日曜日, 10月 04, 2009

Youtubeと有料ニュース


●NMP-1000高稼働率
NMP-1000、毎日使っています。=テレビを見る時間が減っている。
毎日、何に使っているかというと、予想以上にYoutubeの閲覧が多いです。
※NMP-1000のマイアカウント機能を使った閲覧は相変わらず出来ないままですが。。。ファームアップ待ちですね。

Youtube、何をいまさら、という感じですが、リモコン+Youtubeは最強なのです。
その日の話題の動画タイトルをパラパラ眺めて、見逃した「イチローの退場シーン」だったり「(前日深夜の)朝まで生○レビ」だったり、何処かのマイナーな放送局の真摯な報道番組だったり、そんな感じのザッピングに満足です。

●PC(マウス操作)はリラックスできない
PCでYoutube、の場合は、キーワード検索や関連動画の表示、選んだ動画の全画面表示、HQモードへの切り替え、、、、、見たい人へのカスタマイズが自由なだけ、手間も多い。
NMP-1000でYoutube、の場合は、リモコン片手にお仕着せの「最近登録された動画/人気の動画・・」という入り口を選んで、あとは最大で15個にサムネイル表示された中から選ぶだけ。結局、マウスというのは、選択肢が少ないモノを選ぶ時にはストレスにしかならないのかも知れません。もしかすると、「(選択肢があるのに)選択しない」のは、ジワジワとした気がつかないストレスになっているのかもしれません。
ショッピングチャンネルを見て、買わない選択をするときに似たストレス。
話がそれちゃいました。要するに、右か左か?という少ない選択肢を選ぶならマウスより左右ボタンがいい。

●所詮、過渡期の使い方
この使い方、既存の民法テレビ局のCM収入によるビジネスモデルも、動画サイトの広告モデル、いずれにも結びつかないことは歴然としています。NMP-1000でYoutubeを見るということはコンテンツ以外は何も表示されないのです。テレビ局はYoutubeを苦々しく思い、youtubeもNMP-1000的な使われ方は苦々しく思っているに違いません。

ということは、この使い方は民放テレビ局やYoutubeのビジネスモデルが変わらない限りメインストリームにはなり得ない。だって、みんなが同じような使い方をしたら、ビジネスモデルが成り立たなくて番組が提供されなくなるわけだから。
逆に言えば、この使い方が増えていくのが、ユーザー利便性から必然だとすれば、早晩、新しいビジネスモデルが確立されるということです。

●メディアプレーヤーがメディア改革を進める(座布団一枚!)
地デジで面積が増えた画面にCMを流し続けるとか、閲覧回数をキーにYoutube側でCMを映像に重ねて配信するとか、広告によるビジネスモデルの見直しは時代の要求なんでしょう。旧来型メディアの雄の新聞においても、近いうちに広告料問題(販売部数激減を隠匿し販売部数を水増しすることで広告料を維持している)が社会問題になってくるでしょうから、早晩、日本でも大手メディアの淘汰とベンチャーメディアの下克上?が始まるでしょう。

●有料でも構わない
そんな中、新聞も取らない私が、有料ニュースサイトの契約をしました。
http://www.accessjournal.jp/
ニュースサイトといっても、フリーのジャーナリストが提供する情報なので情報量は極々限られてしまいますが、大本営発表的な新聞やテレビでは報じられないニュースがいかに多いかを感じさせられます。
この場合、そのジャーナリストの姿勢に共鳴できるかどうか、がとても重要なので、多分、共鳴できない記事が続いたりすれば解約することになるんだろうな。

読み始めて二ヶ月ぐらい経ちましたが、まぁ、満足しています。
毎日、テレビを賑わせるニュースの影で大手マスコミが伝えたくない/意図的に伝えない情報の多さに驚かされます。

●ネットがもたらすもの
結局、ビジネスモデル、というのは変わらなければ品質が下がっていくわけです。残念ながら多くの企業は収益が上がれば安穏と居座り続けるモノなのです。残念なのは、大手マスコミが抱え込んだ優秀な人材が、ジャーナリストとして活かされないことです。
優秀な人材が・・・・って、ちょうど官僚関連の話題と同じですね。彼らの強固なビジネスモデルが彼らの仕事の品質を貶めている。

とは言うものの、こっそり旨みをを吸い続けることは許されません。ネットのお陰で彼らが伝えたくない情報も伝わってしまっています。記者クラブ問題が典型です。
30年ぐらい前にインターネットレボリューションとか言われた革命は、今日も、着実に進んでいるのでした。


※Youtubeの法的な問題についてはここの解説がわかりやすいです。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080811/156329/?ST=print