土曜日, 12月 18, 2010

吸引力が変わらない、もう一つの(革命的)方法



最近、掃除機を買い換えた。

5年ほど使っていた掃除機、使っていたといっても、掃除の頻度が少ない(掃除はなんか苦手である)ので、使用回数は2年分ぐらいで、吸い込んだゴミの量は5年分、といったとこか。

これまで使っていた掃除機は、不精な自分の性格を考え、いわゆるフィルター買い替え不要←洗えるやつ、のモデルだった。
これはとても自分にはマッチしていたようで、なんだかんだと、たまーーーーーーにフィルターをガシガシお風呂場で水洗いして使ってきた。

一方、ガシガシ水洗いする、ということは、掃除機の使用を終えたタイミングでゴミを捨てることになる。
別に、掃除しないときに「掃除は別の日にやるとして、たまには掃除機のゴミを捨ててフィルターを洗うか」ということには、普通はならない。はずだ。少なくとも僕が普通であればそういうことだ。

むろん、僕の家に使用人が何人もいて、執事がいるなら、話は別だ。

「おい、山岡(←執事の苗字イメージ)、明日辺り掃除をする気分になるかもしれぬ、掃除機のフィルターをガシガシと洗っておくよう誰かに言っておいてくれ」
これなら掃除しないときにフィルターを洗う可能性はある。
が、うちには山岡どころか、山田も田岡も鈴木も水上も池田も金子も川田も竹本も、ましてや大塚もいないのだ。

そういうわけで、掃除機のフィルター洗いは掃除の後、ということになる。
そうすると、肝心の気合が入った掃除の日には、僕は超テンションが高いのに掃除機は唸るばかりでやる気なし、ということになるのが常だ。

こうして、フィルター洗い後だけは二人のテンションは高いのだけど、フィルター洗い後のテンションの高い時期が、最初の頃ほど長続きしなくなった。

そして、ある時からグンと吸引力が落ちた。フィルター洗いの効果も無くなった。

分解してみたり、できることはほぼやりつくし、一時は復活したように見えたが、結局、すぐに同じ音だけ立派で吸引サボタージュ状況は変わらず、継続使用を断念したのだ。

二人の蜜月は終わった。
そして、泣く泣く使い慣れた掃除機君は下取りに出され、新たな掃除機君がやってきた。

これだ。


どうだ。見るからにテンション高いぞって顔をしている。
電源を入れると、青い部分が青く光っても不思議はない。(でも、そのような機能はありません。)
ともすると、このまま自走式で掃除してくれると良いのだが、そこは二人で愛を育む仕様となっており、常に私が手を添えてあげないと掃除はしない。なかなか、慎み深いのだ。
ましてや、電源を入れずに部屋の隅に置いておくと、ジッと、私が声をかけるまでジッと待っている。

二人の愛の作業としての掃除。
昼は独り大人しく慎み深く部屋の隅で待っている、
そして、夜にスイッチを入れたともなるとその慎み深さはどこへやら、大胆奔放かつ激しく吸引するのだ。

。。。なんか変な話になってしまった。


もとい、使い始めてすぐに東芝製のこの掃除機の良いところが、実はとてつもなく良いことだとわかった。
もっとアピールしても良いのではないか。
それは、フィルターに普通のティッシュペーパーをセットできるのだ。

掃除しているうちに吸引力が弱くなったと感じたら、ゴミ箱に掃除機のゴミカセットを持っていき、ポチッとスイッチを押すとパコンとカセットが開き、ポトンとティッシュと共にゴミが落下するのだ。

たったこれだけの事なのに、掃除機の使い方が変わるのだ。
どう変わるかというと、例え掃除中であっても、吸引が弱くなった気がしたら、ポチッ・パコン・ポトンとするだけで、快適に掃除が継続できるのだ。

ということは、不精な僕みたいな人間はゴミを溜め込み吸引力をおとしているのだけど、ポパポで済むならしょっちゅうゴミを捨てることになり、そもそも、ゴミを溜め込みすぎてフィルターが詰まるような事自体が少なくなるわけだ。

これに気がついてから、ちょっと、掃除が好きになったかもしれないのでした。

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