金曜日, 4月 15, 2011

きんちゃん


ちょっと前の話になるんだけど、みっちょん、みっちゃん、僕の母の義理の姉きんちゃんの話。

きんちゃん、八幡平(秋田県鹿角市)に住んでいて、僕の母、母の妹、きんちゃんと、三人で九州まで遊びに来ました。
で、長崎観光と思いつつ、僕自身、九州の地理を理解してないから、長崎のつもりで平戸観光、古い漁師町の寂れた旅館のつもりで釣り人旅館、と、珍道中。

で、散々、子供の頃に夏休みや冬休み期間中、疎開の如く長期間泊まりに行っていたきんちゃんち。
当時の印象は、とても物静かな叔母さんだったんだけど、珍道中の間、まぁ、よく話す。
オバ(ぁ)さん三人組だからなのかもしれないけど、まぁ、賑やか。
女性というのは、一生、こうなのか、と、気がつかされたのでした。


で、天然みっちゃんに負けず劣らずの超天然きんちゃん。
九州に向かう飛行機の窓から地上を見ながら、
「随分、日本はゴミが散らかっているね」
と言っていた。
そして、着陸のアナウンスがあり、飛行機が降下を始めると、きんちゃんは呟いた。
「ゴミじゃなくて家だったの~」(多分、実際は秋田弁で「ゴミこがとおもたんどもうちだおの」)

確かに。そう見えなくもない。
っていうか、最近では耳も遠くなった母みっちゃんが、そういう話は、あの飛行機の大音響の中で聞き取っていることに驚いた。
(ここだけのはなし)たぶん、この話をみっちゃんが昨日思い出したのは、震災の映像を見たからだと思う。
そんなみっちゃんは、しばらくの間、盛岡を離れ、僕と暮らしているだった。

※はみ出し
その時、みっちゃんときんちゃんは、仙台空港から九州に向かったのだけど、まぁ、いろいろあって、予約便に乗れずに名古屋経由で辿り着いたのだった。
僕は、きちんと予定通りに到着したもう一人の叔母と太宰府観光して待ち時間を過ごしたのであった。

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