火曜日, 11月 25, 2008

ひるまのままくておもしぇはなしこきだ。「てぃあんだー」

※唐突ですがお休み終了。再開します。

ランチタイム、食後のコーヒー&一服中の席に、通りがかった同僚(女性)がゴマ団子を差し入れしてくれた。
一緒にタバコを吸っていた同僚がお礼の声をかけると、差し入れてくれた同僚は、「てぃあんだーだから美味しいよ」のような事を言った。(僕には何と言ったのか聞き取れなかったのだが)

それから、「てぃあんだー」ってなに?
っていう話になり、「手の油」なんだと聞きました。
典型的な使い方は、
孫:「おばあのおにぎりは美味しいな。なんでだろ?」
おばあ:「それは、てぃあんだーだからだよ。」
みたいな使い方らしい。


素手で心を込めて作った「おにぎり」。
その素手で作った美味しさを「てぃあんだー」という言葉で表す。
直接的には「手の油」の意味なのだそうだが、「手塩にかけて」「一手間をかけた」のような意味が込められているのだそうだ。


ビニール袋に手を包み、消毒を繰り返し、瞬間冷凍や保存料やありとあらゆる科学をつぎ込んで「合理的に」作られたはずの食品。
回転寿司の茶髪バイト君には手袋してもらいたいし、住み慣れた街の小さなカウンターのお寿司屋さんには素手で握ってもらいたい。

素手で触れるという事は、「気持ち」が大切なのだ。「気持ち」が無いなら素手で触って欲しくない。
「てぃあんだー」を忘れた食品に食の安全など求められない。

なーんて事を考えたランチタイムなのでした。

てぃあんだーの意味はこちら

※ハミダシ※
沖縄の食文化、「皆で食べる」のもその一つなのだそうだ。っていうか、それは本来、人間そのものの文化。
会社の残業代は、皆で食べることを会社の都合で諦めてもらうから残業代ではなく「皆で食べる事をさせなかった手当て」にすれば、少しは良い世の中になるのかもしれない。

※ハミハミダシ※
母の故郷の秋田弁もかなり面白い。
タイトル、=昼食を食べて面白い話を聞いた、という意味です。(のはずです。)

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