水曜日, 12月 07, 2011

タンゴは格好いい(映画「ヒトラーの贋札」)


タンゴのハーモニカが心に沁みた。
ウーゴ・ディアスを知った。

それは、"ヒトラーの贋札"を観たからだ。
例によってストーリーはこちら→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%B4%8B%E6%9C%AD

陽と陰、善と悪、希望と絶望、、、

映画のストーリーも、表裏一体の人間の弱さと強さが見事に描かれているんだけど、そのストーリーを何倍にも引き立てたのがタンゴ(ミュージック)だ。

黒猫のタンゴとだんご3兄弟ぐらいしか知らないのにタンゴの魅力を語りようもないのだけど、何故、タンゴはあんなふうに、どちらかといえば脳天気な明るいリズムに、あの物悲しい旋律を被せることになったのだろう。
っていうか、多分、黒猫と団子のせいでタンゴに対する偏見があったのかもしれない。

この映画で使われているようなタンゴを、子供の頃から聞いて育ったら、とても奥深い人間になるような気がする。
劇的ビフォーアフターで比べてみてもらいたいものだ。

〜〜加藤みどり(劇ビアのナレーション)の声で〜〜
40をとうに過ぎたのに相変わらず落ち着きのないオジサン。
ついに、タンゴの匠がハーモニカを聞かせてあげます。
するとどうでしょう、それまでの単細胞無自覚オジサンが、まぁ、素敵な50絡みのクールなジェントルマンに生まれ変わったではありませんかぁ。
〜〜ちなみに加藤みどりさんはサザエさんの声優〜〜


そんなふうに、タンゴには、常に物事を二面から見られるような、一時の感情だけに支配されないような、クールな大人になれるような力があるような気がする。

実際は、そんな事はないのだろうけど、でも、そんな気にさせられたのが、この映画だ。

しばらくの間、タンゴにハマりそうだ。

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