木曜日, 11月 27, 2008

沖縄産野菜の買い方


↑これみたいに、特産品は別だけど、普通の野菜で地元でも生産されるものは地元のスーパーでは手に入らない。
地元でもニンジンやほうれん草やナスやたくさんの野菜が収穫されているのに。。。


スーパーの照明に照らされている野菜は、どれも、内地から送られてくる色鮮やかで姿かたちも美しい野菜。
おまけに、きれいにパッケージされている。
半分観光気分の僕は、できることなら地元の野菜を、、、と思うのだが、本当にスーパーでは特産品のゴーヤぐらいしか売っていないのだ。


そんなわけで、週に二・三回、近所の八百屋さんに顔を出す。
申し訳ないが、とっても小さい八百屋さん。
駐車場の奥の、店、というより、小屋で営業している八百屋さん。
あまり儲かってはいないようなんだけど、ここでは、地元、それも本当に暮らしている街で取れる野菜が売られている。


旬の地元の野菜、その食べ方、八百屋さんがどう調理したか、そんな会話をしながら顔の見える安心を楽しむ。
先日、会社の飲み会で「四角豆」っていうのを食べた翌日、その八百屋さんでその話をすると、「ちょうど、ちょっと傷んで売れ残っているのがあるからもって行きな!」と、本当に端っこがちょっと茶色くなっただけの、素人の僕が見ても何の問題も無い四角豆を頂いた。
「賞味期限」に縛られずに、本来なら当たり前の生活。


顔が見える社会、都会では確かに難しい部分もある。
でも、以前は都会でさえも、暮らしている地域では顔が見えていたはず。
経済成長と引き換えに徐々に見えにくくなった顔は、今、一日のほとんどを過ごす会社での「顔」すら見えにくくなってきている。
多くは望んで"非"の立場でいるわけでは無い非正社員、派遣された人達との仕事。あるいは派遣される自分。


どんな巨大メーカーでも巨大スーパーでも、売っている食品に安全が担保されなくなってきている。
サービス業でも単純な「情報漏洩」が止まらない。
官僚たちは税金を自分たちの天下り先に小学生も納得できないようなロジックで垂れ流す。
顔が見えていたら出来ないこと、ありえない事が、顔が見えていなければいとも簡単にできるのかもしれない。

顔が見えない人のために大量生産されるお弁当。
顔が見えない人のために賞味期限付きで売るコンビニ。
お互い顔が見えないから、時間管理され、まだ食べられるのに廃棄されるお弁当。



その八百屋さんには、よくお客さんが座り込んで八百屋さんと世間話をしながらお茶を飲んでいたりする。
そのお客さんとも顔見知りになる。
そうやって、顔が見える社会は繋がっていく。


※はみ出し
そんな八百屋さんも頑張っているっていうホームページ
↓そういえば、コールセンターでは、顔の見えない顧客とうまく会話するために、こんな鏡をデスクにおいていたりするのでした。

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