は、かなり曖昧な理由、かつ、社会的にもコンセンサスを得られていない状況で作られた曖昧な法律で執行されています。
せめて未成年に対しては、大人が説明に困るような法律での逮捕は避けられないのか、と思ってしまいます。

今の大人は、子供たちを商売のターゲットにしてしまった責任を取っていない気がします。子供に携帯用ナイフを渡しておいて、りんごの皮むき用に渡したのにケンカに使うのはけしからん、などと言っているのと同じ、そんな気がしています。

ましてやAnonymousによる活動は、多分、ネット社会が成熟してくれば「合法」な活動になるかもしれないのに、今、逮捕された子供たちは気の毒なものです。ね。

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