火曜日, 1月 31, 2012

シネコンでの映画の見方

いつからか映画館はシネコンに変わっていった。
もちろん、今でも昔ながらの映画館もあるにはあるが、そっちはミニシアターと呼ばれるようになり、ミニじゃない方はシネコンとなったようだ。

ちなみに、シネコンとはシネマ・コンプレックスらしい。
映画にコンプレックスを抱く症候群のようにも読めるが、このコンプレックスは、"複合の"とかそんな意味らしい。
マザコン的な症候群系のコンプレックスは"感情複合"が元らしいが、ややこしいったらありゃしない。

シネプレックスという呼び名もあるようなのだけど、シネプレだとマクドナルドをマクドと呼ぶ関西地域限定的な感じもしたりしなかったりするので、とりあえず、シネコンに落ち着いたのだろう。

そんなわけで、僕の映画を観る場所は、「部屋」「ミニシアター」「シネコン」のどれかということになる。

●部屋
部屋に関しては、「観たいものを借りてきて(もしくは購入して)観る」となる。
プラスして、飲食しながら、とか、喫煙しながら、とか、自由気ままである。
観る格好も、限りなくだらしない。たいてい、見終わった後立ち上がると、ポロポロと煎餅のカスやピーナッツなんかが床に散らばるのだ。

犬でも飼っていたら、この瞬間はハッピーアワーになること間違いなしだ。

部屋観("へやかん"ではない、"へやみ")に関しては、観たくないものを借りてしまうはずは無さそうだが、ジャケ借りで失敗することも少なくない。
セクシー系と思ったらホラーだったとか、戦争モノだと思ったらホラーだったとか、恋愛モノだと思ったらホラーだったとか、しかも、そのホラーがたいして怖くない上に笑うこともできないとか、そんなケース。

そんな経験から、最近は、"借りる候補"を携帯メールの下書きに書き留めておいて借りる、というパターンが増えた。
50絡みのオジサンともなると反省を活かすことができるのだ。

●ミニシアター
ミニシアターに関しては、「行ってみて面白そうなのを観る」パターンが多い。
そもそも好みが「非ハリウッド」で、ヨーロッパもの、アジアものだったりするので、意外にも外れは少ない。
打率で言えばシネコン(ハリウッドもの)を圧倒し、イチローをも超えている印象がある。

加えて、ミニシアターの場合は、思いがけず監督の舞台挨拶があったり、10数分上映した所で「映写サイズを間違えたのでもう一度最初から映写します」なんて放映事故?があったり、数人しか居ない客の一人の携帯がピピピーと鳴って、「上映中は切っとけよー」なんて思ってたら「もしもし・・」なんて電話に出ちゃう客(ご老人)がいたり、ハプニングも楽しいものだ。

●シネコン
以前は「観たいのをやってるからシネコンに行って観る」というパターンが多かった。
ところが、満を持してのシネコンにもかかわらず、結果、「それほどでも(CMを見て期待したほどでも)無かった」という、残念な結果が続いた。

映画館で見た映画の人生ワーストも去年記録した。→これ

そんなわけで、仕方ないので新たなシネコン活用方法を考え、実践してみたので報告したい。

●(新)シネコンでの映画の見方
最近は、ハリウッドもの中心の大手の映画はどれを見ても大した差はない気がする。
むしろ、事前の宣伝の効果で、その映画に間違った期待をいだいてしまうことが多い。

だから、事前に何を見ようなどと決めてはいけない。
決めないまま、できることなら、今、何が上映されているのか知らないまま、とりあえずチケット売り場に並ぶ。

並んでも気を抜いてはいけない。「何を見ようか」「どれが面白いか」などと邪念に囚われてはいけない。
できるだけ目を閉じて、行列から聞こえてくる囁きにも耳を貸さず、心を無にしよう。

さて、チケット売り場に並んでいたことすら忘れた頃に自分の番になる。
チケット売り場の係員は、こう言うだろう。「何になさいますか?」

そうしたらおもむろに、「次の上映は?」と尋ねる。
質問に質問を返すのだから怪訝な顔をされることもある。
が、気にすることはない。こちらはチケット売り場の係員のバイトを成立させている立場なのだ。

「いや、今から最初に上映開始になるのは何ですか?」と毅然とした態度で問い返すのだ。

「はぁ、次はAKBナンタラで5分後です」とか言われたら、フィーリングで「その次の上映は?」と尋ねる。
「その次はMr.ビーンナンタラで15分後です」とか言われたら、またまたフィーリングで「更にその次の上映は?」と尋ねる。

係員がややイラっとした表情を見せつつ「その次は○△□×で25分後です」とか言われた辺りで、「じゃ、それ」と応えそのチケットを購入する。
それ以上やると、スケジュールを見て決めてから並んでください、と言われかねないし、社会人としてのモラルも問われてしまうので、まぁ、3つが限界だろう。

理想は、一番最初に上映開始になる映画にする、なんだけど、残念ながら小心者の僕はまだ試していない。
(まんが祭りだったら困るし、そもそも、AKBナンタラは映画なのか未だ謎だ。)

結果、やはり、「ま、面白かった」となる。
期待値0からの「ま、面白かった」なので、同じ物を厳選して見て「がっかり」するよりは良いのではないか。

●まとめ
映画のチケット料金は「従量課金制」にならないのだろうか。
10分150円で良いと思う。200円でも良い。
期待に胸を膨らまして、いざ上映開始、、、その10分後に後悔してもJAROに訴えられないのは悔しい。

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