火曜日, 11月 09, 2010

不自由な仕事で寿命が縮まる話

ストレスが寿命を左右する、というのは何となくわかったつもりになっていた。
でも、「上位マネジメントの、主に責任範囲が大きいことが理由のストレス」と「作業員の主に指示に従うしか無い自由がない状態のストレス」のどちらが寿命を縮めるか、と言われれば、もう、ワカラナイ。

この辺りのストレスを統計的に調査した結果、のニュースがあった。
http://wiredvision.jp/news/201011/2010110923.html

このニュースによると、自由度の方がより大切だ、ということだ。
仕事を選べなかったり、仕事内容が個人の裁量の余地がないケースでは、責任はあるけど本人の自由度の高い仕事の人よりも寿命が短いようだ。

いけ好かないマネージャーの方が、自由度が高いため長生きするのだ。

その昔、とはいっても、ほんのウン十年前まで、仕事というのは「役得」が付いているのが当たり前だった。と思う。
今から20年以上前、僕が20才頃の事だ。流行り始めのファミレスでは、バイトに入ると一食100円かなんかで食べられたし、そもそも、その店に行けば、いつでも従業員割引(チケットとかいらない)で半額だった。

あるいは、新聞配達をした頃は、業界紙まで含めて、じゃんじゃん新聞を読めたし、日雇いの引越のバイトならチップが貰えたり、要するに、「責任もないし単純作業だけど役得もある」のが作業系の仕事だった。
こういう環境の場合、さきほどのニュースにあるような作業員が抱えるストレスも大分軽減されていたのではないだろうか。

そう考えると、最も寿命を縮めそうな仕事はなんだろう。
製造ラインに配置され、黙々とパンを袋詰めするような仕事とか、そんな辺りだろうか。
給与も抑制され、その上、寿命を縮めていると思うと、単純作業を賃金の安い海外に委託するのは、なんだか、お金で寿命を買っているようにすら思える。

自由は大切な事なのだと再認識させられたニュースなのでした。

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