日曜日, 12月 26, 2010

洗剤業界のイノベーション



手っ取り早く商売をやるなら「食べ物屋」をやりなさい。と、どこかで聞いたことがある。
要するに、原価割合の小さい商売=水商売がビジネスとして効率的なのは言うまでもない。

中でも、香水や化粧品の類の水商売っぷりたるや、どんだけ薄めてるんだ~というかんじだろう。。

一方、薄めない商売を「原液商売」だとすると、原液商売は何故か、通販や訪問販売の一部ではみかけるけど、スーパーの棚に並ぶような商品では殆ど無いのではないか。
多分、原液商売は、ビジネス規模が小さくなるから、そこに斬り込む大手メーカー=ビジネス拡大が最優先の団体、では取り組む気にならなかったのかもしれない。

ビジネス規模だけの問題なら、まぁ、勝手にやっててもらって構わないのだけど、流行りのエコの観点ではそうはいかない。水商売は地球に優しくないのだ。
薄めれば薄めるほどビジネス的には高効率ビジネスになる一方で、地球に取っては厳しいことだらけだ。
「薄めるために水を大量に使う」
「大きい容器が必要になる」
「容器に詰めるのに時間がかかる」
「一度に運ぶ量が少なくなる」
「倉庫の場所を取る」
「店頭の場所も取る」
「買った人が運ぶのも一苦労」
「交換用も嵩がはる」
「捨てるゴミも余計に増える」

原液を流通させれば、その間の物流コストも保管コストも激減するのがわかっているのに、相変わらず水で嵩を増やして商売しているというのは、エコではない。

きっと、水商売関連企業は、分かってはいるけど世の中にバレルまでは、その話はしないでおこうなー、ってな感じで何食わぬ顔で、水で嵩を増やして商売を続けているのだ。

そんな中で、洗剤の原液ビジネスが話題になっていた。


僕個人としては、洗剤よりも飲料系「コーラとビール」の原液に期待するなぁ。

さあて、この手の原液ビジネスに「イノベーション」や「環境」を標榜する各老舗ブランドはいつ本格的に乗り出すのだろう。

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