水曜日, 12月 08, 2010

テレビ型携帯電話なら許す



とりあえず、良いことも悪いことも最初に体現するアメリカで、いよいよ「煩いCMの音量を下げる法律」が施行されるのだそうだ。
音量を下げると言っても、音量を普通の番組と同じレベルにする、ということ。
仕方がない、と諦めていた、あの、CMになると音量が上がる現象、というか、放送局がスポンサーに阿って(おもねって)、CMになるとボリュームを大きくしていていた。

この「CMに限ってボリュームを大きくする戦略」で、以前の私の家庭では、一悶着あったのだ。
ニュース番組とか、まぁ、普通にテレビを見ているときは平穏無事なのだが、CMになった途端、音に神経質な家族から、「テレビの音下げてよ」とクレーム。
そう、見るテレビ番組の趣味が全くもって合わない場合、チャンネル戦争を回避したとしても、その後、"CMの度にボリュームを下げる下げない戦争"が勃発するのだ。
ということはだ、テレビ局よ、もう、かれこれ10数年、そんな姑息な手段で、スポンサーの機嫌を取っていたわけだ。


普通に考えれば「当たり前」の状態にするだけの話だ。
この、「当たり前」の状態にするために、何十年もかかり、法律まで必要だったと考えると、本当に人間は賢いのか疑問になる。
よくよくよく考えると、そもそも、CMの時間と番組の時間では、消費するエネルギーが違うはずだ。
エコなスポンサーは、今後、暗く静かなテレビCMを流すべきなのかもしれない。。。なんてなぁ。


なにはともあれ、良いことだ。大歓迎だ。
なんだったら、聞き耳をたてなければ聞こえないぐらい音を小さくして、映像も「ぼーんやり」すると、むしろCMの効果はあがるかもしれない。
「ン?、何のCMだ?、、、聞こえないし見えないし、、、もっと見せてくれ~。。。。」
なわけないか。

そういうスポンサー至上主義、視聴者シランプリ業界だからだろうか。最近のテレビCMにもう一つイラっとすることがある。それは電子音だ。

携帯電話の着信音、バイブ音、そんな感じの音が、地デジ対応した新しいテレビのスピーカーからリアルに鳴り響く。
電子音は方向感が曖昧になるため、必ずしもテレビから鳴ったのかどうか確信しにくいのが、CMを流す側のミソなのだ。

しかも最近は、普通にCMのバックで流れるBGMや効果音に仕込まれている。
その上、いい気になったのかどうかは知らないが、バラエティ番組でもこの電子音をガンガン使い始めているように感じる。

なんとかならないものか。
そもそも携帯電話ですら、一日中ほとんどマナーモードで使っているのに、何で、CMの携帯電話もどき電子音に「ハッ」としなきゃならないのか。本当に迷惑だ。

ググってみると、そんな人は僕だけでないとわかる。
○ドバシカメラ、トイザ○ス、ビック○メラ、○ーリツ、とかが取り沙汰されているようです。

こーゆーのが、アメリカのように法律でないと規制できない、というか、規制しないとヤメラレナイ。
CMの音量や電子音で、そのCMの会社の人だって、当然、「煩い」「耳障り」と感じている人だっているはずなのに、自らはヤメラレナイ。
そして、普通の番組にまで取り入れはじめているTV放送業界。


言ってみれば、こーゆーのは、駅前や繁華街の強引な客引きと基本的な考え方は同じだ。
大声で興味を引かせる。気になる掛け声「ほら、そこの奥さん」とかと同じ。


繁華街の客引きに声をかけられても、「見えません、聞こえません」に徹して通り過ぎるように、この手の輩とのトラブルを避けるには、テレビを見ない。あるいは、録画しておいてCMを見ない。それが一番。
・・・あれ、自己解決しました。

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