木曜日, 12月 04, 2008

自分が初めて買ったレコード


初めてシリーズ、今日は、「初めて買ったレコード」。
これ、初めて聞いた、とか、初めて気に入った、とかではなく、あくまで初めて自分のお小遣いで買ったというレコード。

小学生の時は、親と一緒に買ったりしていたわけで、そんな時には、あっちの流行歌(古っ)のアイドルものなど買って貰えず、せいぜい、田中星児版の「ビューティフルサンデー」だったり、誕生日かなんかでゴネて買って貰った「夕焼け小焼けby松鶴家 千とせ」だったりしたわけだ。
今思えば、その何年か後、生涯聞き続けるだろう「Eddie Jeferson」というスキャットというか、もう、すげーVocalに出会うことを考えれば、和製のスキャット?を松鶴家 千とせとの出会いは必然だったようにも思えてくる。無理やりだけど。
(動揺とかクラシックとか、そーゆーのは、親の気持ちとは裏腹に「買って貰った」意識すらない。。。)


そんなこんなで、中学生。
当時は音楽ソースはラジオで、FMも聞いたけど、AMだってバリバリ聞いていた。
親は大人しめの因幡晃とか好青年"中村雅俊"なんかを、それとなく薦めてくるのだが、そんなんでは収まらないのが中学生。
とうとう出会っちゃいました。それは、「QUEEN」。折りしも習いたての英語、スペルを覚えにくい"bicycle"が連呼される「bicycle race」のヒットと共に虜に。


もう、来る日も来る日もラジオから録音した、唯一聞き取り可能なネイティブ英語「あいおんちゅーらいまいばいせーこー」を自転車通学の坊主頭の少年は連呼しながら田んぼの道をひた走っていたのでした。


そうして、アルバムが日本で発売になる!
ここで重要なのが、「初回販売分限定特性ポスター付」。これです。
そのポスターは当時のQUEENのライブ会場のステージに登場する「自転車に乗った何人ものオールヌードの女性」!
今思えば、ピンポイントで田舎の自転車通学男子を対象にしたかのようなマーケティング。

これは買わないわけにはいきません。
しかし、当時のLPレコードは一ヶ月の小遣いでも買えない様な値段。
何をどうしたのか覚えていないけど、とにかく、多分、テストの点数を担保にしたりして、ゲット。

ポスターが目的だか、音楽が目的だか、、そんなこんなの初めて買ったレコードなのでした。
(いや、音楽が目的です。フレディは亡くなったけど、未だによく聞いています。)

↓日本では非発売だったシングル版のジャケット

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