月曜日, 10月 27, 2008

ライフハック


↑EXCELハック!


最近チラホラと、ライフハックという言葉を見かけるようになった。
(そういえば、1年ぐらい前だろうか、そんなタイトルのムック本を買ったこともあったなぁ。)

ライフハックとは、僕の理解では、生活そのものに関するハッキングで、ネガティブに捉えられがちなハッキングの言葉の意味を本来の正しい意味で使っていて僕は好きだ。
「生活の中での裏技と生活自身の楽しみ方」って感じかな。

そもそも、ハッキングは、赤ちゃんがお母さんのオッパイを飲めないときに自分の親指をしゃぶってひと時の安心を得るみたいな知恵。もう少し大人になると、ファーストフードで氷り抜きのドリンクを注文するとか、そんなちょっとした、でも(本人にしてみれば)爽快な裏技。

これが、対象や方法が変化して、(主に)政府や大企業などが安直に民から何らかの利益を吸い上げようとする仕組みや制度に対し、抜け穴や裏技を使って抵抗する知的な遊びに変わった辺りから、ネガティブなイメージも付いてまわるようになったんだと思います。
そう考えると、コンピューターハッカーに限らず、ハッカーの言葉の使い方として税ハッカーとか水道ハッカー、鉄道ハッカーや買い物ハッカーも使えると思います。
買い物ハッカーなんて、スーパーの特売時間を把握してお得な買い物をするあたりが初級って感じかなぁ。

さて、そのハッキングという言葉を使った「ライフハック」がジワジワと流行り始めているように感じます。
で、通常は、「ハック」という言葉の意味が通じる層に向けて「ライフハック」を使うので、どうしても、効率的な仕事の仕方的な話だったり、デジタルツールを使った家計管理だったり、そんな感じ。
オタクの知恵袋みたいな感じ。

でも、「ライフハック」を「生活の楽しい裏技」と考えると、もう少し、話は広がります。オタクの知恵袋ではなく、みんなの知恵袋。
例えば、大根が余るときは大根おろしにして冷凍すればいい、とか、人気の無い英会話学校でグループレッスンを申し込むと致し方なく個人レッスンになる(ジェイソン先生ゴメン!)とか、そんな生活の中のちょっとしたTips。
電車に乗るときは、○○駅乗り換えは先頭車両なら△△線に乗り換えやすいとか、そんなこと。

こういうのって、生活をちょっとだけ楽しい気分にさせてくれるよね。
ライフハックが流行るのは生活があまり楽しくないからなのかもしれない。いや、明らかに50年前よりも進歩した生活スタイルのはずなのに、それほど楽しくなっていないことなのかもしれない。

そんな事を考えながら、今朝、寝坊してタイマーで朝に炊き上がった3合の保温しっぱなしのご飯をどうハッキングするのか、変な菌にハッキングされていないことを祈りながら、そんな事を考えているのでした。

※※EXCELでプロモーションビデオが!これも結構ハッカー的なニュース!※※
※※※wikipediaによるとライフハックはあくまで「仕事術」の意味で使われるらしい※※※

ライフハックが仕事術という意味だとすれば、なんだかな~。一気にライフハックの意味が「つまらない」ものになる。
そりゃあ仕事は大切だよ。大切ですよ。大切でしょうとも。大切なんでしょう。大切に違いない。。。
でも、やっぱり生活を楽しくする知恵の方が、よっぽど幸せに繋がるような気がするなぁ。
あ、僕は仕事が出来る男だから、既に「仕事術が完成している」(←ほどほどに仕事する)からそう感じるのかもしれない。
(笑)

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