金曜日, 9月 04, 2009

旧盆明けました


この三日間、沖縄では旧盆でした。
三日間、夜になると町にエイサーの太鼓の音が響きます。
今夜は最終日、深夜12時過ぎまで太鼓、三線、男性の掛け声が響いていました。

三日間それぞれに呼び名があって、
1日目:ウンケー(迎え)
2日目:カンヌヒー(中日)
3日目:ウークイ(送り)
と呼ぶのだそうです。

エイサーの太鼓だけでなく、旧盆が9月にかかった場合は、夏休みを明けたばかりの学校もお休みになったり、さすがに最近では会社関連は休みの所は少ないとはいうものの、休暇を取る人も多く、車通りも少なくくなります。
そんなわけで、街は、どこか神聖な空気に包まれたように感じる日々でした。

お盆や旧盆のなりたちはこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/お盆


中年ともなると、お世話になった人達との死別が増えてきます。身内だけみても祖父母に始まり大叔父叔母、最近では親の世代とのお別れも。。。
また、数だけではなく、最近は、一つ一つの別れがとても重く感じられるようになり、「この先、自分は耐えられないのではないか?」などと考えたり。。
僕のお葬式の一番古い記憶、祖父が亡くなった時の記憶。今、自分は、あの時の親の年代になっているんだと、当たり前ながら気がつきました。

そうやって人の生き死にを考えるのに、お盆の風習はとてもよいのだろうな。だから、この習慣が定着したんだろうな。。。などとエイサーの太鼓の音を聞きながら思うのでした。


そういえば、ウンケーの夜、ラッシー(隣の家のシェパード犬)は一晩中吠えていました。
旧盆が過ぎ、まだ沖縄の日中は暑いとはいえ、風のある時は(日によっては)扇風機無しで過ごせる夜もちらほら。
そうやって、沖縄は沖縄の秋を迎えています。

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