金曜日, 10月 02, 2009

パーティーショットwith DSC-WX1



先日、3年?振りにデジカメを買った。
この春辺りからデジカメ買い換えは、なんとなく、意識にあった。
ところが、「これっ!」っていうモデルに出会わず、最近では、そんな事は忘れていたのだった。

なんとなく、意識にあったことは、
①HD(16:9)の画像/映像を見る機会が増えてきた。
 今まで使っているデジカメは、いわゆるSD画面だ。
 何がどうというわけではないのに、16:9の画面を見慣れてくると、SDの4:3の画面が、どうにも古ぼけて見えてしまう。
②星空を撮りたい。
 ここ沖縄で暮らしていると綺麗な月や星を写真に撮りたいと思う事がよくある。
 何度かチャレンジしたのだけど、今まで使っているデジカメでは断念せざるを得なかった。
の2点を満たして、かつ、日常的に持ち運べる物だった。


そして、出会った決定打とは、
③パーティーショット。
 あのアイボで培った技術をデジカメに。全自動で首振りながら撮影する!
アイボですよ。全自動ですよ。


やはり、人は「自動」という言葉に弱いのだと思う。
一方で人は「自動」という言葉を警戒する。

警戒するのは「自動的に動く機械」周辺で、何かしらイタい記憶があるからだ。
自動ドアが故障して手動ドアになっているのに、「反応しない」と思い込んだ人はイタい。

ということで、①と②で潜在的な購入動機があったところへ、③の決定打でついついポチッとしたのだ。
ポチッと押した後の「衝動買い」的ななんとも言えない罪悪感は、購入プロセスではない。
購入の決定打が、「自動」だったからだ。

さて、その新デジカメ。SONY DSC-WX1君とオプションIPT-DS1。

夜景は凄い。星空の撮影はまだやっていないが、ベランダから月を撮影してみた。
こんな感じ。月の左下に肉眼で見たイメージ通りに星が!



そして、問題の自動機能=パーティーショット。

使い始めると予想以上に面白い。
会社のランチに持ち込んでみたんだけど、オジサン達が、興味津々覗き込む。
通常なら、オジサンがオジサンにカメラを向けると、「なんだよ、何か文句あるか」的な構えた感じになるか、もしくは、ひきつった笑顔になるか、どちらかである。
なにより、オジサンはオジサンを好きこのんで撮ろうとは思わない。撮る側も「なんでこんなの撮らなきゃならんのかねぇ」と、思いっきりネガティブモードにしかならない。
撮る側も撮られる側も笑顔が引きつるのだ。

結果、会社の同僚のオジサン達の写真は、飲み会で真っ赤な顔をして口元に泡を溜めているような、情けない写真が多くなる。

ところがだ、この、パーティーショットを使うと驚きだ。
小皿をひっくり返したような台座に小振りなデジカメが固定され、デジカメがまるで台座に載った頭を上下左右に動かす姿に、なんとオジサン達は、孫の顔を覗き込むような態度・表情になる。

なんだこれは。このオジサン、こんな表情をするのか、と驚かされる。

多分、オジサンは小さい物がキュルキュル動く様子に出会うと、キュンとなるのかもしれない。
そう言えば、オジサン達は、ラジコンやロボット系に対しては寛容だ。この手の物に対しては、「今どきの若い者は」発言は聞かれない。

こうやって、パーティーショットデビューを果たした、新マイデジカメ。
食事しながらテーブルに設置して撮る、これは大成功。想定通りの使い方。

調子に乗って、職場での講習会で設置してみた。
教室形式での講習会で、正面のホワイトボード近くに設置した。

しかし、一枚もシャッターが切られることはなかった。
パーティーショットは、「近距離(2m以内ぐらいか?)」「笑顔」がキーとなって自動的にシャッターを切る。

教室の端に置かれたWX1君は、近くの笑顔を探して、ひたすら首を振り続けたのであった。
残念。

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