水曜日, 7月 30, 2008

記憶と記録 ●番外はアリ(蟻)の話

※車載用レコーダー
車載の監視カメラのようなもの。常にビデオデータを記録していて、事故発生時の前後数十秒が記録として残されるような仕組みになっているもの。



車載用レコーダーのニュースを見て、ニコラス・ネグロポンテの言った「人は生まれてから死ぬまでの全てを無機質な媒体に記録しようとしている」を思い出した。
DNAなんていう限られた、不安定な媒体では満足しないという考え方。


すでに全てを記録する最終段階は始まっている。想像するに、
1.超特別な記念写真時代
成人式、卒業写真、出征時、などなど
2.家庭の記念写真時代
家族のイベント、家族旅行、などなど
3.個人の記念写真時代
プリクラ、スナップ写真(写るんです系)
4.個人の記録写真
写メ、車載事故用記録
5.常時撮影
警備用撮影記録
と、進んできていて、ビデオは今は2~3あたりか。
あと18年*もすると誕生した赤ちゃんに常時連続撮影カメラ(カード型。首からぶら下げる。要:年に一回メモリー交換)をプレゼントするのがブームになるかも。

鉛筆を捨ててキーボード中心の生活になって、漢字が書けなくなっていたり、自分の字が下手なことは忘れたりしている現状を考えると、その時代の人たちは記憶力は低下するんだろうなぁ。
記憶の世界に生きている人間と、記録の世界に生きていくニンゲン。
その時代は「記憶」とは「妄想」と同じ意味になるのかも。
すみません、オチ無しです。

*ムーアの法則で考えると、18年後には1TBの小型メモリーカードが普及期に入る。


●はみ出し
ここのところ、家の中ではヤモ君を見かけなくなってます。
これは、通り道と思われたサッシの隙間をガムテープで塞いだ効果なのだと思う。
それに代わって、ここのところ毎日オフィスのデスクでほんの2mmほどの小さなアリを見かけます。見つけるたびに指でつぶしていたんだけど、毎日のことなので隣の席の同僚○さんに聞いてみた。


「あのさぁ、ここのところ、僕のデスクにアリが出没してるんだけど、○さんの席もそう?」
○さん
「あぁ、、そっちまで行ってるかぁ。それ、私が家から連れてきてるさー。」

「えぇっ?どーゆーこと?」
○さん
「うち、家の中に普通にアリがいて、財布とか持ち帰ったPCとかに入り込むさー。
会社に来て財布を机の上に置くと、何匹か出てくるさー。
PCだと、電源を入れると、うじゃうじゃ出てくることもあるんだよねー。はははは(笑)」

ということで、○さんのご自宅(緑に囲まれた素敵なお宅のようです)のアリ達の勢力拡大の一端を見させて貰っていたわけでした。
このアリ、彼が言うにはアリには"活発な動きのアリ"と"のんびりアリ"がいて、(期せずして)連れてきているのは"のんびりアリ"なんだそうです。
ちなみに彼の家では、庭にはキノボリトカゲがいて、ヤモ君は普通に家の中で暮らしいているようです。
(汗)

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