火曜日, 10月 07, 2008

銅像コントをどうぞ♪


さて、どこまで話したっけ。
そうそう、宿の予約して、宿に向かったところ。
14:00頃に出発して17:00頃に宿に着きました。

宿は、なかなかの雰囲気。
←こんな感じ。
とても感じの良い、宿の女将と呼ぶにはまだ若い女将?に自転車置き場や夕飯の時間など説明を受け、部屋に案内される。
部屋に案内された時にサラっと、「明日はこの部屋は他のお客さんに使ってもらいたいので、明日の夜は今日夕飯を一緒に食べる男性と相部屋にしてもらえると助かるさぁ」と。
何がなんだか分からないまま、でも、面白そうだと同意するしかないのであった。なにより、目的の野外ライブの会場は目と鼻の先、そして、宿泊料金は超リーズナボーなのだから。


で、通された部屋は昭和な雰囲気の漂う、ナントカ荘的な畳の部屋。
夕飯を待つ間、ゴロゴロしながら宿の漫画本を読む。
(テレビは100円テレビ。懐かしいー。)
さて、漫画本も飽きてきた頃、夕飯のお呼びがかかる。


夕飯はとっても美味しかった。
ぐるくんのホイル焼きは意外にもイタリアンテイスト、他にもお豆腐あり、チャンプルーあり、のビールが進む夕食でした。


一杯飲んでいると、明日相部屋となるオジサン(僕もオジサンだが、もう少しオジサン?、、多分。。向こうも同じ思いかも。。。)がやってきた。
「初めまして」と挨拶するも、目が点。
黒いのだ。何が黒いって、全部黒いのだ。
黒い物体が短パンとTシャツをまとって動いてくるのだ。


食堂は座敷で、その座敷に腰掛ける僕の正面に座った彼。
僕は、まるでハナ肇の銅像、その前にポカンと口を開けるしかない。
「ど、ど、ど、どうしたんですか。真っ黒じゃないですか。」
初対面なのに、速球しか投げられない。僕だって有色人種じゃないか。いいのか!?
しかし、そこを避けて通るわけにはいかない。なにしろ、明日は相部屋の相手なのだ。
僕にも守る操があるのだ。


ハナ肇はとてもにこやかに笑っているようだ。さもなければ、よほど僕に歯を見せたいのか、どちらかだ。
始めは真っ黒に見えた物体もだんだん目が慣れてくると表情も読み取れる。
うーん、黒くて分からなかったが、かわいらしい目をしているようだ。
もしかすると、僕よりも若いオジサンなのかもしれない。さすがに年齢は不詳だ。
普通、年齢不詳という表現を使うときは、見た目と洋服や行動などとの、ちぐはぐさ加減を感じ取って年齢不詳と言うのだが、見た目が年齢不詳なのだ。というか、目を凝らしてみてもよく見えない。


それから、ビールを(成人していることだけは年齢不詳ながら判別できた)酌み交わしながら、ハナ肇が東京から旅行で来ている事や、一週間ぐらい滞在していること、那覇で借りたバイクで各地を回っていること、沖縄に限らず島フリークなこと、等などを聞かせていただいた。
どの話もとても楽しく、現地に行って溶け込んでいないと知り得ない貴重な経験の話だったのだが、それにも増して何より驚いたのは、彼のこの言葉だ。
「いやぁ、今年はまだそんなに焼けていないんですよ。いつもは、影に間違われるんです。」
正確には、テーブルなどで隣の人と腕を並べたようなときに影と見間違われるのだそうだ。
「いやいや、もうそれ以上焼いたらいい香りがしそうです。」っていうか、銅像コントのオチは、バケツの水をかける事に決まっている!
などと失礼千番を表に心に繰り返しながらも楽しい夕食を終えたのでした。


気持ちの良い手入れの行き届いた寝床に入り、明日のライブにワクワク、その後のハナ肇との同衾にソワソワ←なわけないっ!、しながら、さすがに一気に深い眠りに着いたのでした。平和だなぁ。
明日の夜もこんな平和な夜に違いない。この時は一旅行者(チャリだけど)の僕は、そう信じて疑わなかった。
まさかコントのオチが自分にやってくるなどとは。。。

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