木曜日, 9月 16, 2010

女性諜報員とワーキングマザーの同一性


諜報員は深夜に敵基地に忍び込む。
(ワーキングマザーは、残業後、閉店間際のスーパーに駆け込む。)
敵基地で入手した情報を持ち帰り、食事をとりながら、睡魔と闘いながら潜入時に負った傷の手当をしつつ、持ち帰った暗号の解読。
(家に帰り食事を済ませ、息をつく間もなく食後の睡魔と闘いながら、お洗濯や翌日の子供の食事やお弁当などを準備。)
本部から早朝明け方の定時通信。パソコン画面の向こうで背広姿の上司へ報告と上司からは、夕べの敵基地に再度潜入の指示。
(部活朝練の子供に合わせて早起きし、朝食準備。眠い目を擦りながら子供と会話。子供から、ひと月も前に案内されていた明日期限の学校への提出物がある事を知らされる。)
世を忍ぶ仮の姿、事務員として仕事に出かける。目立ってはいけないため、ほどほどにオシャレをし、ほどほどに仕事をこなす。ただ、よく見れば、その眼光は鋭い。
(生活の糧を得るために事務員として仕事に出かける。それどころではないため、ほどほどに身なりを整え、ほどほどに仕事をこなす。ただ、よく見れば、その眼光は眠いか必死かどちらかである。)
定時が過ぎ、仕事はできるがチャラい同僚から飲みに誘われるが、つれない態度で断る。今夜も潜入捜査が待っている。
(定時が過ぎ、仕事も出来ない上にセクハライエローカードの同僚から飲みに誘われるが、つれない態度で断る。今夜こそ夕べ売り切れていた特売の豚コマをゲットするのだ。)

と、目的が異なるだけで、さほど生活に違いはないということに気がついた。

諜報員もワーキングマザーのどちらにも僕はなれないけど、心から尊敬します。

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