火曜日, 1月 10, 2012

お正月休み

年々、スーパーやデパートの初売が1月1日に限りなく近づいている。
それとともに、年末年始休暇も取りにくくなってきている。

そもそも、12月31日で営業していて、1月1日初売って、ありがたみがない。
せっかく「コンビニエンスストア」が開いていても、スーパーが1月1日に開いていたらコンビニ業界的にもありがたくない。

そんなんじゃ年末も正月も、いつもと何にも変わらないのだ。


おせち料理にありがたみがない。
スーパーが開いているのだから、わざわざ、冷えたお惣菜をつまむ必要もなかろう。


お年玉にありがたみがない。
日常的にお金を使っている、良く言えば金銭感覚の研ぎ澄まされた、そういう子供にとって、お金は"大"でなければありがたみを感じなくて当然だ。
しかし、元来、「お年玉」は小さいお金を指したはずだ。"玉"でなくてはならない。

そして、本当のお年玉のありがたみ。
それは、あの、お年玉を貰っても使うお店が開いていない、という焦燥感だ。
多少なりとも溜まっていくお年玉、開かない店、デパートでしか売っていない大型のプラモデルに化けるはずのお年玉が、近所の駄菓子屋のオモチャに変わっていく。

そういう事は今はないのだから、僕個人はお年玉は配っていない。
甥っ子や姪っ子には申し訳ないものだ、が、仕方ない。のだ。
そーゆー時代なのだ。


テレビの正月番組にありがたみがない。
年がら年中お笑い番組があるのだから。


正月ドライブのありがたみがない。
田舎に帰っていても、意外に車の出は多い。
初日の出見物や初詣で交通事故、のニュースが珍しくない。
初詣で交通事故とは、初詣のありがたみも怪しい。。



そんなんだから、計画停電は、こういうタイミングでやるといいのに。
謹賀新年、計画停電。語呂もいい。
お正月明けの通電開始には、きっと、拍手が起こるだろう。

「謹賀新年 計画停電のお知らせ お正月3が日の発電を中止させて頂きます。○○電力」

0 件のコメント: