火曜日, 1月 17, 2012

ワンショット360度撮影卵型デジカメ「TAMAGGO」

以前に、何回かバーチャルリアリティ関連の話題を取り上げたことがあった。
・光を記録するカメラ
・ヘッドマウントディスプレイ
・視聴覚交換器

またまた期待できる機器が発売された。
名前はTAMAGGOと言う。卵型の360度ワンショット撮影機能デジカメだ。

見るのが早い、↓のビデオ、特に1分36秒辺りから、このカメラで撮影した"結果"が疑似体験できる。


うーむ、唸ってしまう。
やはりこうして実際に「こうなりますよ」と見せられるとインパクトがある。
こーゆーデバイスが登場して、次に期待するのは、静止画→動画、であり、この動画をどう再現するかということになる。
それは、間違いなく、ヘッドマウントディスプレイだろう。

視線を向けた方向の景色が見えるわけだ。
ここでようやく没入感は次の次元へと行くわけだ。

(普及には時間がかかるだろうが)
そうなると新たな表現手段を得たことになる。
芸術的センスを持った人にこれを持たせると何をするだろう。
※ここで、海外旅行の体験、とか言うと、それはフィルムカメラが普及し始めた時代にもそうだったらしい。
 当時の映画は、まだ知らぬ珍しい海外の様子をただ写したものだったらしい。
 というより、「映画」なる表現手段が確立されていなかったのだから致し方ない。

うーん、過去の映画を、その世界に入ってみている感覚、だけでも相当面白い気がする。
スターウォーズの世界に没入してシナリオを追っていくのは、小説とも従来の映画とも、もちろん3Dとも全く違うだろう。
なにより、これで、次世代は3D、という芽はなくなるかもしれない。
圧倒的に3Dよりも360度の方がインパクトも没入感も大きいから。

当然、3D×360度だってあるだろう。

うーむ。
やはりメモリーやハードディスクメーカーはまだまだムーアの法則を継続しなくてはならない。
突っ込みどころ満載の乱暴な計算をしてみれば、ワンショットで、普通の写真の縦(上方)×縦(下方)×横×前後で3×3×3×2でも54倍、4×4×4×2だと128倍もの容量になる。
DVD画質で2時間録画で百GB、3Dにすると数百GBというトンデモ容量だ。

ふぅ。眩暈がするのでコンテンツの話しに戻そう。

十年後か二十年後か知らないが、いずれいつか新世代HMDによる360度動画視聴の普及期が来るとしよう。
そのメガネをかければ、上下左右前後何処を見ても、撮影されたその場所の景色が広がるのだ。

黎明期には、歴史が示す通り、海外旅行の体験ビデオとかが流行るのだろう。
そんな時期を過ぎ、いよいよ普及期が到来する。

まず、ヒットするのは、新感覚のホラー映画だ。
後ろを振り向く、というのは、かなり恐怖だ。振り向かないと何が来ているのかわからないし。
振り向くと後ろの景色が見える。何も居ない。いや、正面の主人公は明らかに自分の後ろを見て震えている。
何がいるのか、もう一度振り向く、キャーーーーー、こりゃー間違いなくホラー映画のイノベーションだ!

戦争映画も良いかもしれない。
3D最初のヒット作のあの青いなんかの映画も、3Dの戦闘シーンが話題になった。
うーむ。やはり、ホラーやアクション映画を中心にカナリ面白そうだ。

遠隔地にいる誰かの360度カメラで撮影したライブ映像を見るのも凄そうだ。
真冬に暖房を入れていない部屋で、ハワイのビーチの360度映像に浸るのも興味深い。
僕の脳と身体はどう反応するのか。何をどう見ても常夏の景色の中で、ふるえる自分。いや、暖かく感じるのか?エアコン効き過ぎだー、とか思うのか?


ただ、今のヘッドマウントディスプレイではぜんぜんだめだ。
xメートル先の大インチディスプレイ、ではないのだ。視界全てを遮る映像でなければならない。
どの方向を見てもリアルタイムに映像が切れ間なく切り替わるのだ。

うーん、早く体験したい。
メーカーの技術者の皆様、がんばってください。ヨロピク~♪

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