月曜日, 10月 17, 2011

1/4シリーズ 「誘惑する女」


TSUTAYAの新作4本1000円キャンペーンで、致し方なく、本意ではないが、止むに止まれず、一本混ざってしまう肌色期待系ビデオ、じゃなくてDVD。
別に混ぜなくてもいいんだろうけど、混ぜとかないと変なオジサンになるから混ぜておくようにしている。
そうしないと、次回TSUTAYAで、また、肌色パッケージを手に、ジッと立ちすくんで見続ける変なオジサンになるからだ。だったら、さっさと、毎回混ぜとけばいいのである。
「いや、文芸作品だと思ったから一緒に借りたんだけど、違うんだ。」などと、誰に向けるでもない言い訳すら用意しているのだ。


ちなみに、同僚だったかに、1/4肌ビデオの話をしたら、僕が毎回4本に1本ノレンの奥(成人向けアダルトビデオ)の作品を借りていると誤解されたことがあった。
それは違う。ノレンの奥は、文芸作品だという言い訳ができないし、そもそも、4本1000円の対象にもならない。僕が借りているのは、あくまで、ノレンの手前、一般作品(R指定はあるかもしれない)の話です。

ノレンの奥の作品も良さそうだけど、ネットとかあるし、借りるまでもないからねぇ。
便利な世の中になったものだ。。。



話を戻して、この1/4ジャンル。基本は、大量生産品が多い。
よほど趣味が合わないと最後まで見ることも少ない。マックでポテトはいらないけどセットのほうが安いからポテトを付けてしまうようなものだ。あれって、セットでポテト抜きとかオーダーできるのだろうか。。。

ちょっとヒットしたのか知らないけど、やたら、○○シリーズ的な連作も多い。
あと、これは気をつけているのだけど、扇情的なタイトルで手に取ると「官能ホラー」であることも少なくない。これには気を付けなければならない。
どうしてもホラー系の映画は、肌色であろうがなかろうが、見始めたら最後まで見てしまう。
どんな駄作であろうともだ。
なんか、途中で見るのを止めると呪われるような気がするのだ。
あれは、ズルイ。劇場で見た「ツリー・オブ・ライフ」ぐらいズルイ。


そんなこんなの1/4シリーズ。
1/4シリーズのもう一つの面白い特徴は、借りた時点では1/4シリーズなのだけど、官能ホラー以外で最後まで鑑賞に耐えた場合は、あたかもそれは元々見たかった3/4側に位置づけられてしまうという点だ。
マイノリティーだったはずなのに、気がつくとメジャーの側にいる、そんな感じ。3/4のマジョリティ側にしょうもない作品も多いのだから仕方ないか。

そんな1/4シリーズで、久々に最後まで見たのが「誘惑する女」である。いや、久々ではない、「お尻に憑かれた男」以来だからヒット連続である。
ここのところ、比較レベルは違うが、3/4側にヒットが少なかっただけに、1/4の快進撃だ。
ここで気を良くして、全て肌色系を借りないようにしなければならない。勝って兜の緒を締めよ、だ。


「誘惑する女」
まず、タイトルが良い。長い人生でも、そうそう経験無い(少なくとも私は)事だ。なんたって女性が誘惑するのだ。別に、夜の商売とか、そーゆーわけではないのだ。

僕にも身に覚えがないわけではないわけではない・・のだけど、よく耳にする男性の「誘惑された」という主張、まぁ、世の中の多くのケースは、「それなりに餌を撒く」「自分(男)は隙を見せ、相手(女)の隙を突く」、そんなこんなのシチュエーションがある、ということだろう。もしくは、「誘惑されるほど自分は魅力的なんだよ」という五十回、五百回並の誤解だ。

しかし、この映画のタイトルは、ある意味、男性の夢のタイトルだ。
だって、自ら「誘惑する女」、なのだ。
こっちの硬い態度も、今夜の都合も、なにもかも関係なく「誘惑する女」である。睨まれたら終わりなのだ。

そんなタイトルのパッケージを手にしてしまった僕に起きたこと。
1. 「誘惑する女」に出会ったらイチコロであろう。勝てるわけがない、、、DVDを手にした時に考えたのはそんな事だ。
2. 「誘惑する女」の手口を知っておかなければならない。パッケージを見ながら頭に浮かんだのはそんな事だ。
3. 「誘惑する女」を見てみたい、
最終的に借りる決断をするまで1.5秒ほどだった。


そんなわけで、先日見た「お尻に憑かれた男」の次のヒットが「誘惑する女」なのだ。
いっそ、一本にして、「お尻で誘惑する女に憑かれた男」としても良かったかもしれない。
「お尻で誘惑する女に憑かれた男」なら、0.9秒ほどで借りる決心をすることだろう。
参考まで、「疲れたお尻の女を誘惑する男」だとしたら、28秒ほど考えて棚に戻すだろう。

話を戻す。「誘惑する女」。
映画の内容はググッて頂くとして、なにしろ、主役の「誘惑する女」が偉い。
いわゆる、「脱ぐと凄いのよん(ハート)」である。
いい忘れたけど、主演女優はエマニュエル・ベアールである。知らないお方だ。
でも、エマニュエルなのだから脱ぐと凄いのは、当然なのだ。

今、あらためてAmazonの商品説明を読んでみた。
うーん、ドキドキである。思わずクリックしてしまいそうになった。

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"amazon商品説明の抜粋"
殺人犯が必要だった。 だから 私は男に肉体を与えた……

●衝撃の結末が待ち受ける官能サスペンス!
それは果たして偶然なのか――。3つの「愛」が交錯したその結末と真実は……!
●米仏スターが大人の魅力で競演!
・セクシー美魔女! 『美しき諍い女』『ミッション:インポッシブル』のエマニュエル・ベアール
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「だから 私は男に肉体を与えた」
ですよ。"だから"の後は空白ですよ。「だから、、、私は」とくるわけですよ。
男に牛肉や豚肉を与えたわけではない。自らの肉体を与えちゃったわけなんですよ。
もう、そんなもの貰っちゃったらエライ事になるのは当たり前なのに、貰っちゃうわけですよ。
今、こう書いていても、口元が緩むわけですよ。

そんなだからエライことになるわけで、「火曜サスペンス」ではなく、「官能サスペンス」になるわけです。
そんなわけで、火曜日の官能サスペンスは、「火曜官能サスペンス」で、略して「カカサス」になるわけです。
明日はカカサスの日!



※ハミ出し
 題名は正確には「ボディクライム 誘惑する女」である。原題は「A CRIME」。

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