木曜日, 10月 22, 2009

「すかいらーく」消滅へ。。。


「すかいらーく」名の店舗消滅へ。
(ダイヤモンドオンライン)



まぁ、予定通りというか、時間の問題だったというか、以前にも感傷的にならざるをえなかった("投資会社はなぁ2008/08"、"身の丈という贅沢2008/07")「すかいらーく」がとうとう「すかいらーく」名の店舗が無くなるのだそうだ。

創業以来の「すかいらーく」の店舗は消えて、ガストなどへの店舗になるという。

とはいえ、外食業界でも屈指の品質で高い評価のセンターキッチンだったり、外食産業全体が冷え込む中での業績の底力への評価など、野村PFでの経営再建はうまくいったとの評価らしい。近いうちに売りに出されるとも。。。


創業者は、きっと僕には想像も出来ないような財を築いたのだろうが、果たして財以外に何が残ったのだろう。どんな気持ちでいるのだろう。
若い時分に心血を注いだものが消えていくというのは、あるいは、若い時分に心血を注いだものがマイナス評価されるというのは、築いた財をもってして見合うのだろうか。。。

お金中心の価値観の元では、競争とは「規模」の競争になってしまう。規模の競争だから株式化が必要だし、株主様の意向を考えれば理想ばかりを追うわけにはいかない。

競争に突入していく時に、看板やそれまでの労苦への執着を捨てて、「割り切る」事をしなければやっていられない。
一方で、看板や労苦への執着無しに、お金への執着だけで創業一代でウン千億円もの売り上げを誇る企業には発展するのは難しいだろう。

きっと正解はないのだろう。
ベンチャーだった時代の「すかいらーく」にバイトとして参加しながらたくさんの勉強をさせてもらったし、あの勢いを体験させて貰えたこと、会ったこともないが、創業者兄弟に感謝。

もう、Gチキン食べに行かなくてもいいかな。

※はみ出し
ふと、最近のサラリーマンは、企業創業者と似たり寄ったりかもと思った。
成果主義という時の「成果」は、要するにお金だ。尺度もお金(売り上げ)なら、報酬もお金なのだ。
仕事が、単にお金儲けでしかない仕組みになってきている。
使えないダムに群がる天下りの人達と変わらない。。。

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