月曜日, 12月 15, 2008

ウサギとカメ




こんな記事を読んだ。この数年間の東芝と日立の戦略をウサギとカメに例えて比較した記事。
http://moneyzine.jp/article/detail/113887

経済知識や経営知識が無いから「感覚的」にしか考えられなかった事を、ちゃんとした論理で説明されていて、とてもわかりやすかった。
ウサギは転びやすかったり転んだ時に大怪我するリスクが高いという話。
(かといってカメも、好景気の時は「なにやってんだ、あの会社」となるわけだが、、、、)


そんな話を読んで、カメ、時々ウサギぐらいがいいかなぁ、、、などと考えていたら、こんなニュースも。
http://wiredvision.jp/news/200812/2008121523.html
脳の働きを活性化したり、集中力を維持したりする、本来は病気治療のための薬を、仕事に使う人たちの話。
Natureに「こーゆー薬は、人類にとって有益だから使った方がいいよー」な論文が掲載されたというニュース。
※論説「認識能力増強薬の、健康な人による責任ある使用に向けて


「使いたい人が勝手に使っていればいいじゃん。こっちに迷惑かけないでよね~」なんて思ったら、そう簡単な話では無い。
ビジネスの現場で使う人が増えると、使いたい/使いたくないに関わらず、自分一人が効率の悪い社員でいるわけにもいかず、誰もが使わざるを得なくなるという話なのだ。
現に、サービス残業は、そうゆう中で蔓延している。


このリンク先の話では、(米国では)大学生の7%と科学者の20%が使っているともある。
なんだそりゃ。今年一番呆れた話だ。
もう、そんな事すら良識(というのもお恥かしい)が通らないアホな国がこの世にあるのだ。


みんながウサギ、そんな世界に生きたいだろうか?
まるでナチスの優生保護政策のような薄気味悪さを感じてしまった。


この手の薬の多くがアメリカで消費されているらしい。
アメリカ発の愚かな歴史にならない事を祈るばかり。


このテーマに適当な写真をamazonで探してみて驚いた。
脳に直接作用する「薬」を奨励する本があった。この本は、「完全自殺マニュアル」の著者が書いていた。
気分の悪い話だ。←そんな話は書くなよ~(涙)

0 件のコメント: