金曜日, 7月 10, 2009

Compuserveってあったな~

パソコン通信の草分け、CompuServeがサービスを終了した。
(正確にはAOLのCompuserveClassic?とかいうサービスが終了した)

久しぶりにニュースでその名前を目にして、昔(とはいっても20年近く前なんだが)を思い出した。

インターネット民間開放の実験?かなんか、詳しくは覚えていないけど、インターネットにCompuServe経由でつなぐ事ができるという事を、多分、雑誌か何かで知った。
元々、日米のパソコン通信サービスの大手だったニフティとCompuserveが相互接続していて、ニフティの会員もCompuserveの会員とメール交換できたり、他にも相互にサービス利用が可能になっていた。アクセスポイントなんかも相互利用できていた。
(アクセスポイントの相互利用により、ニフティの会員であれば海外のCompuserveのアクセスポイント経由でニフティのサービスが利用できたりしていた)


そのCompuserveが日本よりも一足先にインターネットと接続されたのだ。

その当時、もうすぐインターネットがやってくると、その道(オタク道?)の世界では話題になり始めていた。
そのインターネットが、ニフティの会員ならCompuserve経由で利用できる!これはやらないわけにはいかなかった。
(こういう時に、"やらないわけにはいかない"と、勝手に思うのがオタクなのである。)


その頃、インターネットとは別の動きとして、草の根BBSと呼ばれる超小規模パソコン通信サービス?が、本当に草の根のごとくあった。
(当時はプライベートなパソコン通信コミュニティがたくさんあった。PC一台と電話回線さえあれば誰でもできたのだ。)
その草の根BBSサービスの相互接続っていうのも体験はしていたけど、世界中のネットワークがネットワークされた時に何が起こるのか、は、どんなに言葉で説明しても腹に落ちなくて、とにかく使ってみたかったのだ。

パソコン通信で情報入手したか雑誌で入手したか、覚えはないが、何しろ、使ってみた。
『ぴーーーーぴこぉんぴこぉん、、、ツツツ、、がーーーーーひゃーーーーー』
モデムがニフティに繋がる。
程なくニフティのメインメニューがツラツラと表示される。

===こんなメニュー===
NIFTY-Serve TOP
1. サービス案内・検索       2. 電子メール
3. 掲示板             4. CBシミュレーター
5. フォーラム/ステーション    6. ニュース/スポーツ/天気予報
7. 企業/経済/人物/行政     8. 科学/技術/翻訳
9. 書籍/教育/就職        10. 趣味/旅行/生活/ボランティア
11. 占い/クイズ/ゲーム      12. ワープロ/コンピューター
13. ショッピング          14. 海外データベース(INFOCUE)
15. コンピュサーブコーナー     16. ビギナーズコーナー
17. 他ネット接続サービス      18. 終了

===なつかし画面ここまで===

いつもならここからフォーラムに入っていく(go fxxxx)のだが、この日は、もしかしたら一度も選んだ事のないCompuserveを選択する。

多分、Compuserveのメインメニューにインターネットへのtelnet接続かなんかのメニューがあった。
とりあえず、メジャーなコンピューターメーカーのネットワークが繋がっているのかログオンの画面を呼び出してみた。
コマンドを投入(多分、"logon xxx.com"とか打ち込んだ)したら、ここからが興奮。
「Welcome to xxx.com. Please enter your ID」とかなんとか表示されて(記憶不鮮明)、おぉーっ、かの悪玉巨大企業が、あっさり玄関まで通してくれた、と、いくつか適当にID/PWを入れてみたりした。
(小心者なので三回試してやめました。汗)

なにしろ、それが、初めてのインターネットだった。そこにCompuserveが存在した。

人間の寿命に対しドックイヤーで変化し続けるIT業界。
Compuserveも変化の中で消えていくわけだけど、まるで、アイドルかなんかのエンターテイメント業界の様なスピード感。

そのスピード感や変化が必要なのかどうか、は、わからないけど。
Compuserveに(こんどこそ)合掌。

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