(正確にはAOLのCompuserveClassic?とかいうサービスが終了した)
久しぶりにニュースでその名前を目にして、昔(とはいっても20年近く前なんだが)を思い出した。
インターネット民間開放の実験?かなんか、詳しくは覚えていないけど、インターネットにCompuServe経由でつなぐ事ができるという事を、多分、雑誌か何かで知った。
元々、日米のパソコン通信サービスの大手だったニフティとCompuserveが相互接続していて、ニフティの会員もCompuserveの会員とメール交換できたり、他にも相互にサービス利用が可能になっていた。アクセスポイントなんかも相互利用できていた。
(アクセスポイントの相互利用により、ニフティの会員であれば海外のCompuserveのアクセスポイント経由でニフティのサービスが利用できたりしていた)
そのCompuserveが日本よりも一足先にインターネットと接続されたのだ。
その当時、もうすぐインターネットがやってくると、その道(オタク道?)の世界では話題になり始めていた。
そのインターネットが、ニフティの会員ならCompuserve経由で利用できる!これはやらないわけにはいかなかった。
(こういう時に、"やらないわけにはいかない"と、勝手に思うのがオタクなのである。)
その頃、インターネットとは別の動きとして、草の根BBSと呼ばれる超小規模パソコン通信サービス?が、本当に草の根のごとくあった。
(当時はプライベートなパソコン通信コミュニティがたくさんあった。PC一台と電話回線さえあれば誰でもできたのだ。)
その草の根BBSサービスの相互接続っていうのも体験はしていたけど、世界中のネットワークがネットワークされた時に何が起こるのか、は、どんなに言葉で説明しても腹に落ちなくて、とにかく使ってみたかったのだ。
パソコン通信で情報入手したか雑誌で入手したか、覚えはないが、何しろ、使ってみた。
『ぴーーーーぴこぉんぴこぉん、、、ツツツ、、がーーーーーひゃーーーーー』
モデムがニフティに繋がる。
程なくニフティのメインメニューがツラツラと表示される。
===こんなメニュー===
NIFTY-Serve TOP
1. サービス案内・検索 2. 電子メール
3. 掲示板 4. CBシミュレーター
5. フォーラム/ステーション 6. ニュース/スポーツ/天気予報
7. 企業/経済/人物/行政 8. 科学/技術/翻訳
9. 書籍/教育/就職 10. 趣味/旅行/生活/ボランティア
11. 占い/クイズ/ゲーム 12. ワープロ/コンピューター
13. ショッピング 14. 海外データベース(INFOCUE)
15. コンピュサーブコーナー 16. ビギナーズコーナー
17. 他ネット接続サービス 18. 終了
===なつかし画面ここまで===
いつもならここからフォーラムに入っていく(go fxxxx)のだが、この日は、もしかしたら一度も選んだ事のないCompuserveを選択する。
多分、Compuserveのメインメニューにインターネットへのtelnet接続かなんかのメニューがあった。
とりあえず、メジャーなコンピューターメーカーのネットワークが繋がっているのかログオンの画面を呼び出してみた。
コマンドを投入(多分、"logon xxx.com"とか打ち込んだ)したら、ここからが興奮。
「Welcome to xxx.com. Please enter your ID」とかなんとか表示されて(記憶不鮮明)、おぉーっ、かの悪玉巨大企業が、あっさり玄関まで通してくれた、と、いくつか適当にID/PWを入れてみたりした。
(小心者なので三回試してやめました。汗)
なにしろ、それが、初めてのインターネットだった。そこにCompuserveが存在した。
人間の寿命に対しドックイヤーで変化し続けるIT業界。
Compuserveも変化の中で消えていくわけだけど、まるで、アイドルかなんかのエンターテイメント業界の様なスピード感。
そのスピード感や変化が必要なのかどうか、は、わからないけど。
Compuserveに(こんどこそ)合掌。
0 件のコメント:
コメントを投稿