アルゼンチン映画。
ジャンル的にはサスペンス映画。
、、なのだが、サスペンスというより、人生ドラマの方が近いかもしれない。
見終わった後、時間をかけて味わいが広がるのが感じられるような良作でした。
様々な愛情の形を通して、生きているこの時間、を考えさせられる大人の映画。
・25年に渡るストーリー
同じ俳優たちが、25年のギャップをとても自然に違和感なく演じています。
役者って凄い。メイキャップが凄い?のかも。
・容赦無い「罪」に対する容赦無い罰と失われるもの
見終わった後、大きなショックと共に深く深く考えさせられます。
・"大人の"愛情
これまた深く深く考えさせられます。
妻に対する愛情、屈折した愛情、自己犠牲の愛情、、、
正解のないような問いなんだけど、主人公の最後の決断でホッとさせられました。
・映像の美しさ
映画冒頭の映像。心の奥底で互いの愛情を感じ取っている男女の駅での別れのシーン。
映画に引き込まれるだけでなく、主人公同様に僕まで繰り返し思いだしてしまう心に残るシーンです。
そもそも、アルゼンチン映画って他に何か見たことがない。
だからなのかはわからないけど、とても独特の雰囲気、味がある映像が心に残ります。
ピアノの音色を中心に、音楽も華美にならず、旋律と言うより澄んだ"音"が記憶に残ります。
"たまたま"なのかどうかは分からないけど、また、アルゼンチン映画を観たい、と思わせるに充分な良作でした。
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