水曜日, 10月 06, 2010

大人のおもちゃ(新技術)



網膜に直接投影、ってもう実用化されているのは知らなかった。
なんだかなぁ。どう使うかなぁ。未だコンタクトには慣れず、メガネ派としてはなぁ。


この技術、作業しながらマニュアルが見られる、とか、セキュリティ文書を他人の目に晒さずに見られる、とか、言ってます。直接脳に映像を送り込むのだって、まだ荒いドットイメージだとはいえ実現しているのだから、網膜照射ぐらいは簡単なことか。。。


車を運転するドライバーに各種情報を提供する、とか、あと、シャックリを止めたい時に「サプライズモード」(いきなり気持ち悪い画面を表示するイタズラサイトみたいな)とか、まぁ、ありゃあ、何かしら面白そうな気はする。

あるいは、目の前の女性の顔にアイドルの顔を重ねて投影するとか、自分の部屋をセレブな屋敷の部屋の映像と重ねあわせてセレブ気分を味わうとか、バーチャルリアリティにも使えそう。
今夜は南の島で憧れのアンジーとバーチャルデート、みたいな。うーん、そこまで出来るなら是非試してみたい。とも思う。


そういえば、映画「Fight Club」に、見ようによっては、そんなバーチャルな感じで表現されているシーンがあった。

仕事に疲れた主人公が自宅高層マンションに帰ってきたところのシーンで、部屋中の家具やオブジェに重ねあわせて「フィンランド××製のソファ」とかカタログ雑誌のように映し出していたシーン。もう、部屋中のすべての物にブランド名が投影されて、正にカタログ写真。通販生活みたいな風景。

この映画では、メディアに喧伝されるライフスタイルを追い求めていた主人公が自分の部屋を爆破したり自傷行為することで現実感に目覚め、過去の自分が追い求めていたような通販生活なライフスタイルを破壊していく。
瞬く間に彼は、一大テロリスト集団のリーダーに化していく、、、そんな内容。


日々、凄まじい速さの技術革新と新製品情報。
「技術的に実現出来る事」、の評価軸が、金儲けになるかならないか、という評価軸で普及するならば、網膜に直接投影技術、は、そのうち普及することに疑問はない。

豊かな人生に取って必要か?とか、次世代の子供達に伝えたいか?とか、持続可能な社会にとって必要か、とかいう評価軸で考えるなら、少なくとも短期間で普及させることは不要というより、してはいけない気がする。


既に、テレビも携帯電話もネットも、大人ですら使いこなせるようになる前に子供達に蔓延している。せめて、大人のオモチャに留めておけないものだろうか。自動車は自動車免許という知恵で大人のオモチャに留めているではないか。。。。

※はみ出し
 最近見かける自動車の「安全機能」。障害物を検知して勝手にブレーキをかけるようなやつ。あれって、究極的には「自動車免許いらず」(誰でも自動車を運転して良い)の社会を目指しているんだなぁ。そうなれば、子供にも自動車を売ることができるから、マーケットは格段に広がるよなぁ。
年老いて、「そろそろ、わしも、運転はやめようかのぅ」なんていう大人な自己判断もいらなくなる。
"年甲斐も無い"や"年相応"なんて、死語になりそう。既に死語なのかも。。

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